英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【アイルランド】ダブリン散策 ダブリン城~聖パトリック教会

2023年(令和5年)8月6日(日)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はその前に訪れたアイルランドの首都ダブリンでの1,2泊目のホテル朝食を紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

今回の旅行は1ヶ月ほど前に航空券を予約したので、計画する時間がまったく足りませんでした。本当ならアイスランドを1周の宿泊ツアーにしたかったのですが、全編英語のみ。宿泊ツアーだとツアー客同士のコミュニケーションもありそうだし、肩身が狭すぎるかもと思い断念しました。そうなるとアイスランドで日程を埋めるのは難しかったので、次に行こうと思っていたアイルランドを予定に組み込んだのです。ダブリンでの観光はあんまりチェックできていませんが、とにかく出発。ホテルの前の道を渡るとすぐダブリン城です。

 

コロナ禍、ガイドブックは当然改訂されることなく、アイルランドの情報はネットでもとても少なかったので、時間がない中で探すのはとても困難でした。とにかく現地で勝負しかない、と。

 

門をくぐって振り返ったところです。ダブリン城は1204年、かつてヴァイキングの砦があった場所に建てられた城で、初めはイングランド(後にイギリス)に使用されていました。

 

1684年火事で多くの部分が消失したため、現在見られる建物はほとんどが17〜18世紀に建て直されたものです。1922年イギリスからの独立に伴いアイルランド政府に管轄が移り、現在では儀式の際などに使われています。

 

ほとんど人がいなかったのでまったく様子がわかりませんでしたが、チェックしてみると9:45~ €8でした。9時前には出発していたので、早過ぎだったのね。帰りも寄ってみればよかったです。

 

お城を出て城壁沿いの道を歩きます。GoogleMapで見ると庭園があるようだったので気になっていました。

 

手前に少し整備された場所があって、なんとなく雰囲気がいい。

 

8月上旬、薄いダウンジャケットを着用していてちょうどいい肌寒さでした。ここを抜けるとお城に相応しい庭園が広がっています。

 

ゆるくらせん状になった階段を降りて庭園に向かいます。この建物は先ほど行った広場から見た建物の反対側。

 

コンテナが置かれているのは、工事中だからでしょうか。お城というには雑多な印象です。

 

階段を降りると石壁に囲まれた美しい庭園。この傍にダブリンにその名を与えた「ブラックプール=黒い水たまり」があったそうです。

 

アイルランド語で「黒い=dubh」と「水たまり=lind」を由来とする「ダブリン=Dublin」。

 

そのあたりの説明は、たぶんここに書かれています。

 

この庭園は市民にとっても憩いの場で、日曜日の肌寒い早朝には数組の観光客がいるだけでしたが、いつも賑わっている場所なのだそうです。

 

そしてもうひとつ、敢えてお城らしく撮っていますが、実は全貌を見るともう少し様相が変わります。ほら。なにこれ。ですよね。

 

このカラフルな色の取り合わせは、ポルトガルのシントラにあるペーナ宮殿を思い出させてくれました。なぜにお城にこの色?というところが同じなのです。

fuwari-x.hatenablog.com

 

庭園の一角には、アイルランド警察の殉職者たちの碑もあります。

 

このお城についての多くは公式HPに書かれているはずですが、私には読めません。そして、アイルランドの日本語での情報はあまり多くなく、交通機関を含め情報収集にはかなり苦労しました。


先へ進みます。ダブリンはアイルランドの首都ですが、住民も観光客もそう多くありません。

 

続いて到着したのは聖パトリック公園です。

 

ダブリンには多くの公園が点在しておりそのひとつ。アイルランドキリスト教を広めた聖パトリックにゆかりの聖パトリック大聖堂がある地です。

 

歴代の司祭のひとりには、「ガリバー旅行記」の著者ジョナサン・スウィフトが名を連ねています。一時は財産難で崩壊の危機にさらされたこともあったそうですが、アイルランドといえば、ギネス。その三代目のベンジャミン・ギネスの出資により大規模な修復が行われています。

 

でも、聖パトリック教会へ入場するには予約が必要で、私たちは入ることができませんでした。そう。準備を進めていく中で、いくつかの施設のHPを見ると事前予約が必要なところが多かったのですが、既に完売しているところがほとんどだったんです。ここは当日予約もできたようですが、私の目的はまだ先にありました。

 

目的地へ向かってダブリン市街を西へ歩いて行きます。途中、馬車が置いてあったりしましたが、その後、観光用の馬車を何度か見かけました。観光のピーク時刻は昼以降のようで、今はまだ待機中のようです。

 

そして1時間ほど歩くと、今回私がもっとも行きたかったキルメイナム刑務所に到着しました。でもまったく人の気配がありません。

 

聞いてみると、ここも事前予約が必須で、毎朝9時に予約開始とのこと。翌朝HPを開いてみると、2日後の予約しかできなかったので断念。英国からの独立闘争のころの陰惨な物語や、わずかな窃盗や物乞いでオーストラリアへ強制送還される待機場でもあったキルメイナム刑務所。いわば網走監獄のような最後の地でもあったのでしょうか。

 

塀に囲まれて中の様子は窺い知れませんでした。予約は28日前から可能と公式HPに書いてありますが、すぐに完売してしまうようです。キャンセル枠が9:15-9:30に開放されると書かれてありますが、私が見たときは当日分はありませんでした。なかなかハードルが高いです。