英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

石川県金沢市 福光屋【加賀鳶】

2024年(令和6年)1月13日(土)購入

 

年末年始のルクセンブルクからスペイン、フランスを周遊した旅行記にかかりっきりになっているあいだに、日本酒の備忘録も溜まっています。今年の1本目は年に1度は登場するお酒「加賀鳶」6度目の登場です。前回から1年近く経ってしまいました。

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【加賀鳶】極寒純米無濾過生

 原料米 全量契約栽培米・酒造好適米使用
 精米歩合 65%
 アルコール度数 16度
 製造年月 2023年12月
 味わいのタイプ 濃醇な旨味とキレのある辛口
 飲み方 ロック◎ 冷やす◎
 
ラベルの文言
低温発酵でじっくりと仕上げた純米酒を濾過することなく、しぼりたてをそのまま詰めました。米の旨味が存分に生きた、濃醇な旨味とキレの良さが特徴です。
 
1月購入分、あと2本続けます。

【高知】看板のない隠れ家フレンチ「Annata(アンナータ)」再訪

2023年(令和5年)10月7日(土)

 

突如特典航空券の空きを見つけ浮上した高知行き。ホテルとディナーの予約ができたら決行することにしていたのですが、前に行ったラ・プリマヴォルタに電話をすると満席、次に前回訪れたアンナータに聞いてみると空いていたので飛んできました。アンナータは美しい料理だけど、いまひとつ相性は良くなかったんだけどな、どうだろう。

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予約時に「場所はわかりますか?」と尋ねられたので「前に伺っています」と答えると、いつごろか尋ねられました。メニューが重ならないように考えてくれるのかな。

 

看板がないお店ですが、今回もタクシーでやってきた人たちがいました。むしろドライバーが凄いかも。はりまや橋から5分ほどの場所なので、旅行者ならたいてい歩いて来られるでしょう。GoogleMapには載っているので大丈夫。

 

店内の写真は料理以外はNGです。だからこれは外から撮ったもの。カウンターの前に椅子が見えます。ガラス窓のそばには荷物置き。

 

靴を脱いで入るスタイル。こちらは入って右側にある個室。椅子はカウンター前にあるのと同じじゃないかな。

 

飲み物はボトルワインの中で最安値のCAVA(4,950円)にしたんだけどね、最後にちょっと腑に落ちないことになりました(後述します)

 

スペイン、カタルーニャ地方で良年にのみ作られると書かれていました。

 

スタッフはいなくて、完全なるワンオペなので自分たちのペースで飲めるのは気兼ねなくていい。

 

カトラリー好きなので、いいフォルムだとチェックしちゃいます。これはポルトガルCutipol(クチポール)のもの。

 

山北のフルーツトマトと柚子のジュレ 秋田のじゅんさい

ここのお料理は盛りつけがいつも美しい。トマトが入っているのに透明。でも、トマトの味はしっかり感じられました。

 

愛媛の鱧のフリット 山椒と柚子 キノコのスープ

紫玉葱とマリーゴールドとのメモが残っています。

 

マリーゴールドって花だよね?小さく緑が見えるのがそれなのかな?

 

カリッとしたフリット。大好きな鱧。これはプロならでは。

 

温かいサラダ

前回もいただきました。

 

酸味のきいた乳清スープをサーブしていただいています。

 

ぱっと見はコスモスやペンタスなどのエディブルフラワーに目がいきがちですが、具材はかなり多岐に渡っています。

 

全粒粉のパンをスープに浸して召し上がってくださいとのこと。

 

次に三品運ばれてきました。右から醤油と味噌で味付けした手羽菊芋と北海道の筋子、スモークしたクリームチーズを魚醤で味付けしたもの、そして食用ほおずき

 

食用ほおずきはトマトのような甘酸っぱい美味しさで、箸休めとしての位置づけ。

 

北海道の鰤の炭火焼と白人参 サフランソース&ハーブソース

 

このお店の炭火を使った料理は絶品です。店内の画像が取れないのでご紹介できませんが、カウンターからちらりと見えるキッチンに熾した炭火には、鉄製のような枠組みがのせてあって、シンプルだけどすごい装置が見えるの。

 

カトラリーが変わりました。あ、まだ肉料理が出るんだ。ナイフはフランスのJean Dubost Le THIERS(ジャン デュボ ティエール)のもの。

 

高知産黒毛和牛ウデの炭火焼マデイラ酒ソース バルサミコに漬けた茗荷のマリネ

 

