2022年(令和4年)8月
2年半ぶりの海外旅行。今回は4度目にして初めてフェリーで移動しています。2大人気ビーチのひとつ、マンリービーチからワトソンズ・ベイ散策を経てボンダイビーチへ向かいます。
心残りだったのは、ザ・ギャップからボンダイビーチへの途中にある公園へ寄れなかったこと。下調べをしていたのでその公園を通ったときには気づいたし、カップルも下車したので降りようと思えば降りられたのですが、ランチを食べ損ねたまま14時もとっくに過ぎていたので断念しました。
その場所はDudley Page Reserve (ダッドリー・ページ・リザーブ)、オレンジで囲った場所です。住宅街にある丘でほかには何もないのですが、シドニー中心部が一望できる絶好のスポット。夕陽が落ちるのを見るのにも有名だそうです。
ワトソンズ・ベイ隣接のRobertson Parkバス停から南下し、揺られること20分。アナウンスも表示もないバスはなんとも心許ないですが、ビーチが見えたらそこで降りればいいだろうと見当をつけていると、急激に坂を下り出したそこにビーチが広がっていました。ここか~!!!少ない乗客もほとんどが下車。でも、降り損ねても心配ありません。ここからボンダイビーチ沿いに4ヶ所バス停が続くのです。
そもそも海水浴にに興味のない私たちがビーチへ行っても仕方がないと思い、これまで名前は聞いていても訪れなかったボンダイビーチ。でもその名を馳せるだけはある、素晴らしいビーチでした。なんといっても、ワイルドな波がいい!!!
案内によると、この赤と黄色の旗と旗のあいだは海水浴場、それを外れた両端がサーフィンのできる場所です。
マンリービーチとの違いは波の高さ。単に風や、時間帯による違いだったのでしょう。でも、いかにもサーフィンに適していそうなウェーブが押し寄せてくるので、迫力満点なのです。
しかも砂浜から遠くない場所でいい波が来るので、遠くまでパドリングしなくてもいいのもサーファーにとっては高いポイントでしょう。
しばらく眺めていたかったボンダイビーチでしたが、時刻は15時近くなっていました。ランチにあぶれると大変。どこかに店はないかな?
下調べをしたときは、割と近くにレストランが点在していたはずでしたが、ボンダイビーチの脇を走る道路は思った以上の道幅で、向こうへ渡るだけでも案外距離がありました。それを過ぎて両端にカフェが4店、その先へ行っても見つかりません。
どこも満員でしたが、そのうちのひとつHARRYS Bondaiへ入ってみました。するとラストオーダーまであと5分、さらに30分後の15時半閉店だけどいいか?と言われました。え、危なかったな~
迷っている場合じゃない、ひとつは今回のテーマ、シーフード縛りで決めたPRAWN TACOS 22AUD。
メニューにはこう書かれています。 3 TEMPURA KING PRAWN TACOS/SMOKED MISO MAYO, SHREDDED CABBAGE & DAIDAI PONZU。ここは日本か?そういや、隣も寿司レストランだったな。
もうひとつが店名がついているなら看板メニューかと思って頼んだHARRY’S FRITTERS 23AUD。スタッフもおススメと言っていたけど・・・
OUR SIGNATURE FETA & QUINOA FRITTERS W/ APPLE TZATZIKI, CHARRED CUCUMBER, CHICKPEAS, CRISPY KALE, ZHOUG & ALEPPO PEPPER
時間のなさに焦っていたので、その姿をとらえていませんが、横たわる巨大な焼きキュウリに唖然。な、なんなんだ?この食べものは?フェタチーズが入っていることから見て、ギリシャ料理だったんだね。国際的なお店だなぁ。酸っぱめの味は淡白で、キュウリを食べるにはちと困りました。
今になってこのミートボールが雑穀キヌアだったことを知ったのだけど、お肉にしか思えなかった。この先、代替ミートが知らずうちに取り入れられていても気づかないね。
生ビールはまさかのアサヒドラフト 10AUD。エールビールもあったのに、時間に焦っていて探せなかったのは残念でした。でも、アサヒももちろん美味しかったよ。
私たちが席を立つころには、まわりのカフェも隣の寿司レストランを除いて閉店していました。もう少しで食べ損ねるところだったので、巨大キュウリには閉口したけど、これで良しとしましょう。人気のヘルシーカフェのようでした。
もう少し早くボンダイビーチに到着して端から端まで歩いていたら、レストランはもっとあったはずでしたが、ここで食べ終えてよかったのはBondi Marketsがそばにあったことでした。
Bondai Marketは学校敷地内で毎週日曜日に開かれています。シドニーのマーケットには、学校で開かれているものがほかにもあるようでしたが、こうして敷地を提供するって進歩的ですよね。
雑貨を中心にしたお店は表側に。人が少ないせいもあってカメラを向けるのは憚られ・・・
花なら撮れるかしらと、1枚。
裏に回ると、つい食べたくなるパエリアなど飲食コーナー。
それにしても気になるのは、こちらの壁画。まさにボンダイビーチが描かれています。
こちら側にもビーチの壁画。
ほら、こちらにも。なかなかアーティスティックな学校です。
長袖シャツを着て、ポケッタブルの薄いダウンジャケットだと、肌寒さを感じる時間帯になってきました。そろそろ戻ることにしましょう。シドニーの日没時刻は17:20ごろです。
ボンダイビーチから中心部へは、ボンダイジャンクション駅で下車して、T4の電車に乗るのが一般的なようですが、333番バスに乗り続けてもサーキュラーキー駅までを45分で繋いでくれました。しかも6-12分間隔という頻度で発車しているのでおススメです。Town Hall駅へ行くなら、Hyde Park沿いのMuseumかSt.Jamesで下車すれば5分ほど歩けばOK。乗り換えがないのでいいと思います。
ところで、シドニーの公共交通機関ではOpal Cardで乗車すると、さまざまな割引サービスが受けられます。
日曜日だったので、これだけあちこち出掛けたのに8.40AUDでOKです。
平日なら、オフピークの時間帯を利用すれば上記のとおり30.25AUDになるところ、これも上限の16.50AUDで乗れるという仕組み。ただ、前回私が行ったころの土日祝の上限は2.5AUDだったので、値上がりはしていくだろうと思います。それでも破格ですよね。
遠出するときは土日祝を利用するのがお得。でも、これから観光客が戻ってきて人出が多くなるのなら、平日上限でもたいしたことないですよね。いずれにせよ、Opal Cardの利用はおススメです。