英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】上高地から槍ヶ岳への登山口一ノ股谷・二ノ股谷へ

2024年(令和6年)5月11日(土)

 

上高地を散策しませんかというお誘いを受け、槍ヶ岳蝶ヶ岳への登山道の途中まで歩きに行ってきました。前回は、前泊したドーミイン松本の話を書いています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

待ち合わせ場所へ向かう松本駅コンコースでふと北アルプス方面を見ると、なんだ、こんなに見えるんだ。反射して見えにくいのですが、JR大糸線沿いからは隠れてしまう北アルプス表銀座ルートが見えるので驚きました。知らなかった。

 

上高地へは、まだブログを始める前の2014年9月に初めて行っています。ここは冬季は閉鎖されているし交通の便も限られていてなかなか行けなかったので、バスへの乗換口となる「新島々」という印象的な松本電鉄の駅名は、長く憧れでした。ただ行った1週間後、御岳山の噴火で多くの犠牲者が出たことは衝撃的でした。私がどこかへ行った直後に、そこでなにかがあるということは、よく経験しています。

8:11 懐かしの上高地バスターミナルに到着です。

 

上高地はまだまだ賑わい前。ゴールデンウィークも終わったので、人出も少ないのかと思っていました。

 

8:16 河童橋を歩く人もたぶん宿泊客がほとんど。私たちもここからスタートです。

 

8:49 明神館に到着。登山用アプリYAMAPを見ると40分かかるルートのはずが、33分。ちょっと早いんじゃ?と思いながら歩いていたので、コースタイムをチェックしながら書き進めています。

 

奥に見えているのは明神岳だったかな。一般登山道のない険しい山のようです。

 

この奥には穂高神社奥宮があるそうです。観光客の散策コースであれば、参拝してから対岸を戻れば2時間ほどのコースでちょうどいいかもしれません。

 

10:21 横尾山荘着。10分ほど休憩しました。トイレはとてもきれいで安心。しかも暖房便座!横尾山荘も常念小屋や燕山荘と同じく創設100年以上の歴史ある山小屋だと聞きました。そして山小屋にしてお風呂が利用できるんだって!!!

 

それにしてもペースが早い。明神館からここまで120分かかるはずが90分で到着しています。確かにめちゃ早くてついて行くの必死でした。そう、ハイスピードでも私は黙ってついて行ってしまうので、登山だと同行者によってバテる可能性大なのです。それが北アルプスの再度縦走に怯む理由。ここは平坦だからいいけどね。

 

横尾大橋を渡って先へ進むと涸沢を経て北穂高岳奥穂高岳への登山口、反対側には蝶ヶ岳への登山口もあります。それらのハードな登山客は夜明けとともに、あるいは夜明け前には出発しているはず。

 

私が進むのは槍ヶ岳への登山道。そして、11:00 初めて槍ヶ岳が拝めるという場所を通過しました。登る山はなかなか見えないのはキツイなぁ。スマホではこれが限界のサイズだけど、槍ヶ岳は本当にどこから見ても三角形です。

 

11:15 一の股谷へ到着しました。ニチリンソウなどが群生して気持ちのいい散策路でしたが、ハイスピードだったので画像を撮る余裕などありません。ちなみに野猿はふつうに登山道に座っていたし、熊の糞らしきものもフレッシュなのが大量に散策路にありました。危ない危ない、すぐそこにいるのね。

 

この画像ではわからないのですが、一の股谷からは前回北アルプスを縦走したときに通過した東天井岳が、谷間にちらりと顔を覗かせていました。

 

一の俣谷は東天井岳を源泉として形成される川で、常念乗越や常念岳からも水を集めて流れています。

 

11:23 少し先まで歩くと次は二の俣谷。このあたりの地質は周りの山を見ても崩れかけの場所が多く、落石注意は伊達の看板ではありません。ちゃんと注意しないと危険。

 

二の俣谷は大天井岳(おてんしょうだけ)を源泉として西岳などからも水を集め、ここで槍ヶ岳から流れる槍沢からの流れと合流します。

 

二の股谷の下流方向です。少し先で一の俣谷と合流し、さらに横尾山荘付近で涸沢などを源泉とする横尾谷と合流して、上高地を流れる梓川となります。源泉を訪ね歩く散策も日帰りではこのあたりで引き返します。

 

12:15 横尾山荘まで戻ってきました。昼食休憩です。4時間も歩けばそれなりに疲れていますが、ほぼ平坦な道だったのと服装のチョイスが良かったので助かりました。上は速乾性のTシャツとユニクロUVカットメッシュパーカー、下はワコールCW-Xのスポーツタイツとモンベルのクリフライトパンツ。スポーツタイツは距離を歩くときにサポートになるので着用。暑いかもしれないと思いましたが気になりませんでした。

 

14:19 上高地バスターミナル着。155分のコースタイムのところを休憩時間を加味せず120分で戻ってきているので、最後までハイスピードで容赦なし。この時間には河童橋付近は外国人観光客も含めツアー客が大挙して押し寄せ、大混雑でした。

 

サクッと松本駅へ戻っています。MIDORI松本で前回から気に入っている黒姫高原ソフトクリームをいただきました。でも、12月に行ったときにはあった飲むヨーグルトは姿を消していました。1年半も買い続けていたからほんと残念。

 

特急あずさで戻ります。そういや、駅で購入したますの寿し(1,600円)を撮りそびれていました。昨年7月以来の購入だけど小さくなってたと思う。昨今の情勢、仕方ないけどね。甲府駅に差し掛かる前にまた富士山が姿を現しました。

 

心なしか積雪量が少ないように感じましたが、どうかな。富士山はやっぱり雪を頂いてこその姿だよね。

 

開運堂の木の葉の精とりんごの天使。ここのお菓子は安曇野穂高ビューホテルで何度か買いましたが、食べたときはたいしたことないのに飽きが来ない素朴さが好きです。

 

相棒が買ってくれていたんが枯本節。去年、鰹節削り器を購入して以来、毎日のように愛用していますが、そのときに購入したのがなまり節という枕崎産のちょっと柔らかめのものだったので、本枯節を使ってみたいと言っていたのです。本枯節と思ってたら、こちらは枯本節。しかもなんで長野で?ま、近々使います。

 

毎度おなじみ野菜の買い出し(笑

うるいってギボウシの若いのなんだって。言われてみれば姿は同じだけど、知らなかった。この直後に相棒が入院したので、ひとりで使い果たすハメに。でもお酒が飲めるようになって戻ってくるので結果オーライ。

 

地味に続いた安曇野界隈の話もこれでほぼお終い。どなたかのお誘いを受けて、果たしてまた登るのか。歩数計によると、この日は4万歩を超えていましたが、これが上りとなると自信がなくなるヘタレっぷりを実感したのでした・・・