英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【大阪】「美々卯」うどんすき&「菅屋」金覆輪はおススメ

2023年(令和5年)7月1日(土)

 

最後の全国旅行支援を使って、所用で長男に会いに大阪へ行ってきました。大阪駅の隣駅、福島のイタリアン「via del emme(ヴィア・デル・エンメ)」でのランチを前回にご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

大阪駅(=梅田駅)は何度も通り過ぎているのだけれど、降り立つのは久しぶりです。ランチを隣の福島駅近くで予約したので、全国旅行支援の地域クーポンが使えるお店を物色することにしましたが、聞いてみると阪神百貨店、阪急百貨店、大丸百貨店とも、ごくわずかの店舗でしか使えそうにありません。ふむ。そこで、阪神百貨店麵類日本料理店「美々卯」うどんすき(8,800円)をテイクアウトしました。帰りに受け取れるように注文しておきましたが、なんといってもお出汁がずっしりと重いのなんのって。

 

うどんすきは家で作って食べるものと思っていたのですが、勤務先のかつての役員にここが好きな人がいて、よく忘年会で出掛けました。懐かしの味です。白菜がきれいに巻いてあって、外で食べるものの手の掛け方に感心したことを覚えています。

 

まずお出汁が沸騰してきたら、おうどんから入れるところがふつうと違うように思います。下拵えした具材を使うからできることでしょう。そのあとで鶏肉穴子ひろうす生麩白菜里芋椎茸三つ葉人参お餅など順次入れていきます。海老はお店でいただくときは、生だったはず。

 

もともと美々卯蕎麦屋さんだったそうですが、うどんすきが人気となって看板商品になったと書いてありました。今はわかりませんが、大阪では蕎麦屋よりもうどん屋のほうが多いという印象があります。もちろんたいていのお店では、東京同様にどちらもいただけるのですが、うどん屋が看板ならおうどんを頼んじゃいますよね。だから、東京へ引っ越して以降、お店でおうどんを食べたことがありません。

 

外ではお蕎麦をいただく方が多いだけに、ときどきこの懐かしの味が恋しくなります。夏場を除きオンラインで取り寄せることもできますが、その場合は10,800円。お取り寄せらしい包装になります。東京から行くなら、新大阪駅伊丹空港(=大阪空港)に店舗がありますので、美々卯のおうどん、できればうどんすきを是非食べてみてください。おうどんそのものは、もっと美味しいものもあるかと思いますが、うどんすきはやっぱり大阪の味。おススメのひとつです。

www.mimiu.co.jp

 

それから、もう少し足を延ばせる場合におススメの和菓子がお隣兵庫県宝塚市にあります。「寶菓匠 菅屋(すがや)」の金覆輪。今は価格が高くなったこともあってか2個入りからですが、昔は3個入りで売っていました。

 

それでも、ひとつ530円(税込)するので、これで1,060円。なかなか上等なお菓子です。

 

でもきっと納得のお味。包みを開くと台紙がのせてあります。昔はここに「4等分に切って食べてください」という文言が入っていました。何等分に切ろうが余計なお世話と言われてなくなったのかしら(笑

 

金覆輪とは、元々高貴な方々の大切なお道具や調度品等に金箔の装飾や縁取りを施したものを指したそうです。手芒豆、卵黄や栗の実など新鮮な素材に、金箔がぱらりと1枚。

 

真ん中には特別大粒の柔らかな栗を十勝小豆で覆い包んであります。賞味期限が7日と短いところが、なかなか差し上げるのには難しいのですが、一度いただくとその虜になるはず。ただし、店員のオペ―ションが悪くかなり待たされることと、現金のみのところが残念な点なのでご留意を。梅田から阪急電車で25分、宝塚歌劇団で有名な宝塚線山本駅下車すぐです。

tabelog.com

 

それにしても百貨店に入ったとき、デパ地下スイーツの陳列の仕方が、東京と大阪でこんなにも違うのかと驚かされました。東京では少ない数を品よく並べ、大阪は並べられるだけばばーんと並べるというようなディスプレイ。色濃さに圧倒されました。これまで気づかなかったな。

阪急百貨店の地下には、周囲の店舗で提供されるビールやワイン、お惣菜などを持ち込んで飲食できるスペースを作ってありました。私もチェコビールをいただきましたが、フードコートと言えるほど広くないので、雑多さは少なめのスペースです。簡単に昼ご飯を食べたり、帰る前にひとりで一杯飲むにはちょうどいい感じ。

 

お土産はひとつだけ。大阪土産に渡そうと、阪急百貨店でTULIP ROSEというきれいなお菓子を買ったのですが、TOKYOと書いてあることに気づいて、自宅用に転用。ラングドシャを花びらに見立て、ホイップを真ん中にあしらったお菓子です。2-4月期のデパ地下スイーツでも紹介しましたが、ラングドシャをベースにしたお菓子が乱立していますね。ラングドシャのバリエーションをどれだけ展開しても、さほど大差ありません。これ、そのうち下火になると思うな。

 

これで大阪行きの話はおしまい。