英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【フランス】美食の街リヨン ポールボキューズ市場再訪「Mère Brazier」でランチ&「BERNACHON」

2024年(令和6年)1月6日(土)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。最後の3ヶ国目、フランスに滞在中です。前回はリヨン歴史地区のフルヴィエールの丘を中心とした世界遺産の話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ランチはどうしようか?ホテルの近くを歩ているとREYNONといういかにも高級食材を扱ってそうなお店の前を通りました。

 

ハムやパテが中心のお店のようです。

 

お惣菜も取り揃えていたので、ここで買って帰るのも一案と思いましたが、最後の食事にそれはちょっと残念かも。

 

それでも、なぜかレストランには足が向かず、結局ポールボキューズ市場に出戻ってきました。せっかくの美食の街でもったいなかったな。

 

シーフードは何度食べても好きだけど、いくらなんでも同じ店は避けよう。高級食材店に併設されたレストランで食べている人を見ていると、気になるものがある。

 

ここMère Brazierの狭い店内は満員だけど、タイミング的に入れそう。

 

でも、外に貼り出してあるメニューを見ても、何の料理かさっぱりわかりません。そこへ通ったスタッフにあの人の料理は?と聞くと、とても感じよく教えてくれたので、ここへ入ることに決めました。あとはなににしよう?

 

ワインもボトルで26EURからで、そこまで高くないし。でも、あとで調べると少し離れたところにある実店舗のほうはなかなかの高級レストランで、こんなにお手軽価格ではなかったのだよ。

 

リヨンの南、コート・デュ・ローヌのワインLe temps est venu 2021 26EUR(4,190円) 

 

エスカルゴ 26EUR(4,190円) 

ジェノベーゼで味付けられていると思うのだけど、めちゃ美味しかった~ フランスならではだよね。

 

Qenelle de brochet 23EUR(3,700円)

ホワイトソースを固めたみたいなものに、さらにホワイトソースがかかっているような料理だったとしか記憶にないのは、エスカルゴがあまりに美味しかったため。でもこれ、リヨン名物の料理みたい。

 

別ボウルに入れたバターライスが運ばれてくるのだけど、それをインしていただきます。なんだか美味しそうに見えたのよね。カワカマスという淡水魚をペーストにし、まさにホワイトソースと同じような材料に加えて茹で、ソースをかけてあります。相棒は美味しかったと記憶しているようですが、私には似た味のコンビネーションをくどいと感じたんだよね。でも、知らずにリヨン名物に出会っていたならよかったかな。

 

ところで、今回の旅行ではチーズグレーターを買いたいと思っていました。私がもともと持っていたのは、6年前に購入したMicroplane社のグレーターでとても便利に使っており、買って便利なキッチンツールとして拙ブログでも紹介したほどです。ただ、幅がもう少し広い方がいいのではないかと2代目を探し始めていました。

 

当時私が購入した価格は2,480円。チーズをよく使う国であればもっと安価に見つけられるのではないかと思っていました。ルクセンブルクで見つけたのは10.99EUR(1,770円)。素直にこれを買っていればよかったのですが、知らないブランド。もしうまく削れなかったら?と怖気づいてしまいました。

 

やっぱりMicroplaneが安心と思ったものの、物価がもっとも安いスペインでは百貨店が見つけられず、フランスまで持ち越してしまいました。そうしたら、39.99EUR(6,440円)もするではないですか。柄が木製で素敵だけど、こんな高いのってどうよ?

 

どこを探しても定価以外では見つけられなかったので、なぜ高いのだろうと思いながら29.9EUR(4,855円)で買ってしまいました。楽天市場で買えば3,000円程度というのに・・・でも、これが国力の差なんですね。私たちが東南アジアの物価が安いと思っていたように、海外から日本は今そう見なされているということだと気づくと、かなり衝撃でした。賃金がたとえ上がっても物価が上がれば同じじゃないかという考えは、国際競争の中では正しくない。対外レベルに肩を並べられることの重要性を見せつけられました。

 

夕方、24時間券もあるのでひとり地下鉄で出掛けました。スーツケースがまだ戻ってこないなら買う必要があったし、チョコレートの有名店BERNACHONへも行きたかったのです。

 

バレンタインデーが近づくとあちこちから取り寄せていた大のチョコレート好きの娘へのお土産です。リヨンでのチョコレートの有名店であるベルナシオンを外したら、きっと残念がるでしょう。

 

それでもスタッフは英語不可で、チョコレートに明るくない私がこの豊富な品揃えから選ぶにはかなりハードルが高い。

 

洋酒の入ったタイプは私は好きだけど、そればかりでは面白くないし。

 

身振り手振りで聞いたところ、いいアソートがありました35.2EUR(5,718円)。5年前にバイヨンヌで買ったときは、為替レートの差(当時1EUR=126円/現在161円)や店の格の違いもあるだろうけど、同程度が1,900円で安くて驚いたのに。

 

さて、あとはほとんどのお店が休みになる翌日日曜日に備え、もしものためにスーツケースを買っておくことにしました。安価で済ませることもできたけどSamsoniteからRESPARKを選びました199EUR(32,317円)。日本にはないモデルで、日本で類似タイプを買うより安かったです。お店でタックスリファンドの手続きもしてもらって一安心。

でもこの夜、フロントから電話があって無事スーツケースは戻ってきたのでした。ちゃんちゃん。遅いわ。