2023年(令和5年)12月28日(木)
実は年末年始、マレーシアとベトナムへ行く予定で航空券を予約していました。マレーシアはペナン島、ベトナムはハノイをマストに、どこへ行こうか検討を重ねていましたが、どうも気乗りがしない。アジアに7日間は私には長過ぎで、ホテルステイするにしてもクラブフロアが安価で有名だったマレーシアも軒並み他国レベルにまで値上がりしていることに気づき、さらに冷めてしまいました。じゃあいっそ1日有給休暇を取得すれば11連休になるので、これはやっぱりヨーロッパへ飛ぶしかないでしょ、と。かくして、ふたり合わせて7万円のキャンセル料を支払い、11月末日アジア便からヨーロッパへ行先を変更したのでした。ちーん。
この変遷を備忘録として残しておきたいのだけれど、追々絡めて書くことにします。それと予告。今回の旅行はハプニング続きです。よく旅程をまっとうできたなというぐらい、これでもかとアクシデントが頻発して疲弊しました。よろしければ最後までお付き合いください。
ANAは国際線ターミナルを徐々に第2ターミナルに移しているところなのだけど、いかにも国際線という第3ターミナルの方が断然好き。新ターミナルの方は国内線の外れに位置しているのでちっとも華やかじゃないのだ。ほれ、人もまばらで暗くてなんか侘しい雰囲気、あるでしょ。
原因のひとつは、ほとんど使われていないと思われるANAカウンターを通り過ぎるのでフロアが暗いことにあるのでしょう。華々しい旅行開始の気分が出ないのが残念。
でもまずは予約していたモバイルwifiを忘れずに受け取ろう。なんせ仕事納めのこの日、4年ぶりの忘年会で控えめながらそれなりに飲んでいるのだ。
国際線のチェックインカウンターは、自動チェックイン機が台頭しており、カウンターはそう多くありません。でも、酔っ払いの私はあれこれ考えるよりもお任せしてしまいたいので、カウンターへ。
前回優先レーンなしを愚痴っていた保安検査場入口。ファーストクラスとダイヤモンド会員は個室でチェックインという優遇ぶりが際立つ。
でも、優先レーンはできていました。人が少なくて、結局同じ場所へ合流するだけというオチつきでしたけど。
相棒の待つラウンジへ。シャワーが浴びたくて相棒に先に予約をお願いしていました。仕事納めの日は大掃除もするんだもん。
コロナ前に最後にシャワーを予約したときは2時間ほど待っても順番が回って来なくて入れなかった記憶があるのだけど、今回は30-40分ぐらいで順番になり、この入口を入って左手で鍵をもらってくれたそうです。返却もそこで。
美しく清掃されたシャワールーム。もちろん気持ちいいんだけど、海外のように使用感が残っていても悪くないと思うんだけどな。
脱衣場所の足元がびちゃびちゃだと困るんだけどシャワールーム内まで水滴残さず拭き取られているのを見るにつけ、日本はどこまでサービスを求められているのかと思う。
オーバーヘッド付きシャワーは快適。家に後付けできないかと調べているところなのだけど、うちの形状だとちょっと厳しそう。バスルームごとやり換えるしかないのかぁ。残念。
ドライヤーは第3ターミナルはダイソンだったけど、結構持ち去りをやられたんだろうか。新ターミナルはパナの安価バージョンになっていたよ。
お腹いっぱいだからもう食べないけど、ホットミールは4点。左上から時計回りにミニハンバーグとローストした野菜添え、唐揚げとフライドポテト、温野菜のハニーマスタードソース風味、チリコンカン風ミートソースのパスタが並んでる。
そして、カレーはマスト。なぜかこれはいただいちゃう。
サンドイッチ、フルーツ、おにぎりなどもあったけど、チョコレートは復活していなかった。持ち帰りやすいものは補充してもすぐに消えていたから、しょうがないんだろうね。
出発はバスゲートから。優先搭乗の意味なしという、あれ。かろうじてバスで座れるぐらいがメリットかしら。
いつものフランクフルト経由ではなくミュンヘン経由を選んだためか、ヨーロッパ便でバスゲートってこれもまた侘しめ。復路便であれば出口までが近くていいんだけど。
座席はいつも真ん中ふたつを選びます。
既にスタンバイされているのは枕、マット、ブランケット、スリッパ、ヘッドフォンそしてアメニティ。
相棒と近くという意味なら、窓際の席との隣も悪くないように思うのだけど、真ん中の相棒が他人と隣では嫌かもしれないと、いつもどおりの選択に。いやでも窓際の前後というのもいいかも。今後考えよう。
毎度おなじみのビジネスクラス。ご紹介するには及ばないぐらい何度も取り上げてきたスタイルです。前回のアイスランド旅行のときのロンドン便であれば、個室ビジネスの「THE Room」なのだけど。
アメニティは変わらず英国GLOBE-TROTTER(グローブ・トロッター)の色違いで濃紺。中身はロクシタン。
ウエルカムドリンクはオレンジジュースかスパークリングワイン。もちろんスパークリングワインをいただきます。
今回の変更点は、夜中便に乗った場合は搭乗後の夕食はなしということ。通常ならラウンジでも食べたいし、搭乗後にすぐまた食事というのも too much ではあったのだけど、なしと言われると残念かも。こちらのアミューズ、ANAオリジナルスティックとパストラミチキン オリーブとチーズだけが配られます。
夜中はCAさんもあんまりうろついてくれないので、シャンパンと赤ワインを同時にお願いすることにしています。
そしてこれ以上機内食が出ないとなれば「お好きなときに」から選んじゃうでしょ、やっぱり。
頼んだのは、海老とツナのサンドイッチとガーデンサラダ。サラダは単独柄たっぷり出てほしかった。これからきっと野菜にはなかなか出会えないから。
サンドイッチの方はどうしてもパンが冷たいのは残念だけど、海老も大きくしっかりしたボリュームがあり食べごたえのある一品でした。
引き続き赤ワインとフォンダンショコラ、ナッツなどをいただきながら映画を観ていたのですがずっと寝不足続きだったので、残念なことに映画はどれも飛び飛びでほとんど眠っていました。
それでも起きるたびに何かをいただいているワタクシ。いじましいわ~
このチーズの盛り合わせはサイズもよくて上出来でした。帰りは恐ろしくたくさん出されたけど。
赤ワインも続けて。持ってきていただいたこれらはもはや過分で、食べた記憶なし。旅行中のどこかで消費したかと。
朝食です。和食を選択しました。夕食がない分、割ときちんとした定食です。
前菜 ・甘海老宝盛り ・湯葉テリーヌ ・紫芋茶巾・衣かつぎ雲丹掛け
主菜 ・白甘鯛ちり蒸し ・俵御飯
フルーツ
でも、この食事はまったく記憶がありません。記憶がないということは、たぶん美味しくいただいたんだと思います。あくまで私の感想ですが、ANAは和食の方が失敗がないです。
ミュンヘン空港着は6:05。乗り継ぎます。今回の行き先を決めるまでの葛藤を次回少し書きます。