英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【アイルランド】ガイエティ劇場でアイリッシュダンス「RiverDance」鑑賞

2023年(令和5年)8月8日(火)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はその前に訪れたアイルランドの西部の港町ゴールウェイでのランチの話を中心に書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ゴールウェイから戻って来ました。リフィー川のそばで降車です。

 

ハーフ・ペニー橋を渡ってテンプルバー地区へ向かいます。

 

橋を渡ってこのアーチを潜るとテンプルバー地区。アイリッシュパブのそばを通ると、全員が盛り上がって歌っているお店がありました。入ってみたかったけど入れなかったアイリッシュパブ。あんな盛り上がりを見ると圧倒されちゃうよ。

 

イベント前に夕食を軽く取ることにしました。スーパーを通ると、かなり多くの種類のバターを発見。チーズとバターは買って帰らねば。ここではバターをいくつかGETしました。

 

アルコールもなかなか高くて4.19EUR(671円)でした。袋の中身は半額セールになったばかりのチキンフライ1.92EUR(307円)

 

いまひとつ何が何だかわからずに買ったのですが、まぁまぁおいしいチキンでした。笑えるほど質素な夕食を終えて、ダブリンでの最後のイベントです。

 

開演時刻の19時半に先立って、ホテルからわずか5分のところに位置するThe Gaiety Theatreにやって参りました。

 

ガイエティ劇場は、ダブリンにある1871年築の小さな劇場です。娘は海外へ行くとミュージカルやサーカス、プラネタリウムなどなにかしら施設内で鑑賞するイベントを見つけていたので、私も今回探してみました。小さな劇場ですが、ステージを囲むようにして2階席とバルコニー席があり、どの場所からでもショーがよく見える設計です。

 

日本でオンライン予約で座席を取りましたが、料金は座席によって細かく分けられており、私が取ったのは比較的安価な41.05EUR(6,607円)。今回はオンライン予約がうまくいかなくて何回も困りましたが、この予約もダブリンに住所がないと予約できないシステムで苦労しました。ホテルの住所を入れて事なきを得たのですが、誤って保険10.96EUR(1,763円)にまで入ってしまったという・・・(泣

 

サイト内には詳しく座席の説明がされているのですが、これがまたよくわからない。Parterre levelがステージとフラットの1階席、すぐ上にあるのがDress Circleでたぶん一番見えやすい座席。その上がGrand&Upper Circleになると思うのだけど、座席図がDress Circle・Parterre・Grand&Upper Circleの順に書かれているので、どれが何階にあるのかいまひとつわかりませんでした。これが、Dress Circle後部からの画像です。

 

Dress Circle前まで行ってバルコニー席を見ると、確かになかなか見やすそう。ただしさらに高額で確か私が予約した席の倍以上だったと記憶しています。

 

服装は誰もがラフな格好だったのには安心しました。かつてザルツブルクで劇場へ入って行く人たちを見かけたときはかなりドレスアップしていたので、海外でなにかしらの公演を見に行くのはハードルが高いと思っていたのです。

 

そういった意味でもいい席を取るのはハードルが高いと思っていましたが、かといって上階奥だと見えにくい気がしたので、フラットに見えるParterre levelを予約しました。公演は舞台にあるとおりRiverDance(リバーダンス)です。

 

リバーダンスの前に、まずアイリッシュダンスはご存じでしょうか。アイルランドの民族舞踊で、基本的に上半身は動かさず直立姿勢のまま、足だけで踊るタップダンスのようなものです。無表情で全体にカクカクとした動きで、豊かに表情を表すことがないのが、他の踊りと一線を画しているように思います。


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私は20年ほど前に、アイルランドの有名な伝統音楽グループThe Chieftains(ザ・チーフタンズ)の大阪公演に行ったことがあるのですが、そのときにアイリッシュダンスを始めて見ています。


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数年後に再来日したときには娘も連れて行き、とても楽しんでいたことを覚えています。そのアイリッシュダンスにストーリー性を持たせ、よりエンターテイメント性を高めたものがリバーダンスです。毎年夏、ガイエティ劇場でリバーダンスのロングラン公演を行っているというのを見つけたので、大急ぎで予約したのです。

 

特徴的なリバーダンスの動画を貼っておきます。2分余りの短いものなので是非ご覧ください。特徴的な足の動かし方がわかりやすいと思います。後半の女性のダンスは手の動きもありますが、ジャンプや流れるように移動する動きがアイリッシュダンスらしさだと思います。


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アイリッシュダンスが上半身を使わないで踊る理由は、腕から指にかけての動きが官能的な要素が含まれるからであったり、長く支配を受けてきたイギリスに対し武器の不所持を表わすためのものだったなどという説があるそうです。

 

公演は2部に分かれており休憩時間はロビーで飲み物をいただくことも可能。

 

第2部ではアイリッシュダンスとタップダンスの対決やフラメンコなどもあり、カジュアルでとても楽しめる内容でした。

 

アイリッシュダンスを発展させ、リバーダンスとして世界に送り出して25年のこの記念公演は、Youtubeでも全編公開されていたので驚きました。

 

閉演は、21時半を回っていました。皆、満足気に劇場を後にしています。

 

こじんまりしていますが美しい装飾のガイエティ劇場、リバーダンスの時期と外れていたとしても、何らかの公演を見に行く価値は充分あると思います。

 

と言いつつ、実はブロードウェイミュージカルを観に行ったときと同じく、今回も途中やっぱりうとうとしてしまったのは相棒も私も同じ。退屈していたわけではないのに、どうしてでしょうかね。ちょっとスローテンポな箇所があると、かくん、と首が(笑

 

日没後30分ぐらいというこの時期のダブリン。まだまだ付近のお店は賑わう時間帯でした。翌日にはアイスランドへ向かいます。