2021年(令和3年)10月
緊急事態宣言が解除されました。ANAマイレージが余っているので、活用中。今回は、英語講師に勧められたアートの島を巡る旅を計画しました。当初、オリンピック時の3連休を利用する予定でしたが、たぶん暑くてバテるだろうと秋まで待っての出発でした。
前回は、期待せずに出掛けた夕食が思いかけず大ヒットだった話を書きました。
朝。ホテルの部屋から玉藻公園が見えることに気づきました。JRクレメントイン高松、4,900円/人のリーズナブルなビジネスホテルなのに景色まで楽しめるとは。
その向こうには、屋島も見えます。
高松港は、男木島・女木島と直島・小豆島方面では乗り場が違い、さらにフェリーか高速船かによっても異なってくるので要注意です。今日乗るのは、左に見える直島行きのフェリー乗り場。
フェリーの出発時刻は8時12分。その前に、せっかく高松に来たのだから讃岐うどんを食べたい。ハシゴ出来たらなによりと思って出掛けましたが、調べた場所に店はありません。もう一組探している人を見かけたので、おそらくコロナで閉店してしまったのでしょう。予定していためりけんやも開店直前まで気配がなかったので心配しましたが、7時に戻ってくると既に行列ができていました。
東京や大阪にも店舗を出しているチェーン店ですが、なかなかの人気店です。各自トレーを持ってベースとなる麺を注文し、並べてあるトッピングを自分でのせたあと会計するシステム。
私が頼んだ山芋ぶっかけうどんは330円という安さ。あげ110円を追加しました。あまりに大きくて半分に折り畳んでコレなので、かなり大きいあげです。コシのあるおうどんはさすが讃岐うどん。チェーン店でも侮れません。
ハシゴしたかったけれど、近くに開いているお店はありません。フェリー乗り場へ向かいましょう。
今日から滞在する直島へは四国汽船㈱で向かいます。切符売場は女木島・男木島行きとは違いフェリー乗り場の待合室内にあり、支払いは現金のみ。片道520円ですが、こちらは往復割引があり990円です。もし、高速船に乗ることになっても差額を払えばいいのでおススメ。
旅客定員500名は、きのうのフェリーの倍近く。
船内は広く、この時期はまだ乗客が少なかったので、近くに人が座ることもありませんでした。
乗船時間は50分。急いでいる場合は高速船に乗れば30分で到着しますが、料金は1,220円なので倍以上します。
季節が良ければ屋上で過ごすのも気持ちいい。でも、この時期はそろそろ風が冷たくなっていました。
遠くに瀬戸大橋が見えます。1988年(昭和63年)にはじめて本州側の岡山県倉敷市からと四国側の香川県坂出市を繋ぎました。
真ん中に見える三角の島は大槌島。島の中央に岡山県と香川県の県境があるという無人島です。
直島の隣にある島は荒神島。痛々しい岩肌が、これからの楽しい旅に影を落とします。直島は三菱マテリアルの製錬所を受け入れた島なのですが、この煙害で直島諸島のいくつかははげ山になっています。積極的な植林活動により、これでも荒神島は復活している部類。それでもはげて見える箇所は、2004年(平成16年)の山火事によるもののようです。
直島の宮浦港に近づくと、船内から何やら見えてきました。そうそう、これ。直島アートの始まりです。
次回記事はこちら。