2022年(令和4年)11月
所用があって、このところ何度か安曇野へ出掛けています。大阪在住のころ、安曇野の風景に魅かれて訪れて以来。
夜行バスで早朝に松本へ着くと、始発電車にちょうど間に合います。
もし、戻りも高速バスならば松本駅からすぐ向こうに見えるDELiCiA(デリシア)から出発します。片道3,500円という格安。
松本駅からは、安曇野のほか上高地へも行ったことがあります。ここから長野へ足を延ばしたことも。
所用を終えて穂高駅のお蕎麦屋さんへ向かいました。かつてもここで食べた記憶がありましたが、その記憶のとおり今もお店がありました。一休庵です。
箸袋には穂高駅から見える北アルプスの山が描かれています。でも、電車に乗っていると同じ安曇野でも一駅違うと見える山もまったく違うので、きっと「地元の山」もそれぞれ違うんじゃないかと思いました。
お昼の時間はとうに過ぎていますが、それでもお店はほぼ満席。観光シーズンが過ぎても人気店です。
注文したのは天ぷら盛り合わせ2,200円。海老、舞茸、かぼちゃ、白身魚など。なかなか美味しい天婦羅です。しかも安い。
もりそば770円。観光に来ているのではないので、お酒もなし。でもさすがは信州。とても美味しくいただきました。わさび農園もすぐ近くだしね。
曇天の安曇野。安曇野穂高ビューホテルへ泊まります。送迎バスを予約していましたが、早くに所用が済んだので時間を早めてもらいました。そのとき対応してくれたスタッフさんが「夕食なしのプランになっていますが、こちらには何もないので用意してくださいね」と声をかけてくれました。
それはなんと!持ち込みOKをこんなに丁寧に説明してもらえるとは驚き。近くの西友で買い込んで、穂高駅でお迎えのバスを待ちます。
安曇野へ来たら、たぶんたいていの人は穂高駅か2つ手前の豊科駅で下車するでしょう。私もここからわさび農園や山麓線などを巡りました。
送迎バスは一ノ沢登山道へ向かう林道へ入って行きます。こんなにも森の中なんだ・・・ホテルまでは20分ほど。
全国旅行支援の影響もあって、晩秋の安曇野にも宿泊客は多く訪れています。
森の中にチャペルもあるという、このあたりでは大きなホテルです。
評価はそこまでよくないけれど、どうかな?
でも、中に入ると大きなマントルピースがあり、なかなかの雰囲気。思っていたよりも落ち着いていて、森の中のホテルという雰囲気が出ています。
ラウンジの脇にはワインコーナーがあり、フロントで500円玉をコインに交換してもらって、ワインを楽しむことができます。
お土産物も充実。全国旅行支援の金券があるので、ここで使いました。
目的が旅行ではなかったので、ワインコーナーで一番高いワインを買って終わりにしようと思ったら「これは地元ワインの紹介で売り物ではないんです」。すみません。引っ剥がしてレジへ持って行っちゃいました。
森の中にあって、直前だったため食事がついていません。足のない私たちは出掛けることも無理。事前に送迎バスを予約したときに、フロントの女性がそのことを伝えてくれていたので、食料を調達して乗り込みました。
部屋は和洋室。古いホテルですが、落ち着いています。
この和洋室の部屋は、フロントからかなり遠いです。しかも、大浴場は敷地の両端にあるので、どちらのお風呂も遠いのが難点。
浴衣とタオルが用意されています。バスタオルは部屋から持って行かないと、お風呂場には置いていません。
和室は6畳。これだけあればゆっくりと過ごせます。事実、ここへ籠りっきりで2番パソコンで作業していました。インターネットはサクサク動きます。冷蔵庫は空で開放してくれています。
一応、バスルーム付き。温泉があるから使わなかったけれど。
洗面所には、石鹸とドライヤーが備えてありました。コスメ類は大浴場にのみあったはず。
トイレは入り込んで取れるほど広くなかったのですが、まぁ及第点でしょう。
エレベーターに掲げられた安曇野ガイドマップ。北アルプスがずらりと名を連ねています。ここから近いのは常念岳。ホテルから林道を突っ切って、一ノ沢登山口から登る山です。
常念岳は、日本百名山にも数えられている標高2,857mの山です。曇り空ではその美しいはずの姿が物悲しく感じましたが、地元のシンボルの山のひとつです。
夜のラウンジ。こんなに人の集まるラウンジも珍しいというぐらい、皆さんワインを片手に寛いでいました。
私も取り敢えず一仕事終えて、一杯だけ楽しみました。森の中のホテルでの過ごし方に相応しい空間、落ち着きが素晴らしい。
ほとんどのスタッフは、よい距離感を保ちながら気配りが行き届いており、ホテルに泊まる醍醐味を感じられました。普段のように、泊って帰るだけであれば気づかないことも、缶詰め状態だと感じられるんですね。
外はグランピング用のテントが2張。晩秋とも初冬とも言えるこの時期の落ち着きを味わえる空気に満ちていました。
もっと星がきれいな夜であれば、グランピングの醍醐味はさらに増したことと思います。
残念ながら翌朝は雨交じりの天気。でも、グランピング施設の雰囲気の良さは、ちょっと感じられるんじゃないでしょうか。
旅行でもないのに、旅行支援を受けるというのはなんとも複雑な心境でした。一番高額のワインが12,000円だったので、それを購入して終わりにしようと思ったら、商品を紹介しているだけで売り物ではないと言われたので、その中でもっとも高かったものを。
あとは片っ端から食べそうなものを買い込んで戻りましたが、作業中にシードルを飲んだ以外は今も開封せずに置いてあります。
こちらは、徐々にいただきました。「ブルーベリーな気分」はポソポソしていていまひとつでしたが、わさび味のあとふたつは安曇野らしさがあってお土産としては良かったと思います。
まだまだ安曇野へは泊まります。とりあえず同じホテルは避けますが、ここはリピしたい。今度は夕食付きで戻って来たいです。
ただ難点は大浴場で、遠いうえにシャワーがすぐに水になるところ。ほかの人の様子を見ながらお湯を出してもダメ。カランの数も多くなかったのに、なんでだろ。
朝のバイキングも悪くなかったです。旅行で来ていたなら、もっと楽しめたんだろうけど、ね。
2泊2人朝食付き33,000円×2泊=66,000円
全国旅行支援 -20,000円
ポイント即時利用等 ‐14,691円
計 31,309円