マラッカの中心部、オランダ広場でマラッカ・セントラル行きのバスを待っています。
でも、一向に来る気配がありません。
焦っていないふうを装って、川べりからアートを撮ったり、はじめに渡った橋を撮ったりしていました。
だいたい、バス停の位置がはっきりしないのも不安材料のひとつ。
時刻表ももちろんない。
ここで降りたんだから、ここに来るはず!
でも、なんとなく落ち着かない。
マラッカ・セントラルからも、人が集まったら出発というスタイルだったので、まだ向こうで人が集まるのを呑気に待っているんでしょうか。
現金もかなり余っていました。
落ち着かないでいるよりもタクシーにしようと思いましたが、マラッカ・セントラルには列をなしていたタクシーも、ここにはいません。
たぶん、オランダ広場付近のみ混むので、あまり入って来ないのでしょう。
それでも待っていると何台か通ります。
1台が停まりました。
既にひとり乗っていて、20MYRだと言います。
バスだと2MYRだよ? そりゃないわ~ と断りました。
次に停まったタクシーも、やっぱり20MYRというので交渉してみました。
ドライバーは18MYRと言いますが、相棒が15MYRに値切っていました.
滅多に乗らないタクシーに挑戦です。
でもね~ 大渋滞なんですよ。
このあとのバスで、空港までもこんな渋滞だったらどうしようと不安になりました。
帰りのバスチケットを買ったとき、渋滞するからもっと早い便と言われた忠告は
もしや、かなりヤバイ状況に陥ると教えてくれていたんでしょうか。
信号にいったん引っかかると、まったく動かなくなるし、実質は15分ほどだったんですが、すんごい長く感じました。
それにしても、このタクシー代の15MYRって、考えてみると420円なんですよね。
値切らなくても、良かったかも。
あとでふたりで苦笑い。
空港へのバスターミナルは2~4番乗り場と切符を買ったときに聞いていました。
でも、なかなか来ないんですよね。
始発なので15分前には到着すると思っていましたが、来ない。
みんな待っているから不安はないけど、なんか心配。
はじめから5番乗り場に停車していたバスをふと見ると、空港行。
それは私の買った「Catch that Bus」のものではなく、当初の予定だったTransnasional社のバスでした。
でも、空港行は2社しか乗り入れていなくて、私が買った「Catch that Bus」は、そもそもなかったはずなので聞いてみました。そうしたら、これに乗れ、と。
指定席なので、この席に誰も乗って来なければOKでしょう。
間違っていたとしても、空港行には違いないので、まぁいいや。
車窓からは、ひたすらフェニックスが見えました。
どこまでも続くフェニックスの森。
車中では何度もスコールに見舞われました。
どうやらこの日は、ひたすら雨のようでした。
マラッカは思った町ではなかったけれど、この旅行中、お天気には恵まれました。
行かないよりやっぱり行ってよかった。
空港へは2時間で到着しました。
はじめに停車するのがLCC専用のターミナル。
帰りは乗継便だったので、ターミナルがわからないのでドライバーに聞くと、国際線ターミナルでいいとのこと。
もし間違っていても、ターミナル間をバスが3分で繋いでいると知っていたので、そう焦る必要はありません。
でも、このターミナル間、実際は10分ほどかかりました。
遠いよ~
現金が余ったら、空港で化粧水を買うことにしていました。
日本と値段が同じだったから、どっちでもいいと思っていましたが、無駄に円に両替するなら買った方がいい。
店舗があるかどうか心配でしたが、あちこちで見かけたのできっとあるはず。
乗り継ぎがあるので、液体は受託荷物に入れなければなりません。
あ! ありました。THE BODY SHOPの化粧水。
あとで調べると海外仕様のものでした。
前に違うシリーズを使っていた娘が、もう少しマイルドなのがあるといいと言っていたのでお土産に。
幸いに、座席は6番目、ファーストクラスの2つ後ろでした。
荷物を預け、それでもなお残っている現金を使う場所を探しました。
お菓子もいいんだけど、疲れたからビールが飲みたい。
残念なことに、空港では見つけられませんでした。
代わりに選んだのは最後のアジアンフード。
フォーなんでしょうかね。
そして、ホワイトコーヒーと書かれてあったこれ。
コーヒーじゃなくてチョコだと思うんだけど。
でも、甘くて美味しかった~ たまにはいいかも。
残りの現金はカウンターに置いてあった箱に入れてきました。
クアラルンプールの空港は、セキュリティーチェックなしに出国審査でした。
ゲートに入るときにセキュリティーチェックです。
ここを通るには GATE OPEN まで待たなければいけないので、通ったあとはすんなり搭乗かと思いきや、下に降りるとまた待たされました。
帰りはシンガポール乗り継ぎです。
乗継時間 1:35
ところが、いつまでたっても搭乗開始にならないんですよね。
はじめは黙って待っていた人たちも、ちょっとザワザワし始めます。
日本人はたぶん私たちだけ。
それでも多方面に乗り継ぎの人だっていることでしょう。
そういえば、自動チェックインのメールが届いていませんでした。
荷物を預けたときも、シンガポールからの航空券は渡されませんでした。
通しで購入しているのに、そういうのもはじめて。
充電切れギリギリのスマホで、まずはチェックインを済ませましょう。
それから ・・・ ターミナル移動をどうすればいいか調べます。
当初予定から50分遅れで搭乗です。
ということは、乗継時間は45分。
焦っても仕方がないと思いつつ、なかなか動き出さないんですよね。
フライト時間は1時間、東京大阪間ぐらいですが、だからってなに?
私が降りられたのは、次の出発まで残り35分になってからです。
よく、飛行機を出たら係の人が待っていますよね?
期待しましたが、だーれもいません。
それどころか、どっちへ行くの~?
迷ったら終わり。落ち着け。
迷ったら終わり。落ち着け。
表示に従ってターミナル3を目指しましたが、当初調べたのとは違ってバス乗り場。
確かに、スカイトレインはターミナルの両端を通っていて、バスで真ん中を突っ切ってくれたら早いんですけど、ほとんど誰も待ってない。
行けると踏んで待ってて、もしバスが来なかったら?
誰に聞けばいいの~?
いや、迷うならやっぱりスカイトレインを目指すぞ~
案内板によると、ざっと見て、
スカイトレイン乗り場まで9分
乗って3分
降りてからの移動にまた9分
ギリギリだ~ でも迷っている暇はない~
いや~ん、魅力的なお店があちこちに見えるのに、見学もできない~
噂に聞く充実のチャンギ空港、走って通過なんて~
汗だく。でも、無事到着 。
最終案内の最中でした。
そうして無事に帰国しましたけど、空港へ到着すると当然呼ばれましたね。
ハイ、荷物が間に合わなかったんです。
そりゃ、私たちがあれだけ走ってやっと間に合ったのに、荷物は無理でしょう。
ANAのおねーさんに、ああいうときはどうすればいいのか聞くと、言いましたね。
ふつうはこちらで乗継を把握できているので
お迎えに上がるはずなんですけど
だ~か~ら!
そのはずだろうと思っていたから、なぜいなかったのかをか聞いているんですけどっ
暖簾に腕押しってこのことですわね。
糠に釘もこれですわね。
豆腐にかすがいも言いましょうか?
それとも、馬の耳に念仏状態なんでしょうか。
はぁ~ 疲れました。
「ゆっくり優雅に」がテーマでしたが、またしても失敗しました。
私のせいじゃないんだけどな~
というわけで、あとはお土産編と機内映画編で終わりです。