ピレ門、名前と地図でしか存在を知らなかったそこへ到着しました。
青空の下で出会ったためか、探し求めていたものに出会えたことに感動。
ピレ門。ここからは徒歩でしか入れません。
この城壁から中が旧市街。1997年世界遺産に登録されました。
入口はかつて跳ね上げの橋でしたが、今は固定されています。
旧市街へ入る門は全部で3ヶ所です。
入ってすぐ、オノフリオの大噴水。
ナポリのオノフリオ・デッラ・カヴァが1438年に作った噴水で、12km離れた源泉から水を弾き、市内2ケ所に噴水が設けられました。
ローマ帝国時代、水道にはすこぶる強かったんですね~
まず、チェックインを急ぎます。
事前にdirect bookerというところからメールが届き、チェックイン時刻を連絡するシステムになっており、13:30を指定しています。
予約した宿はApartments and Rooms Lejletul(2泊21,606円/2人) 。
ここのメリットは、
1.専用バスルームと毎日のハウスキーピング
2.立地がフラット
3.追加料金で空港への送迎が可能(40EUR)
4.鍵の受け渡しに問題がない
なんといっても連絡手段を持って行かないので、現地到着後に電話連絡というところを選ぶことができないのです。
その点で、ここはレストランの上階が部屋になるので、開店時間であればいつ行っても大丈夫というのが魅力でした。
それでも、行き着くのは難しかったです。
しっかりチェックしていきましたが、狭い路地を迷ってあちこちで尋ねました。
旧市街の路地は広い方でこんな道
ベネチアよりは広いけれど、それに近い感じです。
石畳はツルツルなので、スーツケースは引きやすくまったく問題ありませんでした。
曲がるポイントはここ。
右側の上の方の看板が、チェックインするレストランのもの。
この路地を通るのにも勇気がいるんですよ。いくつかの通りを除いて、ほとんどのお店のテーブルは路地に出されているんです。
私たちが泊まったアパートメントの下にあるレストランもこのとおり。
手前に立っている人が、宿泊担当の人。
黒い灯りが扉の上に見えますが、ここにアパートメントの名前があります。
ドア横の青いプレートはアパートメントやSOBE、いわゆる民泊施設の印です。
緑の扉を入るとレストランの厨房があり、その脇を上がっていきます。
私が泊まったのは2階。さらに上の階はキッチン付のようでした。
階段を上がるとレストランの客席があります。
その窓辺にチェックイン作業ができるスペースを設けてありました。
ところが、私たちの予約がなかなか見つかりません。
どうやら普通はもっと直前に予約するようで、予約し直した3ヶ月前でも早いようで、見当たらなかったようでした。
しばらく待ってから案内されたのは、このテーブルの手前の扉でした。
ちなみに、窓際の左からはさらに上階への階段もありました。
緑の扉、ここから部屋へ入るんです。本当に客席のすぐ脇。
壁1枚向こうで私はシャワーをしたり眠ったりしているのに、こっち側では食事中なんです。すごく不思議な気分でしたね~
中に入ると、この右側の白い扉が入口で、出るとすぐにお店です。
クローゼットはなく、右に見えるハンガーのみ。
左側にはトイレとバスルーム。右がトイレで左がシャワー。タオル類も揃っていました。
ただ、タオルが湿っていたので、ハンガーに掛けて夜まで乾かすことにしました。
自分のところで洗濯してるってことですよね。
窓の外からレストランの賑やかな声が聞こえてきます。
閉店時刻は深夜24時。こんなところで眠れるんでしょうか。
写真が暗いのは、天井に3つある照明のうちメインの真ん中が切れていました。
もう15時近くになっていたので、さっそく街へ出なくては。
まずは、ピレ門傍に入口のあった城壁廻りをすることにします。