いつまで料理が続くかを読み間違えて、ワインが不足していたのが残念。グラスワインをプラスすればよかったです。外だけをカリッと焼き、レアだけど冷たい生ではない技術には毎度感心させられます。

 

愛媛のイカイカ墨のリゾット

そうでした!!!ここの〆のリゾットは絶品なのです。正確にはカルドソというスペイン料理で、年末年始のスペイン旅行中もこれを思い出し、メニューにないかずっと探していたのです。

 

ごくごく小ぶりの土鍋。こういうふうに使うといいのね。うちにあるのは3合用なので大き過ぎ、小回りがききません。

 

グラグラに煮立っていて熱々なので、もちろん取り分けていただきます。

 

単品で注文できるならお代わりしたいぐらい美味しい。前回の渡り蟹も美味しかったけど、イカ墨もそれを凌ぐぐらいの美味しさだよ~

 

山北の青レモン レモンクリーム

 

珈琲と紅茶から、たぶんコーヒーを選んだんだと思います。

 

メモにはいろいろ残してあり、レモンバームレモンタイムレモングラッセなどとも追記してありました。レモンクリームとシャーベット状のものが認められるから、レモン味満載だったのは間違いない。

 

私たちとあともう一組がこの日の客でした。相変わらず店主は寡黙で、楽しむというよりは少し緊張感があります。独創的で目で楽しめる料理の数々は魅力的ではありますが、他を開拓するほうが私たちには向いているかもしれません。また、今回のコースは11,000円ですが、29,150円という謎の金額だったことも疑問として残りました。現金払いのみなので、レシートもなくて確かめられないし。

コース11,000円×2+ワイン4,950=26,950円 → 29,150円(2,200円) 

あ、そうか。外税にしたかサービス料を加算するようになったのね。そういうことも聞きにくいところが難点なんだけど・・・でも、味は確か。見た目も素晴らしい。気難しいっていうわけでもなく寡黙なだけなので、こういう人とうまくやれる人には是非お勧めしたいです。料理人が寡黙でなにが悪い、ですもんね。

 

【高知】6度目の土佐日曜市。「ツーリストイン高知」宿泊記&高知空港「土佐料理 司」

2023年(令和5年)10月7-8日(土-日)

 

たぶん、直前に特典航空券が予約できたと記憶しています。6度目となる土佐日曜市行きを突然決めて飛びました。先日7度目も決行したのですが、そのときに誤って6度目の旅程記録を上書きしてしまったようで、このときの記録がすべて消えてしまっていました(涙

 

わかることだけ備忘録として残します。13:55ごろ出発のフライト。2時間ほど前にはラウンジに到着し、ANA FESTAで購入した穴守おこわいなりカツサンドを食べています。おこわいなりは具材まで甘くて好みではありませんでした。

 

前回からは値上がりした高知空港のリムジンバス。片道900円往復1,700円の回数券が購入できます。

 

リムジンバスは2社走っていますがどちらに乗っても回数券は有効。

 

直前だったので、ホテルはツーリストイン高知しかありませんでした。素泊まりで32,200円。たっか。

 

鄙びた昔のホテルと言いたい。大浴場もあるのだけど3,4人サイズ程度、順番待ちで埋まっていると言われました。

 

それでも館内は改装もしていっているのでしょう。手入れはされているのが見て取れます。

 

とはいえ、ウリはシモンズのベッドだけのようなビジネスホテル。

 

覚悟はできていたので驚きはしなかったけど、素泊まり32,200円の部屋じゃないよね。

 

それでも、高知のホテルはあまりいいところがないので、これぐらいの広さが確保できていれば32,200円を許容するべきなのかもしれません(しつこい)

 

ドライヤーはバスルームじゃなくてこちらに。引き出しには化繊の部屋着もありました。

 

バスルームはなぜかカーテンがはじめから閉まってて、ちょっと怖い。

 

トイレのタンクの上にアメニティを置かなければならないほど狭いスペース。

 

近所の酒屋で購入した久礼とビールでしばし時間潰しをしました。夕食は突如電話しても空いていた「アンナータ」を再訪しますが、これは次回に。

 

明朝です。朝食なしだったので7時には朝市に繰り出しました。既に地元民だけでなく観光客も集まってきています。

 

毎度購入する高知名物の田舎ずし。山のもので作るお寿司を田舎ずしと言いますが、このお店では太刀魚やナイラゲ、鯖なども出しています。

 

茄子(100円)をGET。お店によって価格も違うのですが、往復30分を歩いて行くうちに売り切れちゃうこともあるぐらいだから、気に入ったものがあればその都度買うほうがいいかも。

