2021年(令和3年)11月13日(土)
マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。
前回は、校倉造りの正倉院正倉と東大寺、そして春日大社をご紹介しました。
興福寺の五重塔や東金塔など、時間があれば見に行こうと思っていたところには時間を取れないまま、正倉院展の予約時刻が近づいてきました。奈良国立博物館へ向かいます。
30分前から次回予約時刻のチケットを持っている人が並べるようになっています。でも、おススメは予約時刻を30分過ぎたあたりで入場するのがいいんじゃないかな。待たずに入れて、そろそろ中も空いてきていると思います。ただ、じっくり見たい場合は次の時間の人たちにかち合っちゃうかも。
もちろん、内部の作品は撮影不可。行った証を示せるのは、このスタンプぐらい(笑
公式HPからいくつかの作品をご紹介します。今回注目だった展示品のひとつがこちら螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)。
この螺鈿細工の美しさ。2羽のインコが描かれています。ルーペ持参の人が多くいましたが、なるほどあれで見るとさらにくっきりするんだろうな。
漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)
蓮の花をかたどった台座に、クスノキ材の蓮弁。そこに金箔や多彩な顔料で文様が描かれています。一対で仏前に供える香炉の台として用いられていたと考えられています。
筆記用の毛筆。このころの筆は、中心に芯となる毛を立ててそのまわりを紙で巻き、しかもキャップ付き。斬新だわ~
時間予約のおかげでそう混雑することなく、どれもじっくり鑑賞することができます。正倉院展は奈良の秋の風物詩。数百年昔のものが色鮮やかに残っているさまは、興味を持って見ると非常に感動的。あの正倉院の中にどう収められていたんだろうなどと思いながら、悠久のときを超えて奈良時代に思いを馳せてみるのも悪くないものですね。
猿沢の池を通って、少し遠回りして帰ります。奈良には有名な造り酒屋がいくつかありますが、そのうちのひとつの酒屋へ行こうと思っていたのに時間が押してきています。仕方がない。各種地酒を扱う酒屋で1本だけ買いました。
近鉄電車で難波駅まで戻り、リムジンバスで大阪空港へ向かいます。梅田からでも同じ650円なので、奈良からだと断然難波からがお得。奈良駅からもバスは出ていますが、最終が16:55発だったので、今回は間に合いませんでした。
数年前にリニューアルした大阪空港は、関西空港とは違ってとても賑わっていました。
チェックイン後のANA FESTAでいくつかお土産を買いました。
ANAラウンジをチェックしたかったので、残り時間はこちらで過ごします。
大阪空港は、一度は入ってみたいANA SUITE LOUNGEを併設しています。
どこもつくりは同じ感じですが、かなり広いです。
ソファスペースの方が人気でした。
ビジネスマンはこちらで作業している人が多かったかな。
4種類の生ビールがあるのが嬉しい。行きは時間外で飲めなかったもんね。
帰りはプレミアムクラスです。行きのサンドウィッチよりもお得というケチな理由で、帰りだけアップグレードしました(笑
なぜか黄色く映ってしまっている機内食は、ミシュラン一つ星の乃木坂しんの監修です。一番お安いコースでも18,000円という高級日本料理店。
●秋刀魚梅味噌煮 ●椎茸、大根、人参、絹さや ●海苔出汁巻き玉子 ●鰆塩麴焼き
●鶏松風、小松菜と油揚げお浸し ●金平牛蒡 ●合鴨とプチトマトの串打ち ●牛肉しぐれ煮
●りんご甘酢 ●里芋、粟麩、蕪 ●栗ご飯(鶏塩焼き) ●白玉麩の味噌汁
秋刀魚と鰆の魚2品は、献立で見るほど味の違いはなくて、いまひとつメリハリに欠けたメニューいう感想。前回料亭とコラボした機内食をいただいたのは板橋区蓮根のよし邑のものでしたが、あのときはもっと感動的だったな。でも今、過去記事を見て驚きました。お弁当スタイルではなくて、ちゃんと食器で配膳されているの。今も主要路線で長距離の那覇便や福岡便だとあのスタイルなのかな。朝のサンドウィッチよりも夜の方がいいと思っていましたが、さらに路線も考えたほうがいいかも。
飲み物はもちろん、スパークリングワインと赤ワインもお願いしました。
来期はプレミアムクラスに乗れるチャンスが2度しかありません。しかも、出掛けるのにもままならない感染者数になってきているので、この間によーく行先を検討して帰りの機内食も楽しみたいです。
お土産編
地元千代酒造の篠峯どぶろく1,320円。なぜか、どぶろくでいいんですか?と聞かれましたが、シュワシュワ感満載で、少し酸味が効いていてめちゃくちゃ美味しかったです。一升瓶がほしかったわ~
相棒は、普段は食べない奈良漬を買っていました。瓜と胡瓜各432円。これがもう、普段食べる奈良漬けとは似て非なるもの。もちろん粕はしっかり感じるのですが、薄くスライスして食べると酒の肴にぴったりで、とても気に入りました。残った酒粕で豚肉を漬けてみましたが、塩がまったく添加されていませんでした。美味しさの理由はそこなのかも。
空港では、いつもなら大行列の551蓬莱の売り場が空いていたので買って帰りました。大阪在住のときはめったに食べることのなかった蓬莱ですが、離れてから人気と聞いてときどき調達しています。空港で売っているものはチルドなのが有難いし、なんといっても安さ(760円×2)がいいですね。
北堀江ガトー・スフレはフロマージュとショコラ味1,188円。断然ショコラが美味しいと思いました。しっとりふわふわ。
八ッ橋(594円)が好きなので、辻利のものを。
京都へ行ったら買うのになぁと思って、ついしば漬け(540円)も買いました。
これは英語講師へのお土産として785円。パッケージが外国人向きかと。
この翌週には、また飛びます(笑
ほんと10~12月は感染者数も激減してて、今では信じられないほど出掛けやすかったわぁ。