英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【アイルランド】いつも不安な空港行きバス~PLAY航空でアイスランドへ

2023年(令和5年)8月9日(水)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はその前に訪れたアイルランドの西部の港町ゴールウェイでのランチの話を中心に書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

今日は、アイルランドを離れ本来の目的地アイスランドへ向かいます。空港まではDublin Express busの782番のバスに乗って約1時間です。

 

アイスランドへのフライトはLCC。それなのに空港着が1時間45分前というのがちょっと心配でした。そこへ8:09発のはずのバスが来ない・・・バス停にいた人たちは次々と乗車していくのにどうしたものか。結果的には12分遅れでしたが、それでもかなり焦りました。

 

近ごろ、小さい字を読むのが一気に億劫になっているのでバス停を確認していなかったのですが、このバスはリフィー川南岸を西へ向かい、リフィー川を渡って東へ戻り、そのあと空港へ向かうバスでした。なんだ。対岸のバス停で待っていれば30分ぐらいで空港へ着いたんだ。

 

さんざん待ったのに車内に人はゼロ。まったく、なぜ遅れたのか謎でした。怠慢か。

 

今回利用したPLAY航空の料金形態では、小さな手荷物のみの最安値か、10kgの持ち込み荷物+20kgの受託荷物だったので、1人が最安値、もう1人が2つの荷物という購入の仕方をしました計225.68EUR(36,166円)。今の最安値が94.99EUR+163.94EUR=258.93EURなので、安く乗れたようです。そして、ヒースロー空港から乗ったエアリンガスよりスムーズで助かりました。

 

真っ赤な機体のPLAY航空は、2021年6月から運航を開始したアイスランドLCCで、2019年に破綻したWOWエアを引き継いでいます。

 

ダブリン空港から上昇中。農地の多い土地柄がよくわかると思います。そしてどこまでも平地。1,000m超の山が3峰しかないアイルランドらしい風景といえるかもしれません。

 

海上に出てからは、アイルランドよりもグリーンランドの方が近いという場所に位置するアイスランド、海しか見えません。。でも、1時間半ほど経つと白い大地がわずかに見えてきました。アイスランドと言うからには白い大地なんじゃないか?という程度の知識の私。ええ、あの白いところがアイスランドの全体像かと思っていましたよ。

 

それにしてもいつまでたっても到着する気配がありません。視界がクリアになってくると、手前にきちんと大地が見えてきました。つまり、あれは氷河っていうことね。ツアーの中にはツアーを散策するツアーもあったっけ。

 

やっと来られたアイスランド。じーっと外を眺め続けました。手前にちらりと水色の湖、Kleifarvatn(クレイヴァルヴァトン湖)が見え、左手の雲の下あたりが首都Reykjavík(レイキャビク)の街です。

 

穴が開くほどこの界隈の地図を見ていたので、アレを見つけました。

 

アレとは、これから向かうアイスランドの有名な観光地、Blue Lagoon(ブルーラグーン)です。ちょっと拡大してみました。青い色の水を湛えた温泉の煙が見えます。

 

さて。では、次の画像の中でブルーラグーンはどれでしょう?

 

こちらも少し拡大です。上空からも見えるものなのね。そしてそれよりも注目すべきはこの大地。なにもないんです。点在する小さな町があるだけで、あとはなにもない。農地でもなく、ただの大地。そんなに雪に覆われている期間が長いのでしょうか。

 

着陸直前に見えるこの海岸線はアイスランドの南海岸です。初日はこれからブルーラグーンへ行き、あとの2日間はこの界隈を廻るツアーに参加する予定になっています。

 

Keflavík(ケプラビーク)空港に到着。この空港は第二次世界大戦中の1943年にアメリカ海軍が建設した軍用空港基地で、戦後一時引き上げたものの冷戦が始まると駐留を再開。アイスランドに完全に空港の管理が移ったのはアメリカ軍が完全に撤退した2006年のことだそうです。1980年半ばまではアイスランド領内でありながら、パスポートチェックはアメリカ軍が行っていたとwikiに記載がありました。

 

ヨーロッパの中でも北欧テイストな空港です。あっさりしていてスタイリッシュ。

 

空港の外へ出ました。ブルーラグーンまではバスが出ているのですが、午後は12:3014:30の2本で、私の乗った飛行機は残念なことに12:35着。どうしても間に合いませんでした。

 

とはいえ、ブルーラグーンの予約時間も飛行機の遅延を考慮して14時に取っていたので少し時間があります。空港の外の広場では多くの人が日光浴中。

 

あちこちに寝転がって本気で寝ていました。ヨーロッパの人は日光浴が好きとはよく聞きますが、紫外線を気にする日本人には理解不能。でも、北欧にもなると夏が終われば太陽の光からは遠のいていくので、本能的に光を浴びようと思うのかもしれません。

 

交通費嫌いの私ですが、3日間のアイスランド滞在をどう駆使しても、初日にタクシーを利用してブルーラグーンへ行くのがもっとも効率的でした。ぼったくりはないと聞いていたので、価格交渉もせず、値段も聞かず、あちこちの情報から1万円ぐらいのタクシー代だろうと決め込んで乗車しました。さて、いかに。