 

ナーベラ(150円)というのが珍しかったので買っています。茄子のような食感でとろりとしていると書いてあるけど、もはや記憶なし。オクラ(100円)もGET。

 

ここの酒盗土佐造り(800円)は毎度購入しています。カチリというのはちりめんじゃこで、これまで購入していたところよりもお手頃価格だったのでGET。干したのと釜揚げをそれぞれ(350円)

 

このお店では今回エガニというカニを勧められたので購入しました。心待ちにしている人も多いらしく、すぐに売り切れるよ、と。大好きな店舗ですが、11月からお休みで次回は4月に再開すると言われました。寒いの苦手だから、だって。その後3月に行ったから会えなかったよ。

 

やっぱり高知へ来たら生姜(100円)は必須。安いよね。

 

きゅうりもあちこちで見たけど、ここのは小ぶりなのが3本100円。値段を忘れないように、いつも買ったものは画像で残すようにしています。

 

里芋100円もGET。

 

こんにゃくも割とよく買うのだけど、味はいまひとつかなぁという感想。つるりとした食感というよりは、解凍したようなしゃくしゃくした感じ。

 

朝市を回ったあと、9:45には高知空港に到着しています。突然高知行きを決めたのは、珍しく13:30発のフライトに空きがあったから。2021年12月にバスの時間に急かされて行けなかった牧野植物園は、当時2023年前期NHK連続ドラマ「らんまん」が決まったところでした。その後、何度も高知までは足を運びつつ、こんな時間のフライトばかりで未だ行けていません。いい季節なのにな。

 

ブランチに空港内のレストラン土佐料理 司に入ります。

 

時間が早いので混んでいませんでした。落ち着いた内装で、空港内ということを考えると悪くありません。

 

ビールを頼んでいますが、クレジットカードの明細を見ると合計3,100円だったので、瓶ビール(700円)だった模様。

 

鰹のたたき 1,400円 司のおススメはたっぷりのぽん酢で。

 

さばの棒寿司 1,000円 焼きさば寿司よりも私はしめさばの方が好み。

 

高知空港ANA FESTAもなくなってしまったけど、カードラウンジができただけマシなのかな。最近になってANA FESTAで株主優待券を使えば10%OFFと知ったばかりなのに。

 

ソフトドリンクは無料。アルコールも有料で置いています。


買ってきたものの中でピックアップできなかったものを。田舎ずしはいとより(400円)太刀魚(500円)。柚子のきいた酢飯がとにかく好み。

 

湯掻く前のエガニ。まだ足を動かしていました。小ぶりだけど5,000円以上したと記憶しています。

 

キッチンバサミ片手にいただきました。足までみっちり身が詰まっていて、食べごたえがありました。

 

オリーブオイル漬けかつお748円・蔵人の菓 美丈夫340円・チーズ446円。美丈夫は日本酒の香りが感じられるし、チーズは濃厚チーズ。お気に入りです。

 

日本酒はいくつも選択肢があったのですが、限定酒の名に釣られて司牡丹 CEL24。720ml1,780円だって。高いわ。

 

次回は、夕食で再訪した隠れ家レストラン「アンナータ」の話を書きます。

 

【ANA】ビジネスクラス搭乗記&お土産編 ダイヤモンドステータス達成

2024年(令和6年)1月7-8日(日-月)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行へ出掛けました。スペイン・マドリード、フランス・リヨンを回り、あとは帰国するのみです。前回はリヨン・サン=テグジュペリ空港とパリ・シャルルドゴール空港のラウンジをの話を書きました。

 

搭乗締め切り15分前にゲートへ到着しました。

 

既に人影なし!早っ!せっかく優先搭乗ができるのに、なぜかその恩恵に与れる機会はあまりありません。

 

座席は毎度真ん中の2席。

 

アメニティは行きと同じく英国GLOBE-TROTTER(グローブ・トロッター)の色違いでベージュ。

 

中身もロクシタンで同じ。たぶん、同じ経路で往復したらロクシタンまで重なるということはなかったと思うのだけど。

 

ウエルカムドリンクのスパークリングワイン。

 

出発50分後、水平飛行になった19:20ごろから機内食開始です。ワインはシャンパンと赤ワインを持ってきてもらいました。ビジネスクラスの座席数が多いので、次いつ回ってくるかわからないからね。

 

アミューズ ラタトゥユとトマトの地中海風・ダックハムとマンゴーのカナッペ

 

