英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【香川】1日目-3 みんなが飛んでる小豆島は魔女の宅急便のロケ地

2022年(令和4年)3月

 

今年初めての旅行は、去年の12月に予約していた高松行き。まずは、数10年ぶりに小豆島を訪れています。前回はオリーブ園でのランチと、やたらほうきを持った人がいたこ話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ほうきの謎は気になるものの、なにぶんバスの本数が少ないので醤油の製造地が集まっている島東部へ向かいます。バスで揺られること16分、丸金前で下車します。そのままバスに乗り続けていれば、二十四の瞳の岬の分教所へ行けるのですが、日帰りでは他に足を延ばせなくなるのでなかなか難しいかな。

 

バス停そばには大きな醤油樽。このあたりは醤油の製造地が集まっているので、ひしおの郷と呼ばれています。このあたりに立っているとお醤油のにおいがするんだから、すごいよね。

 

中でも代表格が、このマルキン醤油。記念館の見学もしたかったけど、去年の秋に有料化されたところだったのでケチっちゃいました。

 

工場見学はできるようになっていたけれど、この日は休業日。稼働していないのでまったく様子はわかりません。稼働日であれば、ほかにも天然醸造ギャラリーステージなど、見られる場所もあったみたい。

 

明日は荷物を持ったまま観光する予定なので、大きいお醤油は買えません。それでもやっぱり中サイズひとつをGET。

 

ここでもしょうゆソフト(300円)が売っているのよ・・・ほぼ全員が手にしているような状況だったので買っちゃったけど、オリーブソフトの方が断然おススメ。余分なミルキーさがあるというか。でも、これを最初に食べていたらふつうに美味しいと思ったかも。

 

この付近はもっと賑わっているのかと思っていたけれど、休業日のところも多かったのかひっそりしています。マルキン醤油の工場を横目に戻っていってみましょう。

 

お醤油の製造が盛んということは、佃煮屋さんも多いということ。ここも島じまんという佃煮屋さんで、塀のアートが素敵です。小豆島も以前に行った直島同様、瀬戸内芸術祭の会場のひとつなので、島にはアートの見どころも多くあるのです。

 

そしてこの付近の家には、どこも醤油樽の札がつけられています。

 

ひしおの郷と名付けているのも町興しの一環なのでしょうか。表札ではなく住所だけが書かれていました。大豆もないのに醤油が多く製造されているのは、海に囲まれ、塩が豊富に取れるから。それを活かすために醤油の製造が推奨されたそうです。

 

10分ほど戻ると、表通りから1本入ったところに小豆島唯一の酒蔵、小豆島酒造があります。

 

暖簾をくぐると、ここで製造しているお酒が並んでいます。商品名は、ふふふ。ふわふわ。など、ちょっと独特。

 

併設されているカフェの雰囲気が素敵。もうちょっとリサーチしていたら、ここでランチも考えられたのに。

 

ショップの奥ではお酒も飲めるようになっていましたが、1杯900円とちょっと高め。だったら、買って帰るほうがいいよね。

素敵なベーカリーも隣接して、めちゃおしゃれな一角。でも、何より残念だったのがここにもソフトクリームがあったこと。吟醸アイス、食べたかったやん。でも、3つ目は無理だ~

 

通りから奥へ入ればいくつも醤油屋があったようですが、いくつ見学したところで翌日のことを考えるとこれ以上お醤油を買うのは重くて無理。それでも表通りから見えたこの金両醤油に入ってみました。

現金での支払いのみなのが残念ですが、ソルティガーリックオイルなど、ちょっとおしゃれ系の調味料も置いているところが魅力的でしたよ。

 

ひしおの郷を歩いていると、山の方にある特徴的な岩壁が目を引きます。調べて見ると、大嶽と書いてありましたが、あまり多くの情報がありません。小豆島山岳霊場のひとつ、碁石山の一部になるのかな?

 

北側もまた霊場のひとつ、清滝山っぽい。この西側奥には紅葉で有名な寒霞渓が位置していて、この日も乗り換え地点で多くの人がバスを降りていました。

ひしおの郷は休業日だったところが多かったので急ぎ足で回りましたが、せっかく地図も持っていたし、きちんと散策していればもっと雰囲気のある町並みが見られたかも。でも、みんながほうきを持っている道の駅オリーブ公園へもう一度寄りたかったので、切り上げてしまいました。

 

小豆島オリーブバスの不親切なところは、せっかく臨時バスを出しているにもかかわらず、その案内が途中ではまったくないところ。積み残し防止のために増便しているだけなので同じ時間に走行しており、1台目がぎゅうぎゅうなのに2台目はカラ、さらには3台目も走っているという有様。一言、後続が来るとアナウンスしてくれればいいのに。

しかも、道の駅オリーブ公園は坂の上にあるのですが、そこまで上がるバスと坂の下にある公園口にしか停まらないバスがあります。私の場合、時刻表で確認して止む無く公園口で降りたのに、なぜか上って行ったんだよなぁ。

でも、公園口そばにある平井製麺所で、手延べそうめんが干してあるのが見られました。名産である小豆島ならではの光景。見事な技術だなぁ。

 

ところで、みんながほうきを持っていた理由はこの写真でわかりました。魔女の宅急便実写版のロケ地がここだったのです。無料貸し出しのほうきがこの黒猫のフックに掛けられていて、返却されるのをみんな並んで待っていました。

 

私は実写版があったことすら知らなかったし、この写真を見てもなおなぜここで魔女の宅急便?と思っていたのですが、2014年に公開されていたんですね。道の駅オリーブ公園の公式HPでは、どうすれば飛んでいる写真が撮れるかレクチャーしてありました。だとしても、今なお人気が続いているなんてすごい。


www.youtube.com

 

オリーブ公園では、この本の扉から入ってくるところの写真を撮る人も行列していました。向かいのハーブガーデンにあった建物は、ロケに使われた雑貨店だったようですが、そんなことは露ほども知らない私は中に入らずじまい。残念。

 

このときはまだ謎は解けないまま道の駅でいくつかお土産を買い、またバス停まで下りました。バス停の先にはオリーブビーチがあって、夏には海水浴で賑わうようです。

 

土庄港から徒歩圏内で行ける観光地として、迷路の町という案内もありました。残念ながら時間がなくて歩けませんでしたが、行きのバスから狙っていたギネスに載る世界一狭い海峡だけは車窓から撮りました。

 

小豆島はふたつの島が繋がっているんですね。だから、川のように見えるここは海峡。この土渕海峡(どふちかいきょう)は、もっとも幅が狭いところで9.93mしかないそうです。

f:id:fuwari-x:20220329110309j:plain

 

さて、駆け足で回った小豆島観光も終わり。フェリーからは屋島が見えます。でも近づくと台形には見えなくなっちゃうんですよ。土庄港から戻ってきた場合、屋島らしい姿が見られるのは到着30分前ぐらいまでじゃないかな。

 

さて。夕食は前回も訪れたすし森山を再訪します。相変わらずの人気店。18時に到着したときにはすでに2組が食事を開始していました。再訪の期待に応えてくれるでしょうか。

fuwari-x.hatenablog.com