2025年(令和7年)8月10日(日)
今年の夏休みは5泊で東欧を回りました。前回はルーマニアのブラショフからブカレスト近郊のアンリ・コアンダ国際空港(通称オトペニ空港)近接の前泊ホテル Hilton Garden Inn Bucharest Airport について書きました。
翌朝3:45にはチェックアウトして、空港へ向かいます。ミュンヘンまでルフトハンザ航空のビジネスクラスです。せっかくだからオトペニ空港のラウンジもチェックしたい。夜中とも朝とも言えない時間帯、そっとホテルをあとにします。
ところが空港に到着してびっくり。どこから湧いて来たのかというほどの大混雑。
優先レーンはあったのですが、それでも保安検査を終えるまでに1時間ほどかかりました。
行きのフランクフルト空港では、まさかラウンジのないターミナルがあるとも知らず、さっさと移動をしてしまったために入れなかったので、今回は外したくありません。ラウンジの標示を探して急ぎます。
大きな空港ではありませんが、それでもルーマニアの首都にある玄関口。多くの人で賑わっています。迷わずラウンジまで行けたら、30-40分は過ごせます。
ところが、せっかく到着したラウンジは思った以上に狭く、座席に空きがありません。
朝食は機内でも出るし、ミュンヘン空港でも時間があるので、様子を見ただけで諦めることに。
ちょうどそこへ奥から団体が出て行ったので、かろうじて座席を確保。ならばちょっとチェックしてみましょう。
ローカルフードを見つけたいのでパン類はたいてい食べませんが、全部パイ生地は珍しい。クロワッサン、レーズン入り、ピザソース入り、ソーセージ入りと書いてあります。
個包装の食べものは、いったいなんだったんだろう？見るからに食べたくなるようなものじゃない。
あとはナッツやクッキーぐらい。
ただ、雑然としているように思えたこのコーナーには、今になって見るとサンドイッチ、サラダ、フルーツ、バニラココナッツプリン、チョコレートクランブルプリンなどがあったことがわかりました。こういう形態に慣れていないので食指が動かなかったのが残念。でも冷たいものって、あんまりほしくならないよね。
唯一温かい食べ物がこちら。中東料理のFALAFEL(ファラーフェル)、CROCHETE CARTOFI(ポテトコロッケ)、BULETE(チーズボール)、FILE FI PAN(鶏肉のパン粉焼き)、2種類のピザが並んでいます。
スタッフにお願いして入れてもらうスタイル。ファラーフェルとチーズボールを食べたっけな。ファラーフェルはひよこ豆などを潰して揚げたものでまさに中東を思わせる味。美味しかったです。
ワインはルーマニアワインの赤と白のみ。
その他、ジュース、アイスクリームやヨーグルトなどもあったと思うのだけど、もう時間がありません。取り敢えずラウンジに入れただけでOK。
ゲートも我先にと集まっています。ビジネスクラスが先に搭乗できるのは、どうでもよさそうなことなのに案外楽。こういう快適さもSFC修行あってのことだったな。
フランクフルト空港からソフィア空港へのフライトでは4人しか乗っていなかったビジネスクラスですが、このフライトでは最前列も使用されていて、ほぼ満席だったと思います。
真ん中の座席を潰しただけだし、そもそもルフトハンザ航空の座席は広めのような気がします。でも、せっかくだからビジネスクラスを楽しみましょう。
5:53は、もう少しで日の出という時間帯です。
ほぼ定刻に出発。上昇中の機内からです。なんというか、整然としていない畑が個性的。このあたりは農地が多かったのですが、あちこちに森も残してありました。平地に森というのは、日本にない風景かも。
飛行時間は1時間ちょっと。40分ほどで朝食が配られました。
飲み物はラウンジになかったスパークリングワインを頼みます。温められたクロワッサンが美味しい。生ハム、サラミ、チーズとヨーグルトで、野菜がまったくないのがちょっときついけど、いかにもヨーロッパという感じ。ヨーグルトは美味しかったです。
短い時間だけど追加で赤ワインもいただいて、ジャム以外は完食。
ミュンヘンに近づいてきました。これだけ特徴的な蛇行なら特定できるかなと思ってGoogleMapで探してみると、スイス、オーストリア、ドイツの3ヶ国を流れる全長517kmのイン川上空で、Wasserburg(ヴァッサーブルク)という町でした。イン川はドナウ川の支流のひとつです。
さらにミュンヘン空港へ近づいたところの画像です。広大な庭園が広がっていて、整然とした建物が見えています。これも調べてみるとバイエルン家の夏の離宮、敷地面積2㎢を誇るニンフェンブルク城だということがわかりました。マイセンなどの7名窯のひとつであるニンフェンブルク窯の工房が今もあるそうです。
着陸直前、離陸していく飛行機が目に入りました。
ミュンヘン空港到着。乗り継ぎ時間は4時間ほどあります。
年末年始の旅行もミュンヘン空港から帰国の予定です。何度かミュンヘンから同じ便で帰国しているので、フランクフルト空港同様に慣れた空港のはずだったのですがまさかのラウンジでした。次回その話を。
続く 【ドイツ】ミュンヘン空港ルフトハンザ航空ラウンジってこんなだった？