和食は鮭照り煮がメインでしたが、鮭を照り煮?というのがいまひとつに思えたので、たまにはチャレンジしてみようと洋食を選択。

 

アペタイザー サーモンマリネのサラダ仕立て 山葵マヨネーズソース 

 

マイナス要素になる食材じゃないから、とりあえず機嫌よく食べていたと記憶しています。

 

ところがこれなのよ。サイズの大きさでアウト。甲殻類で作るソースもいまひとつなのが残念。でも牛フィレ肉のステーキも重そうだったしなぁ。

メインディッシュ 白身魚のソテーアメリケーヌソース

 

申し訳なくも完食できなかったメインディッシュ。こうなったら「お好きな時に」のメニューからガンガンいっちゃえ。

 

ワインのお供にチーズの盛り合わせとフルーツをお願いしました。

 

フルーツはこんなものかぁ・・・という少なさ。

 

一方で、行きと違ってこのチーズのでかさ!こんなにどかどか置かんといてほしいわ。センスなさ過ぎ。しかもちょっと寝落ちしているあいだに持って行かれてしまったし。

 

ヨーグルト、だったと思います。もちろん、ワインは随時追加。

 

朝食はやはり和食に戻りました。感心するのはご飯はいつも美味しい。でも、やたら大きい鰈に辟易してしまいました。好き嫌いゼロですが、なぜか機内食との相性が悪いです。洋食のキッシュ・ロレーヌの方が良かったかな。

小鉢 ほうれん草お浸し 主菜 鰈幽庵焼き 

 

一風堂 プラントベース ラーメン

やっぱりこれはいただかなくては。「極まる味噌」から「プラントベース」に変更になって2度目。前回は昨夏にTHE Roomでいただきましたが、あのときに比べるてぐんと美味しく感じました。

 

【お土産編】

● OBERTWEIS(オーバーバイズ)

ルクセンブルク空港で購入したミニシュトーレン15.95EUR(2,571円) 

 

ドライフルーツたっぷり。毎日少しずつ楽しみましたが、もっとほかの場所でも買えばよかった。

 

● Turrones Artesanos

トレドで購入したトゥロン。ヌガーのお菓子です。トレドのほか、バルセロナでも人気みたい。ナッツが好きなのでこの手のお菓子は好き。バーが3EUR(480円)、アソートが7.95EUR(1,280円)でした。

 

El Corte Inglés

マドリードSol駅近くのショッピングモールで購入したチョコレート。左から3.5EUR(560円)3.25EUR(520円)2.75EUR(440円)。真ん中のカプチーノはほんとカプチーノ!右のパッションフルーツはかなりビターでした。

 

● Le Comptoir de Mathilde

リヨンのカルフールの入るショッピングモールで購入したBABA。フランスやイタリアのナポリで食べられる伝統菓子で、パンなどを甘いアルコールに浸したものです。3個33EUR(5,340円)って、なかなかのお値段よね。

 

ほかのふたつはブリオッシュのようなエリンギのような形なのだけど、クレープと書かれたものだけまさしくクレープを丸めて入れてありました。そりゃもうどれもアルコールが効きすぎるぐらい効いていて、ぶっ倒れそうな度数を感じました。

 

Carrefour

同じショッピングモール内のカルフールで購入したマヨネーズ2.09EUR(330円)。既に食べ終えています。食料品は消費税率も5.5%と低いので、安く感じます。

 

同じくカルフールで購入したグラナパダーノ500g11.94EUR(1,920円)。500gほしいと言ったら、ぴたりと切り分けてくれました。どのグラム数でも切ってもらえるという点では割安ですが、私のように1kg単位で買う場合は割高でした。1ヶ月持たなかったな。

 

● La p'tite cocotte

チョコレートを買いに行く途中で購入したのがMicroplaneチーズグレーター。前に持っていたものより幅が広く目が粗いので、よりチーズの塊向き。めちゃ簡単にがんがん削れます。22.9EUR(4,855円)は日本国内で買うほうが断然安い嘆きの一品(笑

 

BERNACHON

チョコレート好きの娘のためにリヨンの有名店で購入。箱は2重になっています。

 

2段組の中身。毎日ひとつずついただきました。

 

下段もみっちり。35.2EUR(5,718円)は決して安くないけれど、チョコレートには目のない娘。割安感があると思います。

 

これでヨーロッパ10日間の旅行は終わり。機内映画もいくつか見たけれど、何を見たかのメモが見当たらないのと、力尽きました。

 

ところで、年末のフライトをもって2024年度はダイヤモンドステータスを獲得しました。ANA SUITE LOUNGEに入れるので、今年は国内線5ヶ所(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇空港)国際線を覗きに行ってきま~す!

