2025年(令和7年)7月19日(土)
7月は既にANAで富山へ飛んでいます。でも「猛暑の三連休に家にいるのもね」と不調から回復してきた相棒のひとこと。えぇ、探しましょう。第一候補はやはり北海道。ポルトムインターナショナル北海道であれば、外気に触れることなく過ごし続けられるしいいよね。でも三連休は飛行機もすでに高額になっているし、うーん。
そこへ一休.comから昨年に鱧鍋を取り寄せした山中温泉 花紫からポイント35%利用のオファーが届きました。泊まってみたかった憧れの宿だし、なんといっても小松空港なら飛行機も安い。2泊目は違う旅館かホテルへ泊まって外食も検討したのですが、暑さに加えて復路の飛行機が朝早くだったこともあり2連泊することにしました。
早々に家を出て、朝8時には羽田空港に到着。受託荷物がないANAダイヤモンド会員専用のANA SUITE EXPRESSで保安検査を受けます。
この日の搭乗ゲートは、前回富山空港からの帰りに到着したサテライトゲートまで行かなければならないので、徒歩20分ほど見込んでおく必要があります。だから、早くに到着したと言ってもそうのんびりはできないの。
さすがの三連休、半個室のブースよりもソファ席が多く埋まっているようでした。ANA SUITE LOUNGEは広いので満員にはなりませんが、そこそこ混んでいます。
飲み物や軽食のあるカウンターは3ヶ所に分かれており、入口に近い真ん中がいつも混んでいて、奥は空いています。
確か白ワインや日本酒は、真ん中にしかなかったはず。
日本酒は変わらず特別純米 東京和醸 嘉泉と農口尚彦研究所 観音下です。でも、よくよく見ると白ワインは世界最優秀ソムリエ監修のANAオリジナルワインが置いてあるんだって。飲んでみればよかったわ。
7月の軽食は富山行きのときにチェック済み。ANAオリジナルのスパイス野菜カレーブレッドとDONQのコーヒーホワイトチョコブール、おむすびは梅、ツナマヨ、もち麦入りひじきの3種類です。ただし、同じカウンターには2種類しか置いていないので、違うところへ行ってチェックしましょう。
定番のクロワッサンと稲荷寿司は余力があるときに食べています。カリカリ梅は食感が好きだし、今回のパンはどちらも美味しかったわ。
小松空港までは1時間のフライト。5分ほど遅れて到着しています。空港バスは自動運転バスの場合は立ち席が設けられないので、のんびりしていて満席になっては困るのでのんびりしていられません。ただ、帰りに買う予定のお寿司をチェックします。
1階到着ロビーに売店は2ヶ所。どちらもお弁当が売っています。
あちこちで見かけたのが米八の安宅乃関所寿司(1,480円)で、鯖、紅鮭、海老、小鯛が組み合わされた棒寿司というのが魅力的。
一方で、駅弁 隈取り弁当(1,300円)も鯖、鯛、鯵、鰯、秋刀魚など季節のネタで作られる海鮮ちらしというのがそそられる。
富山の鱒寿司もあります。いつも松本駅で購入する大辻のます寿しの豪華版、幻のます寿し(2,900円)、ますのすし本舗 源のますのすし(2,000円)。その他、柿の葉寿司(5個918円・10個1,566円)、笹寿司(10個1,749円他)もありました。焼鯖やのどぐろも見えています。
空港バスはふつうの路線バスだったのでキャッシュカードのタッチ決済が可能で、交通系ICカードは不可でした。一方、自動運転バスの場合はキャッシュカードは不可で交通系ICカードが使えます。小松駅までは15分ほどで280円と安いです(2025.7月現在)。
小松駅はスタイリッシュな駅舎になっていました。


小松伝統の曳山華舞台が1/2の大きさで展示されています。時期によっては地元高校の華道部の生徒によって花が活けられることもあるようです。
コンコースには飲食店やお土産物店が入っています。
その中にも安宅乃関所寿司(1,480円)や柿の葉寿司(1,200円)、笹寿司(3個420円)、おいなり横丁(700円)の扱いがありました。帰りは売り切れたのか、まだ届いていないのか全種類なかったので、時間によるかと思います。
小松空港から加賀温泉駅まで電車で移動します。1時間に1-2本しかないので注意が必要です。
加賀温泉駅までは3駅13分(270円)。1987年に建てられた巨大な加賀大観音が駅から見えます。同時期に温泉施設や遊園地、美術館が開業しましたが、バブル崩壊後は何度も所有者が変わり、今は廃墟となっているそうです。


その加賀温泉駅もスタイリッシュな駅です。九谷焼は色鮮やか過ぎて好きではありませんでしたが、なかなかの美しさ。
山中塗の椀などとともにディスプレイも印象的でした。
こちらも小松駅同様、伝統芸能の展示がありました。加賀市は日本全国の中でも獅子舞の数と種類が極めて豊富で、昔から各地域で獅子舞が盛んだそうです。127町で伝承されている獅子舞のうち、ここには塩屋町で使われる大獅子神輿が展示されていました。
構内のショップも洗練されています。
その一角にある駅コンビニでは、焼鯖すし(1,485円・ハーフ756円)、柿の葉寿し(1,350円)、ますのすし本舗 源のますのすし(一重2,000円・小丸1,400円)のほか、北陸新幹線開通を記念して福井の名物料理10品を詰め込んだ竜のめぐみ(1,680円)など、各種取り扱いがありました。
駅の外にあるショッピングモール、アビオシティ加賀にもお土産物店があります。
中に入っている加賀百撰街は、なかなかの充実っぷりでした。帰りに立ち寄る時間がないので、お土産ばかり見ていて押し寿司のことはすっかり忘れていましたが、これだけの規模であればなにかしら取り扱いがあったと思います。
加賀温泉郷には25年ほど前に出張で来たことがあるのですが、そのときにどこかのお土産物店で山中塗の寿司桶を購入しています。小松駅、加賀温泉駅と回ってきて考えていくと、改装していたとしてもきっとここだっただろうと確信しました。最近処分しましたが、当時1万円ほどだったはず。懐かしい。
酒蔵が12蔵しかない富山県と違い、石川県には40軒近くあります。それらもずらりと並んでいました。猛暑でなければ間違いなく買っていましたが、夏に弱いのでその気力もなくヘロヘロ。ちょうど小左衛門もまだ冷蔵庫にあるしね。
ここからは、旅館の送迎で向かいます。花紫の場合は12-18時で予約できます。2人だけだったので、TOYOTAアルファードでのお迎えでした。後部座席も独立型のエグゼクティブ仕様。滅多に車に乗ることもないので、贅沢感を味わえました。旅館までは15分です。