2022年(令和4年)5月4日(水)
なんの予定もないGWももう3回目。日帰りでいいからどこかへ出掛けよう。連休の中日、新千歳空港の特典航空券が取れたので、行ってきました。
失敗だったのが、サッポロビール博物館の工場見学を予約してしまったこと。ずっと予約を休止していたのが再開したばかりだったのですが、わずか1枠空いていたのでポチってしまいました。でも、これがど真ん中の時間帯だったので身動きが取れない。まさに、ビール工場へ行っただけの旅行となりましたorz
連休中日の羽田空港のラウンジは空いています。
今年は3回しかプレミアムクラスには乗れないの。行きの食事はサンドウィッチなので、エコノミーで行きます。座席はプレミアムクラスのすぐ後ろ。でも、この座席は失敗。モニターが水平飛行になるまで出せないので退屈。せっかく映画も見られたのに。
新千歳空港は福岡空港などと同じく、鉄道が乗り入れているので便利です。ただし、札幌までは40分かかるのでちと遠い。
札幌駅着9時半。遅い朝食をとるにも開いているところは少ないので、大通公園のもう少し向こう、二条市場まで歩いて行きました。
でも、二条市場は混み具合!!!マルダイ水産は、よく百貨店の北海道展でカニを買うお店なので、あれこれ迷わず並ぶことにしました。
でも座席数は少ないし、値段は高い。カニイクラ丼で2,300円、ウニイクラカニの三食丼で3,800円、ウニ丼に至っては5,900円。そこまで食べたい?結局、20分ほど待って退散しました。でも、だからといって他にないのよね。中途半端な時間帯だから
次第にビール工場の見学時間は迫って来るし、お店に入ってのんびり食べるのは無理そう。仕方がないのでデパ地下でカニ寿司と巻き寿司を買って大通公園で食べる私たち(涙
しかも、晴れているように見えるけれど小雨の残る天候で、風が吹くと凍えそうな寒さ。私たちにはときどきこういう時間配分の失敗があります。
中途半端に時間は余っているけどどうしよう?札幌時計台が道中にあったので、とりあえず眺めます。
写真スポットはココ、と書いてあります。みんなここでカメラを構えているので、ステージに上がって撮るのは恥ずかしい。いや、いらんけど。
徒歩15分ほどでサッポロビール博物館とは別の施設、サッポロファクトリーがあると書いてあったので、向かいます。でも、様子がちょっと変。かつてジンギスカンも食べられたはずのレンガ館、札幌開拓使麦酒醸造所はクローズド。
造りたてビールが有料試飲できる開拓使麦酒賣捌所も耐震工事のために2023年末まで休業しています。隣のファクトリーは近代的な商業施設で、わざわざ見学するほどのお店もなかったし、レストランやテイクアウトはどこも行列だったので退散です。
循環88番バスでサッポロビール博物館へ向かいます。歩いても20分足らずですが、もうぐったりしてしまっているし、寒い。210円、交通系ICカードが使えます。
おお~ まだ桜が残っています。
今年は4月に行った弘前城の桜も満開だったし、つくづく桜に恵まれています。画像では葉桜感が強く見えるかもしれませんが、実際にはほぼ満開といった雰囲気でした。
お出迎えはこちら。
麦とホップを製すればビイルとゆふ酒になると書かれています。
麦酒の仕込み釜のが埋め込まれています。ビール園内には5つのレストランがあり、遠い昔に来たことを思い出しました。そしてもう一度、子どもたちとフリーツアーについていた食事を食べに行った記憶があります。お寿司付きの大量コースで、たぶん先に行った札幌開拓使麦酒醸造所だったんじゃないかな。当時は写真すら撮らなかったので、何も残っていません。
工場見学は有料のプレミアムツアー500円を申し込んでいます。でも、いざ来て見ると無料見学もできました。
有料のプレミアムツアーは受付でもらったカードキーをかざして中に入ります。まだ定員6名という少人数でツアーは再開しています。
でも、日本最古だという仕込み釜のまわりをスロープで下りていくところから、見学ルートは無料見学と同じ。なんだ。時間に縛られてしまって失敗だったな。
説明は無料見学者にも公開されているパネルを使って進められていきます。サッポロビールの全身である開拓使麦酒醸造所は、これまで他社が英国式でビールを造っていたのに対し、ドイツに倣ったビールの醸造をしているところ、そして原材料である麦とホップを自分たちで育種しているところが特徴です。
1877年(明治10年)に開かれた内国勧業博覧会で出品されたビールは、外国人からの高い評価を得ましたが、日本酒一升瓶の3.5本分、かけそば20杯分の非常に高価なものだったそうです。
官営だった開拓使麦酒醸造所はやがて民間に払い下げられますが、そこに渋沢栄一が登場していました。
ビール業界は、サッポロビール、エビスビール、朝日ビールが合同して大日本麦酒株式会社を成立し、世界に進出していた時代があります。その時代のラベルもなかなか粋。
ポスターの変遷。こちらが手書きの時代のものです。モデルが芸者さんから洋装にと移り変わっていきますがが、えらい艶めかしいものもあるのでびっくり。これ、街に貼っていたんかい。
こちらが写真バージョン。誰かわかるのは、私は2人だけなのですが、みなさん、いかがですか?