 

【空港ラウンジ】リヨン・サン=テグジュペリ空港&パリ・シャルル・ド・ゴール空港ラウンジ

2024年(令和6年)1月7日(日)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。最後の3ヶ国目、フランスに滞在中です。前回は最後のリヨン散策でだまし絵と言われる壁画を観に行った話を中心に書きました。

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地下鉄に乗り、行きとは違うVaulx-en-Vellin La Soieで乗り換え。

 

ここからはローヌエクスプレス。飛行機マークのついた赤いボディが素敵。

 

車内は荷物置き場もあります。私が往復したときは全員が座れました。

 

空港に到着しました。TGVの駅に比べ簡素です。でも、一度は通っているので今度は迷うことなく空港へ到着できるはず。

 

リヨンの電車、地下鉄、バスが24時間乗り放題のチケットもお役御免。

 

空港への道は、雨に濡れないように屋根のある場所を通って行ったら使われていないターミナルに到着し、だーれも人がいませんでした。延々歩いてタックスリファンドの機会を探します。あった!チェックインカウンターの手前奥といった位置になるでしょうか。

 

高額の買い物をすることはまずないので、免税手続は2017年にスウェーデンでしたことがあるのみです。あの時は中国人の大行列でかなり焦りましたが、リヨンでは機械での手続きのみです。

 

日本語にも対応。書類は近くにあるポストに入れておくという記事も見かけましたが、そんな場所はありませんでした。しかも私の場合パリから出国なので、本来であればパリで手続きのはずでしたが、時間がないのでここで。少額なのでダメもとでした。

 

ちなみにこのリファンドを受けたのは、きっかり2ヶ月後の3月6日でした。思ったより長くかかり、忘れたころに戻ってきた感じでした。32,317円(199EUR)-3,458円=28,859円。まぁいい買い物だったと思います。

空港では見るものなし。そわそわとラウンジへ向かいます。これも楽しみでうろついてるんだから。

 

パリ乗り継ぎですが、チケットはリヨンから取っているのでもう心配はありません。エールフランスのアライアンスはスカイチームだけど、ラウンジは使えるよ。

 

いや、というよりも使えると信じて疑わずラウンジを探していました。通しで購入しているときはふつう使えるんだよね?あれ?(いまひとつわかっていない)

 

でも、とにかく問題なくSALON CONFLENCEに入れました。

 

豪華なんだけど簡素というのがイメージ。

 

椅子はいろんなスタイルがあって、お好みで選べばOK。

 

私が座っていたのは、なんだか別格っぽい部屋の手前。小心者なので奥も見てみようという発想はあんまりないの。無難なところで手を打っちゃうタイプ。

 

食事はすみっこの狭いスペースに並んでいて、ショボいと思っていました。

 

でもあらためて見ると、キッシュなんてあったの?

 

しかもチーズやハム類の種類も豊富だし、コールドミールもなかなか充実していたのかもしれません。あとになってこんなのあったんだ~と自分の画像で確認し気づかされるパターンは、ラウンジでは非常に多い。何を食べたいか選ぶ集中力がないんだと思う。

 

出発は14:35。たまには早めにゲートへ向かったのですが、遅延でした。がっくり。ところでこれがパリ五輪のキャラクター?フランス人のセンスってこれ?ほしい人、いる?

 

最後まで遅延で、飛行機では結構泣かされた旅でした。パリの乗り継ぎは2:45あるはずだったので、ラウンジも楽しみにしていたのにかなり時間が押してきています。

 

スタイリッシュなリヨン・サン=テグジュペリ空港。ボーディングブリッジまでの通路、かっこよすぎ。

 

エールフランスに乗ったのは、2017年の北欧以来。2018年に突如としてSFC修行をしたのですが、それまではフラッグキャリアの中で最も安く乗れる飛行機を探すスタイルでした。それでもマイルが少し溜まって、座席指定をしたんだったよな。

 

機内でもらったお水と軽食。確かココナッツ入りのナッツと濃厚なクッキーだったと記憶しています。思いの外、クッキーが美味しかった。

 

16時半を回り、50分ほど遅れてシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。次の出発は18時半。出国手続きを経て、ターミナル移動もしないといけないのでかなり急いていました。

 

このあたりのことは記憶が曖昧ですが、このラウンジは出発ターミナルではなかったようで、違うラウンジの方が近いと教えてもらました。

 

