2022年(令和4年)8月
2年半ぶりの海外旅行。シドニーの街歩きを始めています。前回はロックス地区の名前の由来といわれる場所をご紹介しました。
少し早いですが、そろそろランチにしましょう。目当ての場所は、2016年ハーバーブリッジを歩いたとき、その入口の前にあったパブです。かなり賑わっていたので、帰国後に調べたところ人気のパブだったことを知り、寄れば良かったと思ったことを覚えています。向かいのバスケットコートは、やっぱりこの日もプレーしていました。よかった、変わっていなくて。
このAustralian Heritage Hotelは、8室の3ツ星ホテルでもあるのですが、コロナ禍の影響なのか、ホテルの営業はしていないようです。ここ以外にも、ロックス地区にはHOTELと名のついたパブが多くあって、その昔、ホテルでなければ夜にアルコールが提供できなかったのが理由だそう。
店内には座席が用意されている様子はありませんでした。HPを確認すると、奥にも広い部屋があるのですが、私たちが外に座ることを希望したためか、コロナ禍で閉鎖しているか、時間帯の問題なのかはっきりしません。
テーブルはすべてReservedと黄色い紙が貼ってありました。①何時から②予約者名③人数が書いてあります。めちゃわかりやすい。それまでだったらいいよ、と言われたので、私たちは13時から予約の入っている席に座らせてもらいました。
料理やビールはカウンターへ行って注文するスタイル。そうはいってもビールだけでもこんなに種類があってさっぱりわかりません。瓶ビールも多く取り揃えているようでした。
ペールエールが好みなので尋ねてみると、生ビールだと確か3種ありました。クレジットカードの控えは出してもらえなかったので値段は不明ですが、会計からすると10AUDぐらい。
ピザのメニューは外に掲げてあります。
マルガリータなどスタンダートなピザもありますが、エミューやカンガルー、クロコダイルなど、オーストラリアジビエとでも言うんでしょうか、そういった変わり種や、ハラペーニョの入ったメキシカンなどもあるのがこのお店の特徴。
私たちが選んだのはエミューとカンガルーのピザで、30AUDです。ビールは撮るのを忘れていました。ちょっと独特のハーブの香りがする美味しいビールでした。
たぶん、カンガルーは食べたことがあったはず。でも、食べてみてもどっちがエミューかカンガルーかわかりません。通りかかったスタッフに尋ねると、私たちが予想したのとは逆でした。
カンガルーは、もっとビーフジャーキーのように噛みごたえのある硬い肉かと思っていたら、チキンっぽい味で柔らかい。エミューもミンチのようにほぐされていて癖もなく、どちらもとても食べやすい味でした。たぶん、誰でも違和感なく美味しくいただけるんじゃないかと。
6年前の記憶をたどって訪れたオーストラリアンホテル、美味しいピザとクラフトビールに大満足でした。今も変わらずの人気店、予約必須です。
ハーバーブリッジを渡るなら、必ず目にするパブです。賑わっているのはその地の利だけではありませんでした。シドニー散策中の喉の渇きをいやしに是非!!!