英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【カナダ】6日目-1 ケベックシティ郊外モンモランシー滝へ市バスで行く

 

6日目、前夜に検索して自力で行けそうだとわかったモンモランシー滝へ行くことにしました。

滝という場所を考えるだけでも相当寒いと想像できたので、まずは旧港マルシェへ寄ります。きのうの食事で近くまで行きながら気づかなかったそこは、ケベック土産を購入するにはもってこいらしい。しかも、マルシェと名がつけば行ってみたい。 

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中はだだっ広い空間で、確かにいくつかお店は出ていますがほとんど人はいません。時間が早いせいかな?

目を引いたのはメープルシロップの缶。下段に6缶パックで陳列してありますが、消費量のすごさを物語っているような。

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メープル製品だけでなく、果物などもあると書いてあったけど・・・ふむふむ。

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でも、スーパーで買う方が何となくよさそう。私は最近お土産物を買うときは、スーパーを愛用しています。それに勝るようなものは特にないような。

このシーフードあたりは、もっと賑わっていれば食べ方もわかってチャレンジできたような気がします。

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ならば、モンモランシー滝へ行きましょう。目指すはスーパーです。まずはVIA鉄道駅を通り・・・

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少し向こうにmetroという大きいスーパーがあるという調べがついていたので向かいました。

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モンモランシー滝への市バスでのアクセス方法

モンモランシー滝というのは、ケベックシティから来たに約10kmのところにある滝です。ナイアガラフォールズの落差が51mなのに対し、モンモランシー滝は83m!落差だけでいえばこちらの方が上です。

  • アクセス方法  市バス800番で終点
  • 運 賃 (現金)     片道3.5CAD
  • 回数券 (現金)    1回券3.05CAD 2回券6.1CAD 1day-pass8.6CAD

市バスのHPはこちら ↓

www.rtcquebec.ca

決断できたのは、終点だったこと。予備知識もなく、山の中の上流にあるのだろうか?など、場所もさっぱりわからなかったのですが、旅行ではちょっとしたチャレンジがしたい性分。800番バスが約10分間隔で運行しているのも励みになりました。

問題は運賃。私は交通費が嫌いなので、その情報を集めていました。カナダでバスに乗ったのはバンクーバーとビクトリアですが、現金+お釣りが出ないのが特徴でした。しかもコイン限定のところもあったりで、ちょっとハードル高め。そこへ回数券で乗車した人の話を見つけました。回数券がコンビニやタバコ屋さん、スーパーで買えると書いてありました。

 

到着したスーパーmetroのレジで聞いてみると「ここでは扱っていない」と無愛想にひとこと。はぁ~ やっぱりコンビニかタバコ屋さんかぁ・・・

どこが近くかさらに聞くと「まっすぐ行ったところにある」とお店の名前を教えてくれました。でも、心許なさそうな私たちの様子を見て、レジのおばさんは「Rue du Pont(通りの名前) / LA PLACE(店の名前)とメモを書いてくれました。

7分と聞いたその店までは2ブロック先、5分もかからずに到着しました。回数券の仕組みがよくわからなかったので、モンモランシー滝まで往復したいと言うと3.05CAD×2のカードを2枚くれました。1枚で2回券です。それ以上乗る予定があれば8.6CADの1dayパスがあるのでそちらが割安です。支払いは現金のみ。運賃はそう変わらないかもしれないけど、バスと違ってお釣りはもらえるもんね。

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バス停には到着するバスの番号が書かれているのでわかりやすいです。

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10分ほど待つと800番バスが到着しました。バスは2両連結型。前方から乗って回数券をタッチすればOKです。

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車内は車椅子等の対応ができています。

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旧市街からではなく、このあたりからだと30分で到着しました。ここからの道は、実は私たちが辿った道を逆回りした方が効率的に回れます。でも、このルートで行ったからこそ発見したこともあったので、逆回りのまま紹介します。

 