しかも焦っているのにさらに間違ってextime Loungeへも行ってしまったりしてるんだよね。ちゃんとよく見ればスターアライアンスのマークがついているのに。

 

長い廊下の先に、間違いなくSTAR ALLIANCE Loungeの文字が見えています。

 

自動化ゲートされていて、航空券をタッチするんだったと思います。うろうろしているあいだに17:40になっており、出発の18時半まであとわずか。

 

相棒はバタバタ急ぐのが嫌いなので、ラウンジにも寄らなくていいという考え。でも、ここまできてそれはないよね。

 

空いているように見えますが、案外混んでいました。日本人率高し。

 

座席は各種タイプがありましたが、選んでいる余裕はありません。ミールに近いテーブル席でOK。

 

飲み物はミールとは違う場所にあったと思います。

 

相棒にシャンパンを渡しましたが、食べるのはパスだって。まぁね、ビジネスクラスだから乗ったらまた出てくるもんね。

 

私はリサーチだけはしたい。ほとんど見ることなく画像だけ残していきました。

 

かなり豊富に揃っていると思います。サラダまで充実しているのは珍しい。旅の終わりにたっぷり野菜を食べて帰れたら嬉しいな。

 

蓋を開けて撮る余裕はもはやありませんでしたが、左からラタトゥユ、じゃがいも、サモサ。サモサ、食べてみたかったな。

 

ちゃっかりカレーを食べました。Beef with Legumeと記載がありHALALとも書いてありました。イスラム教徒に配慮した食事のようです。

 

真ん中のタイ米にかけていただきます。カレーはどこの国で食べても美味しいわ。でも、隣のご飯も食べてみたかった。東南アジア系の料理は好みです。

 

最後にトイレもチェック。

 

各個室に洗面所があるタイプ。はぁ~ ここまでで滞在時間15分ほど。

 

大急ぎでゲートへ向かいます。楽しみのひとつだったラウンジ滞在がこんなに短くて残念。しかも、シャルルドゴール空港の広さに辟易して、ここでの乗り継ぎはもう嫌だと相棒は言ってました。フランクフルト空港もかなり遠いから、慣れの問題だよね。

 

さぁ次回、ANAビジネスクラスの搭乗記で終わりです。

 

【フランス】リヨン歴史地区散策 著名人がいっぱいの壁画

2024年(令和6年)1月7日(日)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。最後の3ヶ国目、フランスに滞在中です。前回は再びポールボキューズ市場へ行ってのランチの話を中心に書きました。

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旅行最後の日、リヨンでもうひとつ見るべきはだまし絵と呼ばれる壁画。歴史地区川沿いに北へ行くと、壁画が多く描かれている地区があるらしい。8時20分、夜明けとともに出掛けました。

 

ソーヌ川沿いを歩いて行くと、ビルの奥に15世紀に建てられたÉglise St-Nizier(サン・ニジエ教会)が見えます。

 

さらに進むと歩行者専用の橋が架かっていて、フルヴィエールの丘の上にエッフェル塔を模したという電波塔が見えます。ここからだとリヨン=ノートルダム大聖堂はほとんど見えません。

 

お目当ての壁画はちょうどその橋のそばにありました。

 

ほら。壁を塗っている人が見えます。

 

側面には2階に絹織物のデザイナーが作品を広げていたり、3階にはキャンバスを広げた画家シャヴァンヌ(Pierre Puvis de Chavannes)がいたりします。

 

正面にはもっと多くの人が認められます。すべてリヨンにゆかりのある人たちで、リヨンの守護聖人や学者、発明家、冒険家など職業も時代も多岐に渡っています。

 

今も存命中もひとりいて、フランス代表にもなったサッカー選手ベルナール・ラコンブ(Bernard Lacombe)。が1階玄関前を歩いています。映画好きの人ならリュミエール兄弟もご存じなのかな(2階右端)。そして、リヨン生まれでもっとも著名なアノ人ももちろんここに。

 

3階のココ!!星の王子さまとともにいるサン=テグジュペリ(Saint-Exupéry)です。この本は今も手元にあるけれど、私、何度読んでも理解できなかったんだよね。

 

1階でコック帽をかぶっているのはポール・ボキューズ(Paul Bocuse)

 

遠くから見ると、絵とは思えないほどリアル。

 

右側のドアから出てくる人は、ジャーナリストで、テレビパーソナリティーだったベルナール・ピボット(Bernard Pivot)

 

