英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ギリシャ】たった1日のアテネ滞在でアクロポリスを満喫

2025年(令和7年)12月30日(火)

 

今回で最後にする予定の長距離路線、思い切ってピラミッドを見に行こうと決心し、年末年始の旅行を計画しました。決して訪れるはずのなかったアフリカ大陸でピラミッドを見たあと、乗り継ぎしやすいアテネでアクロポリスも見ようと立ち寄ることにしました。前回は、アップグレードチャレンジに成功したエーゲ空港ビジネスクラスについて書いています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

アテネ空港から市内まではバス移動が安くて簡単。到着ロビーを出たところにバス停があります。

 

アテネの中心となるのはシンタグマ広場(SYNTAGMA)。X95のバスに乗れば約1時間で到着です。

 

クレジットカードのタッチ決済もOKで5.5EUR(1,049円)。車内は清潔で、朝が早い便だったためかとても空いていました。

 

シンタグマは終点なので安心です。これは帰路に撮ったものですが、シンタグマ広場に面してギリシャ国会の建物があるので、それを目印に方角を見極めるといいと思います。

 

ホテルはここから5分ほどでしたが、私は方角を見誤ってかなり遠回りしてしまいました。荷物を預け、チェックイン時刻まで散策に出掛けます。

 

ホテルの近くには雰囲気のいいベーカリーがありました。人気店らしくひっきりなしに人が訪れています。窓口から注文というのも清潔でいいわ。

 

でも、8時過ぎの旧市街はまだどこも閉まったまま。アテネ最古の家であるベニゼロス邸もそれと知らなければ通り過ぎてしまう静けさ。

 

その後、ガラス越しに中を見ましたが、ベニゼロス家について何らかの知識がないとダメだよねということで結局素通りしています。でも、扉を閉ざしたままのときよりもぐんと素敵な雰囲気が窺えました。

 

アテネも猫の多い街でした。正面のアクロポリスの丘に向かって通じる道を上っていきます。

 

まだ観光客はほとんど歩いていない時刻、GoogleMapでは大雑把にしかルートを示さないのでなんとなく心細いのですが、正面に見えるのがアクロポリスの丘であることだけはわかっています。

 

さらに進むと飲食店が両脇を占めるThe Mnisikleous Stairsという階段を通過します。

 

このあたりはプラカ地区といってアクロポリスの麓にある古い街並みを残した人気の地区。朝から開いているお店もあって、観光地でありながら評判の高いレストランも見つけられるようです。

 

灯りの点く夕方以降の時間帯だともっと素敵な場所に違いありません。でも、私たちは1泊のみなのでとにかくアクロポリスを目指します。

 

実は今回、アクロポリスに入場見学はしないと決めていました。入場料が30EUR(5,700円)と高額なこともありましたが、前年に腰の手術をした相棒に石段が堪えると考えたためです。どこまで近づけるかは不明でしたが、紀元前178年建造のアグリッパの台座(手前の煙突のようなもの)や、いくつかの神殿も見えています。

 

アクロポリスの丘を周回するようにつけられた遊歩道を歩いていると、点在する遺跡も見渡せました。古代エジプトの商取引や市民の集会、議論の場であったアゴラ(公共広場)やその中にあるヘーパイストス(Hephaestus)神殿が見えます。

 

再建され、今は博物館として使用されているアッタロスの柱廊も見えます。ストアという屋根のある柱廊で、哲学者や市民が集まって会話を交わし、意見を交換する重要な場所でした。

 

アクロポリスを見渡せる景勝地として知られるリカヴィトスの丘も見えます。

 

展望台を見つけたので上ってみると、逆光ですがさらに良く見えました。旅行の計画を立てるまで、アクロポリスがどれだけ街に近いか、どんな高さの場所にあるか、どのような構成になっているかもまったく知りませんでした。

 

アテネの旧市街に聳って見えるその丘は高さ70mほどだそうですが、その存在感は絶大。古くは紀元前6000年ごろの新石器時代から村落があったと言われています。

 

9時のメインエントランス前。オープンから1時間経っていますが、予約している人はそう多くないようです。

 

