6年ぶりの自宅で過ごすゴールデンウィークは、庭仕事とダーニングで明け暮れました。くたびれた靴下は旅行中に処分することにしていたので、修繕すべき靴下がほとんどなかったのが残念。代わりに薄くなった布巾などにステッチを入れたりして楽しんでいます。
5月はバラが咲き始める季節。カミキリムシにやられることも多いし、お手入れも大変だし、徐々に減らしていっているのですが、それでもこの季節が来るとちょっと報われた気持ちになります。
咲き始めた一部をご紹介します。
トップバッターを切って咲き始めたのがバフビューティー。新参者で3年ほど前に購入したものです。家にはないオレンジ系だったので迎え入れました。咲き始めから終わりにかけて色が変化していくので、フェンスに植えるとグラデーションを帯びた仕上がりになります。
一番古いバラがメアリーローズ。以前はもっとつるバラに近い伸びがありましたが、すっかりおばあさんになってしまっています。ゴールデンウィーク中に次々と花を咲かせ、今、一番賑やかになっています。
ピンクのバラは、もうひとつラレーヌ・ヴィクトリアを植えています。こうしてみるとメアリーローズと似ているように見えますが、もっと丸みを帯びてころんとしたカップ咲です。
鮮やかなピンクはうらら。これは植えた当時はよく咲いたのですが、場所を転々とする不幸に見舞われ、長らくわずかしか花をつけなくなっていました。新しいシュートが出にくい品種なのですが、今年はよく伸びてやっと元の姿に回復してきています。
ショッキングピンクと言っていい華やかな色が、ほかのピンクのバラとは一線を画しています。
ほぼ赤と言っていいのがこちら、ノックアウト。
カミキリムシにやられているのでいつまで持つかわかりませんが、強健な品種で秋の終わりまで繰り返し咲き続けてくれます。驚くほど多くの花数をつけ、巨大なブッシュに育ちました。
全体像はいまひとつですが、濃い色から徐々に薄いピンクに変わり、変化の楽しめるバラです。ただ、あまりに多くの花をつけるので、楽しんでいるよりも花がらを摘み取る作業がのほうが大変。通りからの目隠しにも、もしかすると鋭い棘は防犯にも役立っています。
ご近所の方にいただいた、名前の知らないバラもひとつあります。昔からあるいわゆるバラといった風情で、真っ赤なバラです。バラは思っているよりもずっと強く、順応性もあるので、挿し木で持ってきていただいた2本とも根付きました。
白バラは人気の品種、アイスバーグを植えています。繰り返し多くの花をつけてくれるので、かわいがっています。ただ、このバラを購入したバラ園の方が、その後すぐにお亡くなりになったのには驚きました。
こちらはフェンスに仕立てているつるアイスバーグで、もうすぐフェンスいっぱいに白い花を咲かせてくれます。
このつるアイスバーグは先のアイスバーグを買ったバラ園の後を継いだ弟さんから購入したもので、なんとこの方もその後、急死してしまったというなんともいわくつきのバラ。おふたりの置き土産のように咲き続けてくれています。
唯一の黄色いバラがグラハム・トーマス。このバラはアーチに仕立てていましたが、台風でアーチが倒れてしまい、根元まで切り倒したあと移植しました。それまでとは異なり、細いシュートを出すのがやっとで去年は花も咲かず、もう終わりかと思っていましたが、今年はわずかですが蕾をつけてくれました。大好きなバラです。
その他、新たなステージを迎えている植物も少し。
以前、鳥の落し物から育った植物をPicture Thisで検索した話を書きました。そのうちのひとつ、ヤマザクラは移植後に枯れてしまいましたが、隣にあったスナップインゲンは収穫のときを迎えています。
オリーブの花が今年は咲きそう。実付きがいいようにほかの品種のオリーブも植えて待ち構えています(笑
植えて5年になるプルーン。去年、小さな実をいくつかつけたものの落ちてしまったのですが、今年はたくさんの実をつけ、だいぶ育ってきました。欲張らずに摘果しなければいけないそう。めちゃくちゃ楽しみにしています。
外出自粛は続いていますが、もうしばらく小さな楽しみを見つけて頑張ろうと思います。