お腹がいっぱいなのに失意というのは、なんとも割り切れないものです。
とぼとぼとレストランの前の道を上っていくと、突如観光地となりました。
へ?なに?
このプレピシート広場を通り抜けると両脇に店!きれいな通りに、多くの人たち!
なんだ!こんな場所がちゃんとあったんだ!
場所が明確に分かったところで、19世紀のアーケード、ガッレリアにも行きました。
店は閉まっていたけれど、この美しさ。ナポリだもの。見どころがあるはずよね。
な~んだ。道を間違っていただけだったんだ。ほんの少しの通りの違いで、ナポリの印象はすっかり悪くなってしまった私たち。
ヌーヴォー城の向こうには、こんなところがあったのに・・・
サンテルモ城が山の上に見えます。
それでも、ナポリの下町、スパッカナポリの位置はどうしてもわからず、人の波に流されるように歩いて到着した教会。
地味目の外観にそぐわず、中身はなかなかゴージャスです。
すっかり気を取り直したものの、疲れもピークだったので、ホテルへ戻りました。
この日は元日。ナポリ駅のスーパーへ買い出しに出掛けましたが、当然開いていません。駅の立ち飲みでビールをGETできたのみ。お腹はいっぱいだけど、お酒なしに長い夜は過ごせないし、水もなしでは困る・・・
駅の近くをぐるぐる回って回って回って、小さな売店で水とオレンジと埃をかぶったワインを買って戻りました。それでも、飲み物が見つかったことには、本当にホッとしました。
ホテルはナポリ駅からすぐのHotel San Pietro4ツ星です。2泊2食付き29,386円。
とてもきれいで快適でしたが安普請。隣の部屋のトイレを流す音まで盛大に聞こえましたが、悪くはありませんでした。
特にシャワーが充実していて、バスタブはありませんでしたがゆったり。オーバーヘッドシャワーと、取り外しのできるタイプと2種類ついていました。
考えてみると日没が早いとはいえ毎日さっさと引き上げて、さっさと部屋でワインを空けて早々に寝ていました。
2万歩でも3万歩でも平気なのはそのためかもしれません。