私の入るオリエントケーブは1時間半のコースで現地係員もともに入ります。
監視なんでしょうね。
入口はここ。扉はこのあとさらに2ヶ所ありました。
全員が入ってから閉めて、そのあとで次を開ける。そうすることで外界の影響を受けさせないという説明でした。

ただ、この扉の前でまたひと悶着。
私だけではなく他の人も撮っていましたが、あぁ、そうでした・・・
ガイドが話をしているときは撮影禁止
なんかやりにくいなぁ・・・
この扉を開けると、その時点で既に鍾乳洞の中です。ここからは、壁もすべて触れてはいけません。
次の扉までの通路にしか見えないその場所も、鍾乳洞の一部だとわかる現象があり、そのその説明を受けたあとのことでした。
説明を終えたと思った私、その箇所を撮影してしまいました。
ハイ、そうでしたね。
ガイドが話をしているあいだは撮影禁止
よそ見もしてはなりません。全員が、集中して話を聞かなければならないのです。
どうやら、説明はまだ終わっていなかったようで、ガイドはブチ切れてしまいました。
わかりました。
意に沿わないが、今回はいつでも写真を撮っていいルールに変更します。
ここから先は、ご自分たちのペースで好きに撮っていただいて結構です。
いや、ルールはルールですから、破った私が悪いのです。
ガイドに主導権があっていいと思います。
でも、小学生が校外学習に来てるんじゃないんだから。
しかも、まだこれで撮影が自由になったかと思った私たちが、まだ間違いだったんですよ。
ひとまず、見学を続けます。
こんな通路を通って、ひとつめの部屋はペルシャ。
階段は、鍾乳洞に触れないように金網で覆われています。

普段は水のない位置にあり、滑ることはありません。
水に浸かっていた時代もあったようですが、今は雨のあと以外は水たまりになることはないようです。
ヘラクレスの柱

名前は特に意味がないそうです。
冒険家たちが自分たちが通った道の目印として、特徴あるものに命名していたそうです。
この部屋ではほかにもクレオパトラやオウムと名づけられたものがありました。
天井を見ると、この部屋がペルシャと名づけられた理由がわかる気がしました。ドームになっており複雑な色調でした 。

どれもこれも、すごい!のひとこと。3億5千万年前、世界最古の貫録です。

部屋は残りエジプト、アッパーインディア、ロウワーインディアの3つ。
このインデアンキャノピーはここのシンボルとなっています。

写真では見えませんが、現地係員の腕にもインディアンキャノピーのロゴがついています。

おばあちゃんのショール

まだ残りの部屋の見学をしていますが、ここまででもう写真はありません。
ガイドさんがまた、爆発したのです。
説明前にいきなりいきなり後ろを向いた彼は、通路の手すりを持ってため息をつき、そして深呼吸してこう言いました。
確かにいつ写真を撮ってもいいとルール変更はしました。
でも、これは普段自分のしているツアーじゃない。
ちょっと仕切り直しをさせてください。
まったく・・・
こんなにも気を遣うツアーってあるでしょうか。
部屋を移動するたびに説明のあと時間を取ってくれるのですが、とにかく狭い場所なので、写真を撮るには人が多くてチャンスがあまりありません。
時間は取ってもらってもスペースがないのです。
しかも時間を取ると言いつつ、自分はさっさと次の場所へ行って、みんなが来るのを待ち構えているのです。誰がのんびりシャッターチャンスを待っていられるでしょう。
撮っているよりも見てくれ!なぜ世界遺産なのかの意味を知ってくれ!
その気持ちはわかりますが・・・疲れました。
そして、もう写真を撮るのを止めました。
ジェノランケーブでは、もうひとつ見どころがありました。
海老の殻ようになっているのが成長の証の部分だそうです。

さらに上へ行くと他にもあるということでそれも見に行くことにしました。
来た道を見下ろすと高さがわかります。

見つけました!確かに海老の殻みたい。

ガイドさんもいなかったので、好きに写真が撮れたためかこの海老の殻にも感激してしまいました。太古の時代からよく頑張ってるよ。

下りは延々階段です。

近くにあるブルーレイクを見に行きました。まさにブルーレイクですね。


さて、ジェノランケーブともお別れです。