このあと、野生のカンガルー探しをしました。
興味はなかったのですが、やっぱり見ると嬉しいものですね。
でも、天敵のいないオーストラリアでは、今、害獣でもあるそうです。
夕方は森から出てきて餌を探すそうで、すぐそばで見られました。 跳ねっぷりはすごかったです。
ワラビーは尻尾が小さいそうで、車道から森を見るといたようですが、私には見つけられませんでした。
ここから1時間余りで日没。絶景の展望台を目指します。
そして、ここでやっと正式に寝てもいい時間となりました。
やっぱり・・・許可なく寝てほしくなかったのね。
17時15分。こだわりのこのガイドさんらしく、この日の日没時刻に合わせて到着です。
薄暮の中、延々と階段を下りて行きます 。このときはまだ、なんの景色も見えておらず、淡々と坦々と下るのみなので、帰りは上るんだなぁと漠然と考えながら、ひたすら下る・・・
いったい、どこまで下るんだろうと思ったころ、とりあえず、展望台の標識がありました。
ここからでも充分美しい景色が見えましたが、ここじゃないとガイドは言います。

さらに下る階段があります。
降り立つ位置以外、見えるものは何もありません。奈落の底のよう・・・
初めの標識があった展望台が見えます。

本当に美しい景色でした。
でも、写真に残すのは無理だと諦めて、ただ眺めていました。
他の人も、これは撮れないねと言っていました。
ここだけでも来てよかったと思える場所だという声も聞こえてきました。
戻る途中の脇道に、奈落の底の展望台が見える場所がありました。
あそこに立っていたのか・・・
日没です。
明かりはどこにもありませんから、道が見えるあいだに戻らなければなりません。
美しい景色を眺めた感動からか、延々続くのぼりだったはずが少しも苦になりませんでした。
でも、真夏のこのツアーの場合、暑くて大変なのだそうです。
年中催行されているツアーですが、時期によってさまざまですね。
途中、ドライブインから星空がきれいに見えました。
南半球ならではの南十字星は、すぐにわかりました。
さぁ、あとは戻るだけ・・・のはず。
親切心に満ち満ちたこのガイドさん、最後もやってくれました。
全員にこのあとの予定を聞き始めたのです。
それになんの問題があるって? あるんですよ~
買い物をする人には買い物の場所を、食事をする人には店の案内をしながら降ろすんですが、ツアーが長引いたので既に戻ってきたのは20時。
みんなとにかく早く解散されることを望んでいたと思います。
だから、はじめはココと言っていた人も、もうどこでもいいですからと言い出し、アソコと言っていた人も遅くなるからもういいと言い、実に最初に降車した人から私までで1時間。
ホテルに戻ったのは21時になっていました。
翌朝は7時35分のフライトで、タスマニアです。
チェックインは45分前までなので、5時半には出る予定でした。
食事にシャワーに荷造り・・・まったく。
違うガイドなら、ぜひぜひお勧めしたいブルーマウンテンズツアーでした(笑