英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【フランス】7日目-2 ちょっと日帰りでフランスバスクのバイヨンヌまで- 後編

2019年(平成31年)1月4日(金)

 
スペイン、サン・セバスチャンから日帰りでフランスバスクバイヨンヌへやってきています。濃霧と極寒のバイヨンヌも、少し陽が出てきました。
 
サント・マリー大聖堂へ行く途中、ステキなチーズ屋さんを見つけてしまいました。さっきマルシェで買ったけど ・・・でも、店構えからして魅力的。

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ブルーチーズガ欲しいと思って店内へ。でも、青カビチーズは私の食べられない山羊であることも多いのです。どうしようかなぁと迷っていたら、フランス人であろう店員さんがなんと日本語!東京で働いていたこともあるというナイスガイでした。

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フランスなのだから、世界三大青カビのひとつロックフォール180g7.02EUR、そして、さらにもうひとつ削るタイプのチーズがほしかったのですが、これは通じなかったようで、ハードタイプのコンテ164g5.9EURを紹介してくれました。(計1,626円)
 
ワインと合うと言われたことで通じていなかったことに気づいたのですが、いやもう、そのとおりワイン向き。あまりハードタイプのチーズは食べないのですが、すごく美味しい。クセもなくて、ひたすらワインを引き立てる感じ。クロックムッシュに使うチーズということなので、なくなるまでに作らなくては。親切な店員さんに助けられ、いい買い物ができました。 
 
チーズ!チーズ!チーズのバイヨンヌでの買い物を終え、サント・マリー大聖堂へ向かいます。

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リヴ・ヴォールト天井は、緑や赤を基調にくっきりした色遣い。

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ステンドグラスの美しい教会です。

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パイプオルガンの場所にもステンドグラス。

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ブルーが基調のステンドグラスには、しばし目を奪われました。

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バイヨンヌはフランスで初めてチョコレートが作られたという町。ベルギーでチョコレートは素通りましたが、なにもないここでは買って帰らねば。
 
いくつか見て回ったあと、入ったのお店は Xokola Etxetera
どう注文すればいいんだか?と迷っていると店内に男性が入ってきました。お先にどうぞと譲ると、予約していたらしきチョコレートの箱を受け取っています。B5ぐらいの大きさの箱に2段重ねでチョコレートが入っていて、支払っていたのがどうやら40EURぐらい。
 
これを目安に、この箱だと3段入るわよと言われた小さな箱に詰めてもらいました。それでも、このショーケースのほぼすべてを入れてもらって15EUR(1,900円)。娘へのお土産です。 


チョコレート好きの娘は、その破格の安さと美味しさにとても喜んで、毎日、半粒に切ったりしながら楽しんでくれました。 
 
店内には、ほかにも美味しそうなお菓子がありました。フランス語がさっぱりとわかると、英語で丁寧に応対してくださったマダム。先のチーズ屋さんともどもいい買い物ができました。 
 
さて、ランチ。
今回の失敗のひとつが、レストランをチェックしてこなかったことです。いつも、調べてはそこにとらわれたり、閉店してしまっていることも数々で、雰囲気のよい店に入ろうとするも、いまひとつばかり。
ここもそうでした。人気店ではあるらしく、私たちが出るころには満員でしたが、ま~ 頼んだものが悪かったんでしょうかね。 
 
サーモンのクリームスパゲッティ12EUR

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生ハムとフォアグラのサラダ12.5EUR

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赤ワインをカラフェで頼んで31.5EUR(3,965円)。 
 
美味しくなかったわけじゃないんです。でも、ほら、見た目 。なんというか、美食の街を誇るレストランとは思えない。
 
天気のせいもあったかもしれない。サン・セバスチャンでの朗らかなバル巡りとは、対照的というか。フォアグラも、冷たいパテとは思わなかったしね。ブダペストの絶品フォアグラを想像した私たちが悪かったよ。 
 
そろそろ、バイヨンヌを離れます。サント・マリー大聖堂は、どこから見てもこうして建物の隙間から。 
 
帰りにキッシュを買いました。なにしろホテルには電子レンジがあるので、温めると美味しくいただけるはず。ひとつくださいというと、たったひとつ?と驚かれました。みんなひとりにひとつ食べるようですが、いやいや、大きいってば。

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朝、霧に覆われていたマユー橋付近もすっかり晴れです。なのに、キュートな建物のある側の景色を撮りそびれていた。 

 
橋からの風景もこんなに美しかったのね。海水と淡水が混じる辺りなのか、水面に渦巻いているところが多数ありました。 

 
駅からこのサン・テスプリ橋はすぐ。サント・マリー教会は、ほんとはここからもちゃんと見えたんです。今から観光するんだったら、雰囲気も随分違ったはず。 


 駅もこのとおりすっきりくっきりです。 


帰りの電車は13:50発。やはり車両はinOUiでした。 
 
20分ほど走ると、サン=ジャン=ド・リュズ。バイヨンヌとどちらに行こうか迷った町です。こちらはすぐそこが海なので、夏のバカンスは賑わう場所です。 
 
車窓からも、海が見渡せました。 


アンダイエでバスク鉄道に乗り換え。接続時間はわずか3分でしたが、この短い乗り継ぎができたので帰りはかなり早く帰れました。

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アンダイエから橋を渡るとスペイン領ですが、この鉄橋の向こうあたりに、サン・セバスチャン空港があります。マドリードバルセロナからしか便はありませんが、ビルバオから回るよりよっぽど近くて案外便利。私ももっと早くにそのことに気づけば良かったです。
ただ、マドリードからはイベリア航空なのでちょっと高めにはなりますが、バスでも電車でも5~6時間もかかることを考えると断然楽です。 
 
寒かったので、寛ぎ感はありませんでいしたが、バイヨンヌでは18cmのフライパンも買いました。16EUR(2,016円)は特に格安ではありませんが、お弁当を作るのにちょうどいい大きさで重宝しています。

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忘れていたのはバター。せっかくフランスに行ったのに、バターを買い忘れていたのは失敗でした。チーズとチョコレートに満足して失念。
でも、なーんとなくフランスまで行ったぞ、というので満足です。