この界隈を歩いて行くと、いくつも壁画に出会えます。上部に4枚の絵が見えますが、下部がスゴイ。

 

画家トニー・トレット(Tony Tollet)とその作品が描かれています。トニー・トレットはリヨン出身の人物の肖像画を描いていた人物で、現在は芸術家を目指す若い人たちを支援する団体Association Tony Tolletが設立され、彼の作品を管理しています。

 

こんな小さな一角にもまた壁画を見つけました。窓の一部が絵だし・・・

 

下部にはライオンもいました。

 

ここに書かれたルートを辿っていくと、もっと多くの作品に出会えそうです。でも、日の出後まもなくのこの界隈はめちゃくちゃ寒かったので、もうホテルに戻ることにしました。

 

戻る道で通ったのが17世紀の旧修道院にあるリヨン美術館。目の前にあるテロ―広場はフランス革命時には処刑も行われていたそうです。

 

そしてテロ―広場を囲むようにリヨン市庁舎もあります。内部は9月末の2日だけ見学が許されるそうで、特に会議場広間はベルサイユ宮殿のように荘厳な空間となっています。

 

テロ―広場のシンボルはバルトルディの噴水(Fontaine Bartholdi)バルトルディ(Frédéric Auguste Bartholdi)アメリカの自由の女神の制作者として知られています。

 

もともとはボルドー市がカンコンス(Quinconces)広場に設置する噴水のコンペを行い、バルトルディが優勝したので制作したものの、キャンセルされてしまいました。

 

調べてみると、そっちには代わりにジロンド派記念碑が建てられてたわ。キャンセル理由は高過ぎるからだって。代わりにリヨン市が買い取りここに設置されたというわけ。

 

女神が操る4頭の馬はもともとの設置場所だったボルドーを流れるガロンヌ川のほか、フランスを流れる主な川、セーヌ川、ロワール川、ローヌ川を表しており、非常に躍動的。大迫力でした。

 

市庁舎の反対側へ回ります。リヨン市庁舎は2度の大火事やフランス革命での革命軍による攻撃により、何度も修復を繰り返しているのですが、建設当時の設計を再現した箇所もあれば新古典主義を取り入れた箇所もあるものの、いずれも豪華で美しい空間となって今に受け継がれています。

 

この建物に面してリヨン・オペラ座が建っています。内部はツアーに参加すると見学でき(15EUR)、概ね週末に開催されています。

 

オペラ座の見学は、パリとウィーンで経験がありますが、予備知識を得てまた入ってみたいな。

 

オペラ座の隣のルイ・プラデル広場(Place Louis Pradel)には、太陽(Le Soleil)と名付けられた噴水が見えます。こちら側はとても近代的。

 

地下鉄に降りるとき、ホテルの名前が駅名とはすごいなと思っていたら、フランス語でHôtelではホテル以外に庁舎という意味もあるみたい。なんだ。あまりにも寒いし24時間券もあるので、ここから地下鉄で戻ります。

 

自動改札機はドア部分の背が高い。マドリードでもそうだったけど、乗り越えたり潜ったりする可能性ゼロ。

 

清潔な構内は危険度なしです。

 

日曜日の静かな歴史地区。お店も閉まっているので早々に空港へ行って、タックスリファンドの手続きをして、ラウンジを楽しむことにしましょう。

 

返す返すもせっかくの美食の地でレストランに入らなかったのは心残り。そしてなにより、ホテルの裏側にもあった百貨店に気づかなかったのも痛恨のミス。昔のようにお土産を探し回ることがなくなったことも敗因のひとつでしょう。ヨーロッパの旅も終わりです。

【フランス】美食の街リヨン ポールボキューズ市場再訪「Mère Brazier」でランチ&「BERNACHON」

2024年(令和6年)1月6日(土)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。最後の3ヶ国目、フランスに滞在中です。前回はリヨン歴史地区のフルヴィエールの丘を中心とした世界遺産の話を書きました。

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ランチはどうしようか?ホテルの近くを歩ているとREYNONといういかにも高級食材を扱ってそうなお店の前を通りました。

 

ハムやパテが中心のお店のようです。

 

お惣菜も取り揃えていたので、ここで買って帰るのも一案と思いましたが、最後の食事にそれはちょっと残念かも。

 

それでも、なぜかレストランには足が向かず、結局ポールボキューズ市場に出戻ってきました。せっかくの美食の街でもったいなかったな。

 

シーフードは何度食べても好きだけど、いくらなんでも同じ店は避けよう。高級食材店に併設されたレストランで食べている人を見ていると、気になるものがある。

 

ここMère Brazierの狭い店内は満員だけど、タイミング的に入れそう。

 

でも、外に貼り出してあるメニューを見ても、何の料理かさっぱりわかりません。そこへ通ったスタッフにあの人の料理は?と聞くと、とても感じよく教えてくれたので、ここへ入ることに決めました。あとはなににしよう?

