あんなに早起きしていたのに、朝食を待っていたために、スルジ山への出発は9時半になってしまいました。
でも、朝の旧市街は人気がなかったし、呑気に出発。
またもやプジャ門を目指します。
途中、やっぱり猫に出会います。
プジャ門を出て道路を渡ったところに、ケーブルカーのチケット売り場がありました。
乗り場でも買えるはずですが、すいていたのでここで購入。
片道80HRK(1,350円) 往復120HRK(2,000円)
往復の方が割安なのだけど、ぜひとも下りは歩きたかったので片道にしました。
スルジ山は412mしかないので本当は登りたかったのですが、見るからに木がないので、日影がなければ厳しいだろうと諦めました。
今日も青空。きれいな赤のケーブルカー。
内戦で1991年に破壊され、営業再開は2010年。ほんの少し前のことです。
呑気に到着したら長蛇の列。どこからこんなに湧いてきてるの~ ツアー客もいる~
チケット売り場は乗り場傍の屋根の下にも。
20分ほど並びました。乗車直前の場所から見える旧市街。
ケーブルカーに乗ります。
途中に見える家はそこそこの邸宅。
振り返ると海もきれいに見えます。
降りると下りも長蛇の列。そりゃ、眺めれば終わりと言えば終わりだもんね~
展望台に出ます。
おおおおおお~ 正直、涙が出てきそうな絶景でした。
なんだろう・・・ 何度もガイドブックやネット上で見たはずの景色。
でも、実際に見ると、胸がいっぱいになってしまいました。
アドリア海の真珠と呼ばれるだけのものはあります。
きっと、何枚張り付けても、きっと届かない。
機会が見つけられたなら、ぜひともここを訪れてみてください。
ただ、お天気に左右されちゃうんですよね。
右の方へ目を移すと、レンタカー利用やビーチ目的の人が泊まる、ラパッド地区。
展望台はもうひとつ上の階もありましたが、ここだと下の人たちが写っちゃいます。
左側にカフェがありました。
実はカフェからもう少し下ったところに「ナポレオンの十字架」があります。
ナポレオンに贈られたそうですが、内戦で破壊されたあとに再建されたらしいです。
でも、そのときは「ナポレオンの十字架」の存在も知らなかったので行っていません。
駐車場の方へ行くと、花が咲いていました。
なんの花だろうかと話していたら、同じ花を写していた外国人がアカシアと教えてくれました。英語なのかな?日本語とおなじアカシアなんだ~
駐車場の向こうに「戦争記念館」がありました。
これは内戦時のものではなく、ナポレオンに支配されていた1800年代に造られ、さらにオーストリア軍によっても拡張、改造されています。内戦時はドゥブロヴニクを防衛したという、偉大なシンボルとなっていますが、外から見ると、ほんとに古い壊れかけのような建物に見え、写しそびれていました。
旧市街が戦火に見舞われている写真が入口にありました。
入場料がいくらだったか見ていませんが、かなり外が暑かったので、 ここで体力を取られるよりも下山を優先する方がいいと思い、入りませんでした。
なにしろ、まだどこから下るのか、さっぱりわかっていません。
戦争記念館の横から敷地内へ入れそうなので進んでみました。
砦ですから、灰色で厳めしい建物。
道は見えましたが、なんとなく立ち入り禁止っぽい雰囲気を醸し出しています。
軍の関係者が出てきて追い払われそうな感じ。
ただ、少し行くと数段上れるようになっていて、どうやら景色が見渡せそうでした。
だ~れも人はいません。
うゎ~っ きれ~い こっちだとケーブルも邪魔にならないし、きれいに撮れる~
山の麓に見えるグルージュ港もきれい~
この湾はアドリア海の入口とは逆向きだし、荒れそうにない良港だなぁ。
旧市街とロクルム島もきれい~
いつまで見ていても見飽きない風景。 現実に見ているものとは思えないほど、きれいな青が広がる海。
あれ? 白く見えるのは道?おお、ここが下りの始まりってこと?
戦争記念館になっている砦の裏側が下り口でした。
少し下ってから、振り返ってみました。こんな道を歩きます。これ以上暑くなると、日影がないのでかなりキツイでしょうね~
前を見るとケーブルカーが見えます。
逆光ですが案内板もあるので、道を間違えることはありません。
さらに下ってから砦を見上げると、厳めしい戦争記念館の姿が見えます。
100mずつぐらいでつづら折りになっており、曲がるたびに番号が書かれてありました。
拡大するとこんな感じ。ここはⅩⅢです。
降りるたびに風景が変わって、いつまでも飽きません。
なだらかですが、石がゴロゴロしていて歩きにくい。
上りの人に何人かすれ違いましたが、暑くてキツそう。
アドリア海を眺めていると、遠く向こうかすかに陸地が見えるような・・・
年末年始に訪れるイタリアのバーリ港は対岸のどこかなんだけどな~
さて、山道ももう終わり。
写真を撮りながら、のんびり下ってちょうど1時間でした。
入口にはきちんとスルジ山への表示がありました。
でもね、この前の道、横断歩道もないんです。で、手すりが見えているところを降りるんですが・・・
降りてから振り返って見た階段。
左側はトンネルがあります。
ここはどちらもそんなに交通量はありませんでした。
ただ、かなり飛ばしてくるんですよね。
ここからまだまだ下ります。
バラの美しい時期です。
目印になりそうなところを撮りましたが、自力で道を見つけるのはかなり難しいと思いました。しかも、登山道へ到着するまでと、そこからスルジ山に登るのとに同じぐらい上る感じなんです。
あらためて振り返ると、こうしてまた車道が登場しますよね。右手にちらりと見えている道に入り・・・
そして、街灯のすぐ傍の階段を上がるんです。これを見つけ続けるのは大変かも。
下から再度眺めてみると、パラボラアンテナのところを入ることになります。
横断歩道を渡ってさらに下ります。
ここの交通量は相当多くて、結構渡るのが大変でした。
最後は、左へずんずん歩いてからバス停へ下る階段を見つけました。
バス停から上がるなら、ケーブルカーよりも相当左が登山道入口になります。
うまくレポートできませんでしたが、上りを自力で行くのには難しいという感想です。
でも、何人かチャレンジしている人はいたし、ナポレオンの十字架のあたりに行ける道もあるとと思います。
スルジ山、終わっちゃった。
でも、モンテネグロのコトルへのツアーへ行っていたら見られない景色でした。
大満足!
下り切ったらピレ門前のバス停。
思わずフレッシュオレンジジュースを頼みました。24HRK(400円)。
旧市街へ戻ってジェラートも。マンゴーです。10HRK(170円)。
あ、このとき私、指を骨折していました。