英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【山梨】娘の招待で八ヶ岳「ヒュッテ・エミール」へ行ってきました

2018年(平成30年)9月8日(土)~9日(日) 
 
こんな日が訪れるなんて~
 
今月は私の誕生月。娘が八ヶ岳オーベルジュを予約したと、7月ごろだったかに教えてくれました。1泊3万円/人。
豪華好きの娘らしいけど、まだまだ社会人になって日も浅い。
出していただくわけにはいかないと思いつつ、お言葉に甘えて行って参りました ~ 
 
まずは小淵沢駅に到着。
最後に来てから2,3年のはずが、あらま~ 立派な駅舎になっちゃって~
去年改築したらしいです。びっくり。 

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小海線への乗り継ぎまでのあいだに、お蕎麦を食べに行きました。
徒歩3分ほど、古民家のお蕎麦屋です。 
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頼んだのは鴨せいろ。温かいお出汁で、うす~い鴨肉がほんの数枚と、キノコが入っていました。美味しいお蕎麦でしたよ。 

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でもね~ 私たちの後に来た人たちが6人組。
「ちょっと待ってもらわないといっぱいで」とおかみさん。
 
え? 空いてますけど。
 
「待たせてもらっていいですか?」とお客さん。
でもそれを、おかみさんったら無視するんですよ。
 
挙句、他のお客さんに「断ってるのに待っちゃって~」とこぼし始めました。
予約もなしに6人は困るらしい。
「若いからね、外で立たせておくわよ」
 
オイ。客商売してて、冗談にもそれはないでしょ~ 早々に退散いたしました。
 
乗り継いで降りたのは甲斐大泉駅。 

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小淵沢へは何度か出掛けていますが、小海線に乗るのははじめてです。2駅だけど、大回りするので結構時間がかかりました。 

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蕎麦屋さんでちょっとはゆっくりするはずが、到着してしまった甲斐大泉。チェックインは15時。足がなければどうにもならない八ヶ岳
 
行ってみる?と歩き出した先は、徒歩30分とグーグルマップで出ていた、俳優 柳生博氏のお店八ヶ岳倶楽部 。30年近く前に訪れたことがあり、そのときは柳生さんに会えたっけ。息子さん、いいガーデナーに育っていたのに急逝して残念だったな。
 
坂道を延々歩くこと、確かに30分。ひたすら登りなので汗だく。
私たちの前を制服姿の高校生が歩いていました。毎日これを歩いて駅まで行ってるのか!途中で彼はバス停に座っていたので、そこからバスかと思っていたら、さらに歩き始めたので単に休憩だったのでしょう。
 
もしや 、柳生家の子かも?確かに、八ヶ岳倶楽部のところでいなくなりましたが、どの家の子かは不明。私たちがそこを目指していると気づいて、バス停で先を譲って見届けてくれたのか? 

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記憶に残る八ヶ岳倶楽部はどこにもありませんでしたが、賑わっていました。

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なぜかお箸を買って、グラスワインをいただいて戻ります。 

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帰りはひたすら下りなので、楽勝。 
 
今日のお泊りは、こちら。1日3組のみのオーベルジュヒュッテ・エミールです。 

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バブルのころ、最高級のものだけを選んで作ったそうで、建物はドイツ製、家具はすべて横浜の手作りクラシック家具 ダニエル で揃えられています。
寝具は最高級の西川の布団に、シーツは麻。これは本当に気持ちが良かったです。  
 
こういうところで残念なのはお風呂ですが、入りやすくてゆっくりできました。

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アメニティはミラ・ショーン。シャンプーはとても良かったんですけど、化粧品類はなし。 

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部屋から見えるそこは、星空を眺めるために作られたそうです。ただし、この日は曇り。歩くには助かりましたけど、本当なら富士山が臨めるそうです。まったく、私はどうにも富士山に縁がない。 

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食事は1階でいただきます。 

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9月上旬というのに、既に暖炉には火が入っています。梁も柱も、風格を醸し出しています。 

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夜の帳が降りてきて、空が青く雰囲気が盛り上がります。スパークリングワインをボトルで頼みました。 

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そういえば、これだけずらりとカトラリーが並ぶフレンチも久しぶり。 

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アミューズはなんの魚だったっけな? ブロッコリーのソースといただきます。 

