遅々として進まない家づくりの話。
前回は、新しい土地で新築するために土地探しをすると、今より駅から遠くなるか、土地が狭くなるので、今の土地に新築した場合どうなるか建築士に相談したという話を書きました。
そもそも事の発端は、キッチンのプチリフォームをしようと思い立ち工務店に相談したところ、過去のリフォーム工事の不備を指摘され、建て替えを検討するようになったのでした。
社長にもお目にかかったところ、まぁなんと押しの強いことか。
私たちの希望をかなえるというよりは「ワシがいいと思った家を自信をもって作るから、そこへ住まいたまえ!」みたいなおタイプのお方で。
ホームページからだけでは、やっぱりわからないものなんですね。
そこで、また違う工務店を探し出して相談したところ、リフォームから10年で建て替えるのはあまりにももったいない。新しい土地を探して新築すれば、仮住まいの必要もないし効率的でもあるというアドバイスを受けました。
しかし、今の土地を売却した金額で買えるところは、遠くて狭い。
だったらやっぱり今の土地のまま建て替えるほうがいいのではないかと、冒頭に書いたとおり、今度は建築士に相談して試算してもらいました。
その回答がこちら。
建物解体費用 200万円
擁壁等改良工事 300万円
計 500万円
新しい土地で建てるなら必要のない費用で500万円。
そこに仮住まいのための家賃半年分と往復の引越費用が100万円とすると、600万円も余分にかかってしまうのです。
4度も家を買い替えたという道楽者でも、これはもう分不相応どころではありません。ごく一般庶民が有り金をつぎ込むにはリスクが高過ぎる・・・
具体的に動いてみて、貯蓄がなくなってしまうイメージがリアルになってくると、思っているよりもリスクは高いのではないかという気がしてきました。
それでも、このまま住まい続けるリスクもやっぱりあるのです。
どんなに暖房しても凍えるほど寒い冬を過ごさなければならない部屋、バスルーム、そしてトイレ。今はすっかり気温が上がってきているので忘れがちなそれらは、これから加齢とともに身に堪えてくるでしょうし。
しかも、間の悪いことに給湯器が故障。
修理はおそらく基盤の交換で7万円ほどかかるようで、10年超の給湯器の場合は、修理よりも取り換えのほうが費用対効果がいいみたい(涙
今はお風呂の湯張りと床暖房が使えない状態です。この時期だとシャワーだけでも差し障りはないのですが、床暖房はもう少しあると助かる時期なのに。底冷えがする・・・
今の土地で建て替えるのなら、ギリギリシャワーが使えるならやり過ごせるかもしれません。
でも、新しい土地を買って新築するなら、早くても建て替え終了まで1年はかかります。ましてや売却するなら給湯器の交換は必須。
こんな時期に壊れるなんて(涙
そんなわけで、新築を夢見るのは諦めて、現実路線の給湯器交換で終わりそうです。