英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

京都府京丹後市 木下酒造【玉川】

2018年(平成30年)11月4日(日)購入
 
久しぶりに品ぞろえ豊富な日本酒屋さんに足を運ぶことができました。
今は、もうすぐ新酒の季節とあって、ほとんどが火入れ。
そんな中でめぼしい生酒のひとつが玉川でした。
 
玉川は大好きなお酒ですが、なかなかお高めの価格設定なので、つい安価なお酒に走りがち前回は、夏のお酒を買っていました。 
この日、おそらく飲食店の店主とおぼしき人が物色に来ていました。
常連さんらしく、お店の人がつきっきりで解説して回っており、次々と10本ほど選んでいっていました。
 
その中のひとつがこれ。
「珍しく強力なんですよ~」
 
なんのことだかわかりませんでしたが、玉川だったのでつい買ってしまいました。
 
【玉川】特別純米酒 無濾過生原酒

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  原料米 強力100%
  酵母 協会1号
  精米歩合 71%
  アルコール度数 19度以上20度未満
  仕込水 城山の湧水
  製造年月 2018年9月
  3,024円 
 
強力というのは酒米のことだったんですね~
 
調べてみますと、強力米というのは鳥取県大山町で生まれた古い酒造好適米でした。
穂先までの長さが150cmにもなり、酒米の中では最も長桿品種代のため、そのあまりにも長い丈のため栽培は難しく、戦後姿を消しました。
しかし時代は流れ、醸造技術も飛躍的に進化していきます。
蔵の古老から伝え聞いた強力なる幻の米を今の技術で仕込んでみたい。
そう願ったひとりの酒造家の好奇心によって始まった強力米の探索は、やがて鳥取大学農学部に原種保存されていることに辿り着いたそうです。
わずか一握りにも満たない種籾を譲り受け、そこから復活させた強力米。
 
今は、鳥取県の日本酒の地域ブランド化の一翼を担っている強力米ですが、それを使っての玉川、なるほど珍しいわけですね~