割と上ってきたのですが、入場しない私たちはそのまま下っていくしか道がありません。向かいにあるニンフの丘(Nymphs Hill)からの眺望を求め、せっかく上ったアクロポリスの丘から離れます。

 

すぐそこに見えているのに名残惜しい。右に見えているのがパルテノン神殿なのに。

 

ニンフの丘にはソクラテスの牢獄があります。ソクラテスは紀元前399年に「国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」という罪状で告発され死刑判決を受けますが、逃亡や亡命の勧めも、同情する牢番が鉄格子の鍵を開けていてもそれを断り、法に従って自ら毒杯を仰いで死を迎えています。

 

先へ進みましょう。丘はいくつもの小路が枝分かれしていて目指したかったアテネ国立天文台の場所はわかりませんでした。GoogleMapを確認してもはっきりしないのですが、ここはPhilopappos Hillの少し下だったように思います。パルテノン神殿の上空に黒い影があり、なんだろうと思い巡らしていたのですがたぶん鳥の影。

 

アクロポリスの全体が見える絶好の場所。左が最初に見えたアグリッパの台座などの一群、その下にアーチの壁が見えているのはこのあと近づくイロド・アティコス音楽堂、そして頂上にパルテノン神殿です。

 

後ろに見えるはずの6体の少女の姿の柱像(カリアティード)で支えられたエレクティオン神殿だけはまったく見えません。でも、これだけ眺められればじゅうぶん。

 

なにしろ、パルテノン神殿以外にこんなにも多くの神殿がここにあることすら知らなかったのだもの。紀元前438年に建てられたパルテノン神殿が、今もこうしてアクロポリスの丘の上にある。ピラミッドを見たあとの私は、いつの時代にいるのかわからなくなりそうだったわ。

 

遠望だけで終わらせてしまったパルテノン神殿、でもこの姿がもっとも壮大で見応えがあったと信じておこう。ちょっと立ち寄るだけのつもりだったアクロポリスだったのに、今回の旅行でもっとも気に入った場所となったのは嬉しい誤算でした。

 

ニンフの丘では楽しい発見もありました。ちょっと道を外れて歩いていると、ルッコラの香り。ん?この白い花には見覚えがある。

 

よくよく見ると、このあたりはルッコラが自生している場所でした。ルッコラ摘みができるなんていいな~

 

ニンフの丘を下りるとアクロポリスの丘とのあいだに駐車場がありました。ツアー参加の場合、ここからアクロポリスへ向かうんじゃないかな。その他、シンタグマ広場から路線バスに乗車すると、新アクロポリス美術館の次のバス停Acropoliがここ。

 

これ以上は近づけないと思っていたアクロポリスの丘ですが、イロド・アティコス音楽堂(イロディス/ヘロディス Herodes Atticus)のそばまで行くことができました。

 

逆に中で見学しているときはここへは来られません。161年大富豪だった政治家のヘロディス・アティコスが父の遺産を公共建築物の建設費にあてたもののひとつで、妻を偲んで建てたといいます。

 

白大理石で造られた32列の客席の収容人員は約5000名で、入場していればすり鉢状の客席から迫力ある全貌を見下ろすことができるでしょう。

 

Acropoliのバス停から地下鉄Acropoliへの道は、美しい歩行者専用道Dionysiou Areopagitou(ディオニシウ・アレオパギトゥ通り)を歩きます。通り沿いの建物は超ハイソだったな。

 

その通り沿いにもうひとつのアクロポリスへの入口があります。地下鉄からも近く、こちらの方が混むようです。先の入口はGoogleMapで見てもわかりにくい道ですが、シンタグマ広場から20分程度。プラカ地区は街歩きも楽しいので、混雑する時期や時間帯の場合はそちらを利用することをおススメします。

 

たった1日のアテネ滞在なので、見たい場所はピックアップしてから来ています。相棒の調子が悪くないようだったので、もう少し歩きます。

続く 【ギリシャ】リカヴィトスの丘からのアクロポリス&ギリシャ料理「Kiouzin」でのランチは突然終了!

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