2023年(令和5年)6月10日(土)-11日(日)
毎月訪れている安曇野。前回はランチに訪れたそば処自遊庵あさかわの話を書きました。今回は宿での食事をメインに置いているので、昼はお蕎麦一択。
宿に食事のクオリティを求めるのはやめて、外で食べる方法もあると気づいたものの、12月に訪れたにし屋別荘はもう一度その価値を確認してもいいと思ったのです。野趣あふれる囲炉裏での焼き物を含めた食事は、あちこち泊まったあとの今なら、新たな気持ちで向き合えそうだったから。そこへ全国旅行支援の再開と一休.comでの空室とが重なったので、すかさず予約。半年ぶりの再訪です。
農産物直売所のvif穂高からは徒歩10分。以前に泊まったリトリート安曇野を通り過ぎ、にし屋別荘に到着です。
新潟から移築したという古民家に入ると、まずは夕食でも活躍する囲炉裏のある部屋。
隣がカフェ風のテーブル席です。
スタッフが焼いたというお菓子でお出迎え。ナッツが入っていて気に入っています。
お部屋は前回と同じく本館2階の丹波。離れの織部を予約していたのですが、全国旅行支援の再開に伴って、空いていた丹波の予約に変更しました。しばらく待てば私が解約した織部も空いたはずですが、旅行支援の枠は早いときには1時間ほどでが埋まってしまっていたので時間との勝負だったのです。
前回のコタツからちゃぶ台になっていました。存在がいまひとつわからないかと思いますが、冷蔵庫が奥の襖の左側に埋め込まれています。冷蔵庫には冷凍機能がないので、持参していた保冷材は役に立ちません。ここが残念な点。
洗面所には化粧品類はありません。大浴場に備えられています。
ここにあるのはシャワーキャップ、ブラシ、歯ブラシなど。どれも使用しませんでした。
2度目の訪問で少し慣れたので、ベッドの上にある障子をそっと開けてみました。あれ、囲炉裏が見えます。
こういう造りになっていたのね。夜、食事を終えて部屋に戻ると食事会場での盛り上がりがよく聞こえたので、あれれと思っていたのですが、納得です。
さて。到着は一番でしたが、続々お客さまが到着していたので、急いで貸切風呂へ向かいます。まずは一番ゆったりとした母屋の内風呂から。
化粧品は雪肌精。ドライヤーはPanasonic製です。ダイソンの扇風機も備えられていました。
前回来たときは寒過ぎて、露天風呂の前にここで温まっておかないとつらかったです。でも、今回は窓を開けて入ってちょうどぐらい。窓の外から見える外廊下の屋根で大きな音が聞こえたので目を遣ると、なんと野猿が走っていましたよ。
カランは3つ。ここが一番落ち着いていてゆったりとできると思います。目隠しはしてあるけれど、デッキ部分があって奥行が感じられるし、窓を開けて入ると半露天風呂気分になれるのです。
露天風呂は、外の札が「空」になっていれば入れます。
木戸があるけれど、その向こうはすぐに湯舟。
脱衣所のみでカランはありません。ここは浸かるだけのお風呂です。
露天風呂は開放的で大好きですが、浴槽に段差がないと肩までつかるハメになってすぐにのぼせてしまうのが残念。
椅子に座って湯冷ましするのもありでしょうが、そこまで優雅に過ごして長風呂できないのが私。すぐにのぼせるのです。でも、初夏の緑がとても美しい季節でした。
お湯に入った目線はだいたいこんな感じ。季節ごとに木々が違った表情を見せてくれることでしょう。
さて。夜遅くに離れにある内風呂に入りに行こうと思ったところ、母屋のダイニングでネコちゃんを発見。はじめてお目に掛かりましたよ。人慣れしていてまったく動じる様子なし。
離れの内風呂は母屋のものより狭いです。でも、考えてみたらいつもここへは夜に来ているので、外の様子を知りません。もしかしたら案外開放的なのかも。
カランはふたつ。しかも、この内風呂のドアに面してお部屋があるので、ちょっと気を遣います。あの部屋に泊まっていたら、人の気配が気になるんじゃないかな。
洗面台に置かれたものは、母屋とほぼ同じ。こちらが狭い分、つい母屋に軍配を上げてしまいますが、明るいときを知らないのでジャッジできません。
さて。部屋へ戻ろうと内風呂の扉を開けると、またもやネコちゃん。え?同じネコ?お迎えに来てくれたの?しれッとした顔で寝そべるネコちゃん、あなたにはもう一度会いたかったわ。
もし温泉の様子がもう少し知りたい場合は、前回の温泉編もご参考に。ほとんどかち合うこともなく、ここの貸切風呂は快適に過ごせますよ。