最後は試飲です。一般の人たちの有料試飲コーナーの一角をツアー用に確保しています。発売当初の味を再現した開拓使麦酒と、サッポロラガーだったかな。開拓使麦酒が750円なので、無料で見学するよりは結局割安。
試飲時間は15分もありません。結構忙しかった~ 工場見学お定まりのビールの注ぎ方のレクチャーがあり、解散です。
ビール瓶のシャンデリアも見ていってくださいとの案内。なかなか素敵です。今回の工場見学で初めて知って好感度が高かったことは、北海道産にこだわっているところ。応援しよう。
また循環バスで札幌駅近くまで戻り、駅周辺でお土産を買って、もう新千歳空港へ戻ります。
ラウンジはそう人も多くありませんが、お土産物を買うにはたいていの場所で行列していました。さすがは北海道。
お酒はショボくなりましたね。羽田空港でも日本酒がなくなっていました。
でも、ビールはさすがに充実しています。サッポロビールクラシック、アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、右端はサントリー角ハイボールというのが驚いた。北海道でではビールに勝目はないと考えたのか。
ほとんどなにも食べられなかった私たち。プレミアムクラスに乗ることは決まっているものの、やっぱりお腹が空いたので焼き鯖押し寿司(900円)を肴にビールを飲みました。せっかくの北海道だったのにな。
ラウンジから外を眺めていると、鮮やかなピーチ航空の飛行機が到着しました。そしてたぶん、目の前の飛行機が私たちの搭乗機。機内へ積み込む食事等、コンテナで運び入れようとしているのが見えました。
コンテナのドアは壁にできるようで、何を入れているかわからないように隠すんですよ。いろんな工夫があるんですね。
プレミアムクラスの機内食は、札幌、福岡、那覇からの便は、他の路線とは別格じゃないかと踏んでいました。そう、メインが陶器の食器に入れられ、きちんと温められているのです。
●出汁巻き玉子 ●ほうれん草としらすのお浸し ●鰈酒塩焼き、茗荷甘酢漬け ●蕗と白滝の金平
●トマトポテトサラダ ●五色豆 ●牛肉のピリ辛炒め ●鯵南蛮漬け ●チーズ豆腐
メインは、アスパラの肉巻べっこうあん掛け
でもお味はいまひとつ。アスパガスの肉巻きにあっさりした味は合わないと思うけどな。アスパラガスも茹で過ぎだし。
桜ちらし寿司
好き嫌いのない私でも、きぬさやだはわざわざ食べたくない一品。しかもふにゃふにゃだし。
楽しみにしていたほどではなかったのは、やっぱり空港で食べた焼き鯖押し寿司の影響もあったと思います。予定を固定しないとうまく回れない場合と、フレキシブルにしたためにいたずらに時間が過ぎてしまう場合とがあって、なかなか難しい。でも、気晴らしになったかな。
お土産編
サッポロビール博物館でビールゼリーチョコレート864円
札幌駅隣接の大丸札幌店デパ地下で生身欠にしん(219円)、柳たこ(801円)。安い~ にしん、もっと買って帰ればよかった。こういう買い物、大好き。
札幌駅の土産物売り場でNatural Cheeseしっとりバー(324円)。全然しっとりしていなくてパサパサ。期待外れ。
海鮮ふりかけ(324円)、雪鶴(190円)、わかさいも(508円)。
海鮮ふりかけは海鮮というより干した蒲鉾。お弁当のお供だからまぁいいや。雪鶴はクリームの入ったパフでまぁまぁ。わかさいもはサツマイモのなかった当時甘いものをと作ったんだったっけな。海藻の味がして面白い。
新千歳空港で買ったラーメン2種(各648円)は、スーパーの北海道コーナーで再会したわ。一幻のほうが海老味が効いていて美味しかった。山わさび(583円)は前にネットショッピングで買ったことがあってお値段はどこでも同じ。
冷凍で持ち帰ったのがはこだて雪んこ(756円)。求肥に包んだチーズクリーム、美味しかったよ。
大行列だったCalbeeの売り場、つい買ってしまいました。燻じゃが(190円)はすっごい燻製。でもよくよく考えたらこんなに小さいのに高いよね。厚切りエッセンポテト(540円4袋入り)の方が、普段ポテチ系を食べない私には目新しくて美味しかった。
カズチー(500円)は、数の子のコリコリ感が美味しかったけど、10円玉大×7個だから高過ぎだよね。しかも、後日KALDIで475円だったよ--; つい買っちゃった。
外にANA FESTAがあったので中にはないと思っていたら、ゲート前にありました。対かったのが函館洋菓子スナッフルス(270円)。ここは札幌だろうと思いつつ買ったけど美味しかったわ。
カチョカバロピッコロ(680円)。焼いて食べると溶けだして油が出てどんどん小さくなるから、なかなか加減が難しい。スライスしてピザトーストしたり、あれこれ試したけど、チーズそのものの味はやさしめかな。
天気に恵まれなかったこともあって行けなかったのは、昔行ったことのある北海道開拓の村。あと次回候補は、ノーザンホースパークなんていうのもいいかも。空港からバスが出ているというのもポイント。レストランも美味しいらしいから考えてみようかな。