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1皿目はオマール海老のブレゼ。
カブがよく合いました。ピンクに見えるのは海老の殻。香ばしくて美味しかった~ 

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2皿目は、フランス産フォアグラのポワレ
甘辛い味付けでした。ブダペストで食べてから、娘はフォアグラをすっかり見直したようで、これもとても気に入っていました。 

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スープは八ヶ岳産カリフラワー。
かなりあっさり目の味付けで、ちょっと一息つけました。ただ、ちょっと粉っぽさがあったかな。 

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続いて、山口県産ホウボウのムニエル。
皮もカリッとしていて美味しく仕上がっていました。 

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最後は甲州ワインビーフリブロースソテー。
ハイハイ、これも美味しかったですよ。いいお肉でした。 

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でも、はじめっから終わりまで、ぜーんぶメインのようなラインナップ。
 
オマール海老から始まって、フォアグラ、ホウボウもこのサイズなら高級でしょうし、最後に牛ステーキときた。これだけだしておけば文句はないだろうって、そんなメニューに思いません?
 
もう、全力過ぎて疲れたわ~
さらに、給仕係だったご主人の歩き方もせわしなくて、落ち着け~って感じで、優雅に過ごしたい気持ちが削がれたのも残念でしたね。 
 
デザートは暖炉のそばのソファーへ移動します。紅茶かコーヒーを選び、食器はウエッジウッド。

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ぶどうと桃のコンポート。
食事の重さからいくと、これは妥当かもしれません。だけど、ここはどう考えても女性向けのオーベルジュ。デザートをもう少し充実させないと、ダメだと思うけどね~ 

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ハイ。翌朝の分もサクサクといきましょう。 
 
朝食は、キノコの雑炊かイングリッシュブレックファーストの選択でした。口コミで人気だったキノコの雑炊を選んだのですが、この量の少なさときたら。お茶碗半分ぐらいのご飯の量しかなくて、お腹がすきましたよ。
 
鮭は美味しかったです。でも、お椀は雑炊をよそうためのものだし、あとはヨーグルトのみ。ひもじい~ 断食道場じゃないんだから~ 

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娘がここに決めたときから、一抹の不安は持っていたんです。1日3組。オーナー夫妻とシェフの3人。採算を取るのにどこを削るかなぁと。材料も多く仕入れるからこそコストも下がるわけで、この規模では逆に経営も難しいはず。
 
でも「いいところに泊まりたい」が旅の目的である娘に、それを伝えることはしませんでした。かわいそうに「出し損感、ハンパなし」との感想でした。でも、口コミの評判もとてもいいんですよ。
 
徒歩では特に観光できるところもないので、小淵沢駅から送迎バスが出ている、星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳でお買い物と食事をしました。こちらは星野リゾート感満載。さすがと思いました。
週末はマルシェも出ているし、日帰りでプールの利用もできる。アスレチック施設が林の中を廻らせてあって、大人でも魅力的。こちらでパスタを食べて、やっとお腹が落ち着きました。 
 

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鹿肉のボロネーゼ

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そのあとは、いったん小淵沢駅へ戻って、シャトルバスで小淵沢アウトレットへ。私はアウトレットで買い物ができないタチで、娘につきあいました。
軽井沢でもアウトレットへ行きましたが、すごい規模ですよね。あの中から自分がほしいと思えるものを見つけるのは、私にはかなり難しいです。欲しいものをピックアップして出掛けるといいですよね。例えば、夏に南半球へ旅行するから防寒着というようなときには、好都合かも。
  
交通費にはすこぶるケチな私。今回の旅行では、週末だけ走る臨時快速「ホリデー快速ビューやまなし号」の、指定席を予約しました。ちょっと時間はかかりますが、座席指定ができていると楽です。
 
あずさで行くと自由席でも往復4,000円、指定席だと5,000円以上になるので、その分、美味しいものを食べようということになったのですが、まったくありつけませんでした。あんなに朝食が少ないとわかっていたら、リゾナーレでコース料理でも予約しておけばよかったな~
 
文句ばっかり書きましたが、ゆったり過ごせたのはとても良かったし、娘とでなければ行かないリゾナーレや、アウトレットにも行けたので、それはそれで楽しかったです。
 
とても幸せな誕生日でした。
 
そして誕生日当日にもケーキを。ココナッツ好きの私に、ココナッツとフルーツケーキ。 

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ありがとね~