 

ワインもボトルで26EURからで、そこまで高くないし。でも、あとで調べると少し離れたところにある実店舗のほうはなかなかの高級レストランで、こんなにお手軽価格ではなかったのだよ。

 

リヨンの南、コート・デュ・ローヌのワインLe temps est venu 2021 26EUR(4,190円) 

 

エスカルゴ 26EUR(4,190円) 

ジェノベーゼで味付けられていると思うのだけど、めちゃ美味しかった~ フランスならではだよね。

 

Qenelle de brochet 23EUR(3,700円)

ホワイトソースを固めたみたいなものに、さらにホワイトソースがかかっているような料理だったとしか記憶にないのは、エスカルゴがあまりに美味しかったため。でもこれ、リヨン名物の料理みたい。

 

別ボウルに入れたバターライスが運ばれてくるのだけど、それをインしていただきます。なんだか美味しそうに見えたのよね。カワカマスという淡水魚をペーストにし、まさにホワイトソースと同じような材料に加えて茹で、ソースをかけてあります。相棒は美味しかったと記憶しているようですが、私には似た味のコンビネーションをくどいと感じたんだよね。でも、知らずにリヨン名物に出会っていたならよかったかな。

 

ところで、今回の旅行ではチーズグレーターを買いたいと思っていました。私がもともと持っていたのは、6年前に購入したMicroplane社のグレーターでとても便利に使っており、買って便利なキッチンツールとして拙ブログでも紹介したほどです。ただ、幅がもう少し広い方がいいのではないかと2代目を探し始めていました。

 

当時私が購入した価格は2,480円。チーズをよく使う国であればもっと安価に見つけられるのではないかと思っていました。ルクセンブルクで見つけたのは10.99EUR(1,770円)。素直にこれを買っていればよかったのですが、知らないブランド。もしうまく削れなかったら?と怖気づいてしまいました。

 

やっぱりMicroplaneが安心と思ったものの、物価がもっとも安いスペインでは百貨店が見つけられず、フランスまで持ち越してしまいました。そうしたら、39.99EUR(6,440円)もするではないですか。柄が木製で素敵だけど、こんな高いのってどうよ?

 

どこを探しても定価以外では見つけられなかったので、なぜ高いのだろうと思いながら29.9EUR(4,855円)で買ってしまいました。楽天市場で買えば3,000円程度というのに・・・でも、これが国力の差なんですね。私たちが東南アジアの物価が安いと思っていたように、海外から日本は今そう見なされているということだと気づくと、かなり衝撃でした。賃金がたとえ上がっても物価が上がれば同じじゃないかという考えは、国際競争の中では正しくない。対外レベルに肩を並べられることの重要性を見せつけられました。

 

夕方、24時間券もあるのでひとり地下鉄で出掛けました。スーツケースがまだ戻ってこないなら買う必要があったし、チョコレートの有名店BERNACHONへも行きたかったのです。

 

バレンタインデーが近づくとあちこちから取り寄せていた大のチョコレート好きの娘へのお土産です。リヨンでのチョコレートの有名店であるベルナシオンを外したら、きっと残念がるでしょう。

 

それでもスタッフは英語不可で、チョコレートに明るくない私がこの豊富な品揃えから選ぶにはかなりハードルが高い。

 

洋酒の入ったタイプは私は好きだけど、そればかりでは面白くないし。

 

身振り手振りで聞いたところ、いいアソートがありました35.2EUR(5,718円)。5年前にバイヨンヌで買ったときは、為替レートの差(当時1EUR=126円/現在161円)や店の格の違いもあるだろうけど、同程度が1,900円で安くて驚いたのに。

 

さて、あとはほとんどのお店が休みになる翌日日曜日に備え、もしものためにスーツケースを買っておくことにしました。安価で済ませることもできたけどSamsoniteからRESPARKを選びました199EUR(32,317円)。日本にはないモデルで、日本で類似タイプを買うより安かったです。お店でタックスリファンドの手続きもしてもらって一安心。

でもこの夜、フロントから電話があって無事スーツケースは戻ってきたのでした。ちゃんちゃん。遅いわ。