2022年(令和4年)8月
2年半ぶりの海外旅行で、シドニーにやって来ています。前回は、英語ツアーだったので断念したオペラハウス館内ツアーの代わりに、自分たちでじっくり回った話を書きました。時間がもう少し遅ければ、ロビーまで入れたんですけどね。
今回は、感染予防もあって人の少なそうな観光地をのんびり回っています。サーキュラーキーから出掛けるフェリーの旅をもうひとつ。刑務所と造船所があったという、今は廃墟になっているコッカトゥー島へ行くことにしました。乗り場を聞くと「あと3分で出発だよ!」と言われ、慌てて走りました。
左側のBに表示が出ていますが、実際に到着したのは向かいのA。直前に変更になるのね^^;
割とあちこち寄港して28分後に到着。でも、実際にはさらに10分ほどかかりました。
到着してすぐに出発となったのですが、もっと人気のある島だと思っていたら、ほとんど乗客はいません。え、監獄やら洞窟が好きなのは、私だけ?
対岸の遊園地、ルナパークが見えます。小学校5年生だった娘が自治体主催のホームステイに参加したとき、ここへ行ったと言ってたな。
コッカトゥー島はきっとこれだな。でも私は、刑務所だったことは知っていましたが、造船所については知りませんでした。左手の建物はきっと倉庫だったんだろう。工場があるのかなとは思いましたが、まったく理解できていませんでした。
案内所でチケットを購入するのかと思ったら、無料なんだそう。6AUDでオーディオガイドが借りられるということでした。今ならそろそろガイドツアーも再開しているかもしれません。
インフォメーションセンターでもらった地図。
案内板からも情報をGETできるようでした。
キャンプ場もあって、利用中のものがひとつだけありました。でも、刑務所跡地でキャンプって・・・
天気が目まぐるしく変わる日だったので、見学は急いだほうがよさそう。こうなったら35分後のフェリーで戻ったほうがいいかもしれない。しかも、フェリーの料金についてはよくわかっていなかったので、1時間以内の乗り継ぎは1乗船にみなされるというのを目指しておいた方が無難かも、などとも思っていました。
切り立つ石場に向かって上るルートがあります。島というだけで逃げ場はないけれど、さらに刑務所はこの上。
上がってみると、早速・・・これは独房の跡地か。
そろっと中を覗いてみました。
まさに独房。畳2畳もない狭い独房が、この扉の向こうにありました。閉所恐怖症の私には、想像するだけで息が詰まりそう。
さらに上へ行くと建物があります。でも、あまり何も残っていません。
だだっ広い空間が残るだけの内部。
コッカトゥー島ではいろんなツアーが開催されています。夜間のゴーストツアーまであるだって。こ・こわっ
島の端の方にも建物の跡地があります。
でも、覗いてみても何にもないの。ここも収容所だったようですが、わずか暖炉の残りが見えるだけ。
こちらから向こうは船渠の跡だったようですが、刑務所として利用しなくなった後に使っていたと思い込んでいたので、見学しませんでした。でも、船渠も囚人の手で作られたそう。採石に使われた跡地のトンネルやドッグの跡地など、もう少し調べて乗り込んでおけば見どころもいろいろあったのに、残念。
この島もオーストラリア囚人遺跡群のひとつ。タスマニアには2度行きながら、もっとも過酷だったと言われるポート・アーサー史跡を見学できなかったのですが、規模もこことはまったく違ったんだろうな。
大急ぎで港に戻るとフェリーが入港してきていました。はじめて見るタイプの船。ダーリングハーバーにあるBarangaroo Wharf経由でサーキュラーキーに戻ります。乗るときにOpal Cardをどこでタップアップするか聞くと、乗るときはいいと言われました。じゃ、降りるときにしておかなくちゃいけなかったの?
これは、同じ場所で降りない方がいいかも。サーキュラーキーへ戻るよりもダーリングハーバーで降りましょう。ホテルまで15分もかからずに戻れるはず。
Barangaroo Wharfは自動改札でした。1区間分の6.43AUDで清算されていたけど、乗り方は合ってたのかなぁ。
ともかく駆け足の世界遺産見学は終了。テントだけではなくヘリテージハウスで宿泊もできるのだけど、あの建物は囚人を管理していた人たちが住んでいた場所なんだろうか。いろいろ謎のままで残念です。ぜひ、ツアーに参加してもっとコッカトゥー島を探索してくださいね。
今回の旅行で外を回る観光はこれで終わり。あとは、無料で回れる博物館や美術館をいくつか見学しました。
次回は、ホテルステイをメインとした今回の旅行で、2ヶ所目に泊まったホテルについてご紹介します。