ゆっくり寝ようと思っていましたが、やっぱり早くに起きてしまいました。
このホテルの食事は6時から。
6時半ごろには食べに行きました。
3組ぐらいが入れ代わり立ち代わりといった感じで、この時間帯はそう多くありませんでした。
チーズ各種、焼き豚や煮豚ののような肉類と、パテ。
パテは味がしっかりついていましたが、肉の方はほとんど味付けなし。
ハムも数種類ありました。
デザートは、あま~いケーキ2種類とウエハース。
ジャム入りのクロワッサンもありました。
フルーツもあります。
撮りそびれていますが、もちろんパンもヨーグルトもあり、そこそこ充実していました。
このレストランを出ると、外でもお茶ができるようになっていましたが、なんとも微妙な雰囲気なんですよね。
人工芝って・・・どう?
せっかくクラシカルなのに、ここだけ南国仕様というか、プールサイドっぽい。
エレベーター前も、部屋の雰囲気と同じホテルの中とは思えないアンバランスさ。
いまひとつ、おすすめホテルと言い切れないのは、このパティオの安っぽさかも。
外へ出ると、私が気に入った歩道橋があります。
駅からは旧市街へ行く地下道を通るか、この歩道橋を渡るとすぐなのですが、この歩道橋のブルーが、おしゃれでとても気に入りました。
歩道橋を渡ってホテル側を見るとわかるのですが、上の写真は信号のタイミングでたまたま空いて見えだけで、下の写真のとおりいくつものトラムが通り横断歩道もありません。一番の近道である強行突破は、もちろん本来ご法度です。
部屋で少しゆっくりしてから、9時前に出発しました。
目指すは10時からチケットが発売されるヴァヴェル城です。
なんでも、予定枚数に限りがあるとか。
地下道を抜けると、ポーランド名物のオブヴァジェネック(obwarzanek)売り場。これは、元祖ベーグルと言われているパンで、このワゴンでは2PLN(60円)ですね。
あちこちにこのブルーのワゴンが出ています。

形はねじってから丸くしてあるしサイズも大きく、ベーグルとはちょっと違って見えるかもしれません。でも、ベーグルと同じく一度茹でてから焼いているので、元祖ベーグルなんです。
それにしてもオブヴァジェネックなんて、絶対覚えられませんよね。
まっすぐ行くとすぐに、きのう行ったフロリアンスカ門が見えます。

まだ時間が早いので、絵は出ていません。
壁沿いに進んで行くと、左側にステキなアーチが見えました。
ちょっとメルヘンチックな場所だなぁ。
重そう・・・
この旧市街は、他と比べてふつうに暮らしている感が大きかったように思います。
車の通りも多かったし、あちこち駐車しているのも意外な感じでした。
観光地に特化した地域ではないんでしょうね。
きのうは大急ぎで通過した織物会館。
銅像は詩人、アダム・ミツキエヴィッチ ・・・ またしても、覚えられない。
建物の中は十字に抜けられるようになっています。
側面から入ると、まだお店も開け始めで、きのうのような賑わいはありません。
どんなお店があったか、あとで撮ったものと併せてご紹介します。
ボタン屋さんだと思っていましたが箱でした。
琥珀のアクセサリー
スカーフ
じっくり見れば、いいお土産をGETできたのかなぁ。
きのうペオロギを食べた小市場広場に来ました。
まだ、ちらほら準備しているだけですが、ずらりと露店が並んでいます。
振り返ると、きのうペオロギを食べるために座ったテーブル。
小さい広場ですが、建物がステキ。
旧市街には、かなりたくさんの教会がありました。
ここは、何やら人が入っていくので、私も便乗します。
聖アンドリュース教会です。
そう大きくない教会ですが、中はなかなかゴージャスでした。
左上の淡い色のバルコニーに見える部分が、パイプオルガンです。
聖アンドリュース教会の手前には、聖ペトロ聖パウロ教会が左にありました。
こちらも入りましたが、撮影禁止です。
ここで、夜のコンサートの案内を見ました。
教会でのコンサート、ちょっといいかも!20時開演、60PLN(1,800円)です。
先へ急ぎましょう。
・・・ところが。
通りにはしご車が停まっていて、みんなが上を見上げています。
火事?
いえいえ、よく見てください。ネコちゃんが降りられずに困っています。
いえいえ、よく見てください。ネコちゃんが降りられずに困っています。
黒ネコちゃん、赤で囲った部屋から逃亡して、戻れなくなったようです。
窓の前は窓と窓のあいだは、イタイタの忍び返しがついているのですが、すごーく狭くて、通ったものの戻るのが怖いんでしょう。
窓の前の部屋の人が在宅していれば済むんでしょうけど、どうやらお留守の模様。
飼い主さんの要請で、ハシゴ車が登場したようです。
ウィーンっとはしご車が伸びて、消防士が救出に向かいました。
でも、下の階の窓の上の飾りがちょっと邪魔をして、思いの外近づけません。
場所を移動して、もう一度仕切り直します。
今度はだいぶ近づけた!
でも、ネコちゃん、めちゃくちゃ怒って唸っています。牙もむいて、激怒。
逃げ出そうとして伸び上ってる~ きゃ~
このままでは捕まえられません。
いったん降りて、飼い主さんから毛布と段ボール箱を受け取りました。
ハシゴ車に消防士さん2人が乗りこみ、再チャレンジです。
やった!怒るネコちゃんを毛布で捕まえました!
で、で、でも ・・・ 毛布の中で抵抗しているネコちゃん、
はしご車と建物とは微妙に距離があって、消防士さんも危ない~
どうしよう。持ち上げられない。
下からもみんな、ハラハラして見上げています。
でも、もし上手くいかなかったら?
見続けているのがちょっとコワい~
膠着状態の中、するりとネコちゃんが毛布から逃げ出しちゃいました。
きゃ~ 下ではみんなの悲鳴!
ネコちゃんにとっては、捕まえられているほうがよっぽど怖かったんでしょう。
忍び返しとの隙間を、窓ふたつ分、必死で駆け抜け、飼い主さんの呼ぶ窓の中へするりと入って行きました。
全員拍手喝采!
いや~ ハラハラしました。
それにしても、はしご車をドカンと止めて通行できなくして、知らんぷり。交通整理もなし。おおらかですね~ ポーランド。
でも、ネコちゃん救出劇を見ているあいだに、時間はどんどん経ってしまいました。