2024年(令和6年)1月1日(月)
年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。前回は2ヶ国目スペインで、サクッと回った首都マドリード観光について書きました。
とりあえずマドリードの主要な場所も見られたことだし、ランチにしましょう。もうすぐ12時です。GoogleMapでスペイン広場から徒歩5分ほどのところにモステンセス市場を見つけたので、行ってみることにしました。GoogleMapには開店中と書いてあったけど、やっぱり元日だったので閉まっていました。
あれこれ悩んでいられないので、サン・ミゲル市場に戻ります。先に通ったあと10分で開店というときに入るべきでした。たぶんこんなに空いているのは絶好の機会。
もう身動きもできないほど混んでいて、写真を写すどころじゃないの。中央部にテーブルと椅子があって、その周りをぐるりとお店が囲んでいるのだけど、その喧噪たるや。
お店は様々。さすが生ハムやソーセージ系のお店はいくつかありました。市場内で食べるだけでなく、普通に持ち帰りも可能です。
でも、フードコートなのでこんなふうに「さぁ、今すぐどうぞ」と売っている。少なそうだけど多いよ。
下段にある瓶詰めのオリーブは大量だけど、たぶんこれも持ち帰り用だよね。
その場で食べるには串刺しにしてあるものを買うのがいいでしょう。でも1本で7.5EUR(1,200円)もするよ!!!グラナダへ行ったとき、蟹爪と思ったら蒲鉾だったことがあったな~ でもあのときは他にオリーブも生ハムもひっくるめて8.5EUR(1,054円)でした。レート127円だったしね(今回は161円)。
このお店はモッツァレラチーズの専門店でかなり魅力的でしたが、フードコートの座席を確保しないことには注文しても食べられないし・・・
サンドイッチやホットドッグ系の中では、中華風の皮に鶏やタコ、イベリコ豚、チョリソーなどを挟んでいるというお店も。4.9EUR(785円)なら、許容範囲とすべきかな。
カウンターがあるお店の場合はそこで食べることもでき、他のお店のものを持ってきて飲み物はココ、ということもできます。でもその場所を確保するのが至難の業。
いざ食べようとすると、これまたチョイスがなかなか難しい。今になって振り返ると、そこまで圧倒されてしまったのなら、見るだけ見て外へ食べに行けばよかったのでした。
でも意地になってカウンターを確保し、帆立のグラタン(7.9EUR)と赤ワイン各1杯(3.8EUR)×2を頼みました15.50EUR(2,486円)。ええ、ホテルの朝食の紹介は後回しにしていますが、朝たっぷり食べていたし、夜はコースを予約済み、そしてここの物価の高さに呆れて「サン・ミゲル市場を経験した」だけのランチでした。いや、ランチとも言わないか(笑
それぞれ食べやすいように工夫してあったし、空いていれば問題なかったと思います。ちょうどランチタイムのド真ん中に来たのが間違いだったのでしょう。心残りは、探しても見つけられなかった雲丹。何人かが食べていましたが、どこのお店のものでもカウンターへ持って行けるのでわかりませんでした。ちょうど売れたところで店先から消えていた瞬間だったのでしょうけど。「心残りは雲丹」ということを、よろしければ覚えていてください(笑
観光市場になる前は、ごkふつうのフルーツ店だった面影があるお店もありました。
ケースにはカットフルーツもあったので、量り売りしてくれるんでしょうね。いや~ それにしてもすさまじい賑わいでした。
サン・ミゲル市場を出て、チャマルティン駅へは地下鉄で戻りましょう。観光客を乗せるカートのような車両が通るサン・ミゲル市場のそばを通るCava de San Miguel通りを歩き始めました。
するとすぐそこに見つけてしまいました。ブロ友さん紹介のお店です。
そうそう、この「ツ」と「シ」を懸命に区別しようとしているカタカナ。そしてお店の名前は「Mesón del Champiñón」。翻訳によるとMesón=宿、Champiñón=マッシュルームなので、まさにマッシュルームのお店です。
入口脇には食べ方を紹介しているビデオが流れています。
チャマティ駅へ戻る時間は押してきているし、ディナーを予約しているので満腹度も気になるけど、入らないわけにはいかないよね。
ここもランチタイムで大賑わい。確かオーブンに入れる直前の仕込んだマッシュルームの画像などもブロ友さんはアップしていたはずでしたが、満員で見えないよ~
店内はいっぱいでしたが、すぐに入れるとのこと。マッシュルームぐらいなら、食べても大丈夫でしょ。奥の洞窟のような場所へ入っていきます。
他の方にカメラを向けるのも憚られ、店内は天井を中心にしかスマホを向けにくかったのですが、コート掛けの位置が高い~ ふつうの丈のジャケットであれば、真下に座っていても邪魔にならない位置にフックがあるのです。
マッシュルームだけというのもアレなので、CAVAをボトルで19.9EUR(3,200円)。ん?SEMI SECO(半甘口)なのか。言えばよかったのかな。他にも青唐辛子のグリルもめちゃくちゃ気になりましたが、ガマンガマン。
うふふ、来たよ来たよ、マッシュルーム。でもね、ブロ友さんが渡西されたのが2023年10月。私が2024年1月。3ヶ月で大幅値上げしていることに気づいちゃったよ。
炒めたチョリソーを入れてオーブンで焼いているみたい。オリーブオイルとマッシュルームのジューシーさがマッチして、素朴なんだけどめちゃくちゃ美味しい。爪楊枝を使っての食べ方もビデオで見られるよ。
トレイもきれいらしいと聞いたので、私もカウンター横の階段を降りて行ってきました。
この先、チャマルティン駅から電車に乗り1時間、そこからうまくいけばバスで30分移動するのですが、この「うまくいけば」がかなりあやしい。行けるときに行っておかないと。
ええ、ご紹介いただいたとおりとてもきれいでした。前回のスペインでは便座なしのトイレによく遭遇しましたから。
ちなみに、便座のないトイレはヨーロッパではたびたび遭遇します。他の場所で、女性専用トイレなのになぜ便座が上がっているのか不思議に思ったことがありましたが、座らない習慣があるのなら、そもそも他人と便座を共有したくない人が一定数いても当然かもしれません。
ごちそうさま。バゲット代0.5EURとTAXを含んで合計29.3EUR(4,900円)。各国からの観光客に愛されているのでしょう。フロアを取り仕切っているのは背中の曲がった老紳士でしたが、素晴らしい客捌き。混んでいても居心地のよいお店でした。