夕方、あの旧市街広場で見たローストポークを食べようと、また街へ繰り出しました。
ちなみに滞在中の気温は0度前後。早朝や夜は最大マイナス4度程度、日中は2度ぐらいでした。
服装はヒートテック + セーターorフリース + ダウンコート。必須が、帽子と手袋、ブーツといったところでしょうか。
タイツは履いたり履かなかったりでしたが、膝上から太腿あたりがすごーく冷たくなったので、膝まわりを温かくできればベストだったように思います。
お店に入ると暖房がよく聞いているので、タイツって困るんですよね。
日中に見たクリスマスツリーもライトアップ。
上った階段も一応ライトアップ。
右側のジャガイモは、あちこちの店で見かけたのであとで調べましたが名前は不明。
レシートを見ると【Halušky】と書かれていて、翻訳すると【ニョッキ】 。
でも【Halušky】はその後もレシート上で何度も見ましたが、いわゆるニョッキではないんです。ザワークラフト味で、ゆでたジャガイモと和えている感じ。濃厚そうですが、さっぱりしていて食べやすいんですけど、食べ飽きます。
これ、気づかなかったのですが、量り売りだったんですよ。3人とはいえ、こんなに食べられません。
「こんなに」とは「どんなに」かというと、ローストポークは400g。
ジャガイモのほうは、なんと700gとレシートに記されていました。
たったこれだけで4,000円ほど支払っています。
こんな場所で食べていました。
ジャガイモ料理のほうはすっかり飽きてしまって食べられないし、ローストポークも2切れほど余りました。
飽きてきたジャガイモ料理。罪悪感を持ちながらも、おそらく半分以上残していたと思います。
しかし・・・お腹も落ち着いてくると何となくヘンな気配を感じます。
誰かと待ち合わせなのか、ボーっと立っている青年がそこここにいるんです。
あやしそうな感じはしないけど、でも、スリかも?とも思える。
どうやら、ここはもう退散した方がいい。
そのとき、ボーっと立っていた青年の一人が、するりとそばにやってきたのです。
「これ?食べるの?」
「うん」
その近くにいた別の青年が、軽く舌打ち
ええええーーーーーーーっ!!!
身ぎれいに見えましたが、ホームレスだったんでしょうか。
暗いからわからなかっただけなんでしょうか。
何人も立っていた青年たち、残すと知っていて待っていたのです。
どのタイミングで近寄るか争奪戦
相当、お腹を空かせていたようで、手づかみ。
衝撃! 衝撃! 衝撃!
捨てなくて済んだ私たちは、助かりました。
それどころか、そうとわかっていれば、もっと残してあげられた。
パンも手つかずのままで良かった。
でも、それがいいのか悪いのか・・・
ただ難しいことはともかく、この寒い中、少しでも空腹が満たされたなら良かった。
そう思うしかありませんでした。
あまりの衝撃に、この夜も、翌日も、この話題は何度も何度もしました。
難民だったのかもしれない。
思い返してみると、プラハは貧しい感じもするところでした。
チェコ共和国、若者がこれということは、そう豊かではないのでしょう。
ホテルをご紹介しておきましょう。
泊まったホテルは、Grand Majestic Plaza 。
朝食付で1泊8,000円/人ほどの格安四つ星半のホテルです。
プラハ・マサリク駅から徒歩6分ほど。
でも、何度か使ったのは地下鉄B線のNáměstí Republiky。
この駅はプラハ・マサリク駅の前にもありますが、共和国広場にも入口があります。
共和国広場の傍の路地を入って3分ほど、なかなか便利な立地でした。
ロビー。
左側がフロント、奥が朝食のレストラン
部屋はトリプルです。簡素ですが広かったです。
80cmぐらいのガラスで仕切られただけのバスタブ。 水浸しにならないようにシャワーするのは至難の業ですが、シャワーヘッドが外れたのは優秀。
洗面所の前のハンドソープは難点。シャンプーのボトルをひっくり返して取り付けたような代物ですが、この力加減の難しいこと。 補充もあんまりこまめに見てくれないので、渾身の力を込めないと。
朝食会場のレストラン。
左手にはコーヒーマシンやジュースなど各種。
チーズやハム類、温かいものは卵料理やウインナー、ヨーグルトや野菜がありました。
ヨーロッパの食事ではチーズとハム類以外ほとんど何もないところが多かったので、ここは野菜も含め、そこそこ種類があったと思います。
向こう側ではオムレツやワッフルを焼いてくれる場所もありました。
ただ、6時半の開始すぐは無人。
3日泊まっていたので、最終日には頼んで焼いてもらいました。
でも、ワッフルは注文すると4つ出て来ちゃいます。
そりゃ、誰も他にいなかったら4つ焼きなんだからそうなるか・・・