2時間の駆け足でベローナを回り、ボローニャへ向かいました。パドヴァ拠点で回りたかった街のひとつで、本数は少ないもののベローナからの直通電車で行くことができます。
1.ベローナ(0:58)
2.ボローニャ(1:40)
3.ラヴェンナ(1:30~1:40)
4.サンマリノ共和国(3:30)
駅から少し行くと小さなクリスマスマーケットがありました。でも、見ているよりもまずはランチです。目的はひとつ。本場ボローニャでボロネーゼを食べる!です。
曇天のボローニャはすでに夕暮れの雰囲気。公園の横を通ってまっすぐ行けば観光の中心地へ到着するはず。
ボローニャの街は古い街並みが続いていますが、ベローナに比べ規模が大きいです。
建物の下は歩行者通路のスペースがあり、街の雰囲気が整っています。でも、この中にレストランはありません。焦る~
道路幅も広く、地図で見ていたよりも中心部への距離があるのかも・・・
10分ほど歩いてようやくレストランが集まっている場所がありました。どこも悪くなさそうですが、既に満席のところも多いうえにランチには時間が遅いので、急いでボロネーゼがあるのを確認してから2軒に絞りました。案の定、1軒は終了。もう1軒に入ります。しかも店内には入れず、テントの中。
中からお店の外観を撮ってみました。 Il Piatto Rottoです。
テントの中はこんな感じ。ちょっと寒い。ひざ掛けを常備していましたが、団体さんがすべて使用中だったので、コートを着たままいました。
この灯りのせいで、このとおり料理がまったく美味しそうに撮れませんでした。
サラダ 12EUR(1,500円)
インゲンやオリーブなども入っており、なかなかの充実度。真ん中に乗っているのはアンチョビ。アンチョビに合わせて野菜を食べるとすんごい美味しい。
Polpo Bassa Temperatura 13EUR(1,620円)
英語表記でOur crunchy octopusとなっていましたが、カリカリのタコって意味でしょうか?でも、イタリア語は低温のタコと翻訳されたので、タコのマリネってとこ?吸盤部分は除かれていたと思います。カリカリじゃなくて柔らかくて美味しい。
Gnocchetti Al Forno 12EUR(1,500円)
ニョッキと書いてあるのを見つけて、ムラーノ島に引き続きまたもや娘が選びました。こちらはグラタン。寒かったので温かくて美味しかった~ 英語名ではBaked Potatesになってたけど(笑
そしてこちらが本場ボローニャで食べるボロネーゼ!
Tagliatella Ragu 10EUR(1,250円)
ボロネーゼソースのタリアッタレってことですね。本場のボロネーゼはジビエも使うんだとか。これはなんの肉かわかりませんでしたが、確かにお肉の味がしっかりしていて日本で食べるのとはまったく違います。
娘はデザートにも進出していました。
何やらココナッツ味のお菓子。私はココナッツ好きなのでちょっと味見。
ビールとハウスワインをカラフェで頼んで 合計 82EUR(10,272円)でした。
なかなか美味しかったと思います。
トイレに行ったとき、一番奥から写しましたが、これではあのいい雰囲気はわからないなぁ。店内で食べたかったです。
トイレを待っていると、並んでいる私を抜かして入って行っちゃった女性がひとり。えぇぇぇ~!!!と思っていましたが、出てきた彼女は自分のその間違いに気づいて、ひとしきり謝ってくれました。きっと通じない言語とわかってて、その私に誠心誠意。なんか嬉しかったな~ 私も伝わらないからとか、言えないから、なんてことを言い訳にしないでおこうと、すごーく思いました。
帰り道、はじめに通ったクリスマスマーケットでフォカッチャを買いました。
え?ボローニャの観光は?こんなに調べていたのに。
でも、もう1本遅らせるとスクロヴェーニ礼拝堂のチケット交換にはギリギリだったので、戻ることになったんです。遅らせても1時間だったので、中途半端だろうと。なにしにボローニャまで来たの~!!!
● パドヴァ→ベローナ 7.45EUR(930円)
● ベローナ→ボローニャ 10.3EUR(1,290円)
ベローナの単純往復よりも1,660円/人も余分に交通費をかけ、ボロネーゼを食べただけのボローニャ。でも、相棒たちはそれぞ旅の醍醐味と大満足していました。この価値観の違いって・・・(笑
でも、曇天だったこともあって、さほど回りたいという意欲もなかったので、これで良しと思っています。
ベローナとボローニャ、どちらを観光するか悩んでどっちも行ってみましたが、とりあえず、ベローナは美しい街だったし、ボローニャは評判どおり食の美味しい街だった、という感想にはなりました^^