英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】サンティアゴ・デ・コンポステーラのアバストス市場でランチのはしご

2024年(令和6年)12月30日(月)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回は3ヶ国目となる隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に向けて日帰りツアーで出発した話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

大聖堂の見学は後回し。ガイドさんの助言に従い、まずはランチから始めます。あれこれ悩んでいる時間はありません。ガイドさんにアバストス市場でのランチはどうかと聞いてみるとパーフェクトと言われたので、ここでいいでしょう。

 

アバストス市場(Mercado de Abastos de Santiago)は巡礼者や観光客をはじめ、地元の人にも愛されている総合市場です。

 

ヨーロッパではクリスマスを祝うので、年末年始は元旦だけが休みとよく聞きますが絶対に違うと思う。このゾーンはわずかなお店しか開いていません。夕方には閉まるところもあると書いてありましたが、まだ12時だもの。これから開くわけでもないと思うし、きっと年末だからだよね。

 

開いているお店ではイベリコ豚なども売っていたので、部屋で食べるように買えばよかった。ほんの数枚でも売ってくれるのは経験済み。

 

半屋外の野菜売り場は営業中のところが多いようでしたが、こうなったら見て回るよりもまず食べたほうがいい。

 

食材を買って行くと調理してくれるところがあると書いてあったのですが、どうすればいいのかわかりません。閉まっているお店も多いということは通常営業とは異なっている可能性もあり、大聖堂に入ることを考えると、ここらのお店で簡単に済ませるべきでしょう。この時間帯、簡単な料理とお酒が飲めるバーはまだ空いています。

 

英語メニューのあったテーブルに座り、目当てのシーフードをメニューから探します。

 

看板にはA OstreríaFREBASというお店の名前が見えますが、メニューを見るといくつかのお店がまとまって運営しているのでしょうか。それぞれのキッチンからシーフードだけでなく、肉料理やFilloas(フィジョアス)と呼ばれるガリシア地方のクレープのような薄いパンケーキなど、いろいろなものがいただける仕組みになっているようです。

 

アルコール類は向かいの店舗からの提供。スパークリングワイン4.5EUR(850円)を注文。若いスタッフは英語がまったくわからず、他のスタッフの対応を待ちます。

 

牡蠣4EUR(680円)をふたつずつ。ん?改めて680円したと考えると高いかも。でも、たっぷりのレモンを絞って、こぶりだけど濃厚な味の牡蠣、美味しかったな。

 

もうひとつがムール貝10EUR(1,700円)。海藻をしっかり咥えたムール貝。引きちぎりながらワイルドにいただきました。しかし私たちのシーフード料理って、毎度牡蠣とムール貝だけじゃないか?工夫はないのか(笑

 

無類のタコ好きの相棒が、実はずっと睨んでいた料理がありました。このビジュアル。どのお店にもディスプレイのように置いてあって、もちろん注文したお店のカウンターにもちらりと写っています。でも、これ全部を2人で食べるのは無理だと諦めたのです。

 

でも無理だったら残すのも致し方ないと注文することにしました。せっかくなので、違うお店にも行ってみたいので、隣のCasa Millánに移ります。

 

目当てのタコのほか、ほかもう1品頼めばいいかな。ひとつずつメニューを確認するのは疲れるので、毛色の違うものにならコロッケあたりかな。

 

赤ワイン2.5EUR(425円)。むむ?さっきのスパークリングワインに比べると、ぐんと安いな。ボトルでも15EUR(2,550円)と書いてあるのを今になって見つけたよ。

 

このお店を切り盛りする女性も英語が話せず、隣の席の女性客に助けを求めます。というのも、コロッケ8EUR(1,360円)は中身に肉と魚があるので、どっち?と私たちに聞きたかったみたい。美味しいけど衣がカリカリ過ぎて好みではなかったかな。

 

で、これがタコ料理Polbo á feira(ポルボ・ア・フェイラ)18EUR(3,060円)。茹でダコに粗塩とオリーブオイル、パプリカパウダーを掛けたガリシア地方の伝統料理。なにこれ、美味しすぎ。

 

柔らかく茹であがったタコをはさみで切っていくの。シンプルだけど病みつきの美味しさ。真ん中に入っていたじゃがいももホクホクであっというまに平らげました。食べてみてよかった~!!!

 

1時間ほどして帰るころには座席もほぼ満席。2店で67EUR(11,450円)は、そこそこいいお値段だと思いますが大満足。食事さえ満足すれば私たちにとって、そこの旅はいい思い出。ガリシアのタコ料理、ポルボ・ア・フェイラをしっかと記憶に残しました。

 

市場へ来たからにはやっぱりチーズはチェックします。1年前、美食の街リヨンではカルフールでグラナパダーノ500gを買っただけだったからね。

 

ぬぬ!この胡椒入りの断面は魅力的。1kg当たり30-35EURだったと思いますが、300gぐらいで9.36EUR(1,599円)のものを買いました。コンテのような味で、パスタにすりおろして食べると抜群に美味しい。買って大正解でした。

 

タコの消費量世界一位の日本。ヨーロッパでタコを食べる国はスペイン、ポルトガル、イタリア、フランス、ギリシャなど数少ないタコ好きお仲間。名物料理が食べられて嬉しかったよ。

 

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