2023年(令和5年)8月6日(日)
去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はその前に訪れたアイルランドの首都ダブリンでギネスストアハウスを見学した話を書きました。
ギネスストアハウスにあった地図によると、大通りに出て東へまっすぐ行けばホテルの方向です。
趣きのある教会のそばを通ったので撮ってみましたが、GoogleMapで調べるとJohn's Lane Churchという名前が出てきましたが、特に有名ではなさそう。
続いてのクライストチャーチ大聖堂が有名な教会。ちらりと左手に見えている廊下を渡ると博物館Dubliniaに続いているようでした。教会の見学だけだと思っていたので入りませんでしたが、人形を使って興味深い展示をしているようだったので残念。(2023.9月時点でHPから予約の入場料14EUR)
あれこれ施設に入ることはあまり目的としていなかったのですが、それにしてもダブリンでの見学箇所はちょっと誤ったかなという気がします。次回記事にもちょっとミスったかなという見学の話があります。
ダブリン市街で度々見かけたのがスプラッシュツアー。ヴァイキングの角のある帽子を全員が被っているので、とても目立ちます。水陸両用バスに乗って市内観光のこのツアー、とても楽しそうでした。
ギネスハウスストアにいるときにも雨が降った話を書きましたが、このあとしばらくしてまたスコールのような雨が降り出しました。ワインを買ったスーパーで雨宿りをしていたのですが、驚いたことに堂々たる万引き犯女性に遭遇。まず、ジュースを2本取って1本を鞄に、そのあとも次々に商品を鞄に入れつつ、なんとデリカコーナーで注文までしてそれも鞄に。最後はジュース1本だけ会計して3分ほどで立ち去りました。店員さんも気づいていたのに、止めることなし。
30分ほどで雨が上がったのでリフィー川へ翌日のバスの出発場所を探しに行きました。日帰りで足を延ばす予定です。
ダブリンはロンドンと同じく市内を走るバスは2階建てバスです。
リフィー川に架かる橋は20本以上あるようですが、有名な橋はこちらのHa'Penny Bridge(ハーフ・ペニー橋)。
ダブリン最古の歩行者専用の橋で、当時は有料だったそうです。その料金が1/2ペニ―だったことからハーフ・ペニー橋いう愛称がつけられています。
バス停を確認したあとは、アイリッシュバーの建ち並ぶテンプルバー地区へ向かいます。と、そこへ、カラフルな通りを発見しました。
通り切った端から見たほうが、その雰囲気がわかります。完全にインスタ狙いで作った場所ですが、怪しい人がたむろするちょっと物騒な道でもあったので、夜は危ないかもしれません。いや、夜の方が観光客が多いのかな。
両端の壁には絵が描かれ、そのクオリティもなかなかのもの。
もしかすると、しばらく時が経てば違う人が上書きしていくなんてこともあるのでしょうか。ストリートアートとして独立している場所なのか、これらの作品で出来上がりとしているのかは不明。
私は誰だかさっぱりわからないのですが、きっと著名人なんですよね。左からアイランドの詩人、Seamus Heane(シェイマス・ヒーニー)、James Joyce(ジェイムズ・ジョイス)までは読めたんですけど。
この人は有名ですね。イギリス時代のアイルランド人の小説家、怪奇小説の古典「ドラキュラ」で知られるBram Abraham Stroker(ブラム・ストーカー)。
こちらは1800年代後半の有名なグレイハウンド、MASTER McGRATH(マスターマクグラス)で、狩猟の大会で優勝3回という名犬です。
スポーツを描いたものもありました。アイルランドはラグビーの強豪国のひとつですよね。
アートの描かれたBedford Laneを抜けて、1筋向こうにあるのがテンプルバー地区。アイリッシュパブが建ち並び、あちこちの店内から音楽の生演奏が聞こえてきます。
色とりどりの建物と、美しく花を飾ったお店が建ち並んでいて、どこも素敵。
でもこの中でもっとも有名なお店がひとつあるのです。
この地区の名前ともなっているThe Temple Bar Pub。ひときわ窓辺の花も多い煉瓦造りのお店がそれ。
アイリッシュパブの聖地とも言えるこのお店は絵はがきにもなっていますが、有名なだけに写真を撮るにも一苦労でした。
アイリッシュパブでギネスを飲んでフィッシュアンドチップスというのが定番なのですが、もう少し食事をするのに適した場所はないかとピックアップしていたうちのひとつがGallaghers Boxty House。
広くない店内にぎちぎちにテーブルが並べられ、早い時間にもかかわらずとても混雑していました。それでもかろうじて待たずに店内に入り、ダブリンで初めての食事です。
ギネスビールは既に飲んでいるので、グラスワインでメルローを頼みました。
ダブリンはチャウダーが有名だということで、メニューにあったIrish Chowder with Chorizo(13EUR)のサイズを尋ねたのですが、小さいと言うので3品も頼んだら丼サイズ!!!これだけで充分という量でした。
Half a Dozen Oysters(18EUR)は小ぶりでととても美味しかったです。お味はホースラディッシュのソースと、エシャロットのマリネだったかな。でもシンプルにレモンを絞るだけがやっぱり好み。
この2品でやめておけばこの店の印象も良かったと思うのですが、ラム肉を使ったLamb Boxty(25EUR)というこの謎の料理が多いうえにいまひとつ。ラム肉を炒めてバーベキューソースで味付けをし、店名にもあるBoxtyというじゃがいものパンケーキで包んでいるのですが、ジャンクな味が向きませんでした。
この食事のためになーんとなく幕切れが悪くなったのですが、このお店も看板メニューのじゃがいものパンケーキ、Boxtyもとても有名で人気。もっとよく知って食べに行ってたら印象は違ったのかな。
翌日も引き続きダブリンの観光を続けます。