モンモランシー滝

セント・ローレンス川に注ぎこむモンモランシーの滝は、落差84m、幅46m、滝壺の深さ17メートルm。落差についてはナイアガラの滝よりも約30m高く、対岸にオレルアン島が見える場所に位置しています。

いくつか見た旅行記では、バス停から滝はわかりやすい場所にはないと書かれてあったので、特に辺りを見回すこともなくバスの進行方向のまま、滝音のする方向へ歩きました。バスから降りたのは、私たち以外に1人だったので、人波についていくことができなかったせいもあります。すぐに橋があり、向こうに吊り橋が見えたので、そこだということがわかりました。写真右手から左に向かって歩いています。

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ぐるりと回ると、滝壺近くに降りる展望台への道がありました。でも、ここは500段近い階段だと書いてあったので、そちらへは行かずに吊り橋に向かいます。いずれにせよ、向こうに見える展望台はまだ閉鎖されているようでした。

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案内図がありました。私たちが通った吊り橋の上流側にある橋がある道は、その先が省略されています。あ、そう・・・誰も通らない道だったのね。

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吊り橋まで来ると、観光客が集まっていました。

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落差はあるかもしれませんが、幅は広くないので吊り橋も怖くありません。

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吊り橋の真ん中から上流を見ると、私たちが通った道と、降車したバスが見えます。ただし、停車しているのはバス乗り場で、降車するのはもう少し手前でした。

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滝は2段構成になっていて、吊り橋の傍で一段流れてから、もう一段目が滝壺に落ちる大きな滝となります。閉鎖されていた展望台から降りると、本当に滝壺の近くまで行けることがわかりますね。

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向こうに見える橋はイル・ドレルアン橋。橋を渡るとオルレアン島です。

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正直なところ、ナイアガラの滝の迫力に比べると、なんてことはありません。落差が30mも違うというほどの高さも感じられませんが、カナダの雄大さをちょっと感じられるような場所です。向こうに見える展望台へも行ってみます。

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展望台から吊り橋を見ると、なんとなく絵になる感じがイイ。

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ここからだと迫力も増します。でもあれ?このワイヤーは?

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今はまだ閉鎖中でしたが、ここをワイヤーロープで渡るアクティビティ、Ziplineがあります。これだとかなりの迫力でしょうね。一瞬かもしれないけど、27CADはそう高くないような。

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遊歩道が続いていたので、進んでみます。

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こちら側から見ると滝の全貌が見えます。おお~ いいじゃないですか~ でも、こちらにも見えるワイヤーは?

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そう。こちら側からはケーブルカーがあるんです。片道12.39CAD、往復14.57CADはちょっと高め。あ、私、交通費嫌いですから。

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でも、駐車場が下にもあるので、こちらに駐車した人はケーブルカーを利用して上がってくることになるのでしょう。

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乗っている人も3人ぽっちり。まだシーズンオフのためかもしれませんけど、これに乗るならジップラインの方が絶対楽しいと思う!

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こんな大雑把な回り方でも、結構楽しんでいたので1時間近くかかりました。滝壺まで下りたりするなら、もう少し時間を見た方がいいですね。

ケベックシティへ訪れるなら、絶対にお勧めです。ちなみに、冬はこのあたりも凍ってしまいますが、アイスクライミングをする人もいるようです。是非、季節によって違う顔を見せるモンモランシー滝をHPからご覧になってくださいね。 

 

ところで、私たちはどうやら普通の人の反対ルートを辿ったと書きました。それであれば、はじめに渡った橋などは通らずに済むはず。それに気づいたのは帰りにここを通ったからでした。

この広場の向こうに、ちらりとバスが見えています。

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フェンスが張り巡らされており、道路側に出られる場所がないか見ていると、ふと隣に吊り橋へ行く最短ルートが見えました。このすぐ先に吊り橋があるんです。

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フェンスには簡易な扉がついていました。えぇぇぇっ? こんなに簡単に滝まで行けたんだ~ バス停もすぐそこに見えています。

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これより手前の道路で降車するので、このバス停の存在は気づきませんでしたし、あの扉から入るとも・・・あんまり思えないよね。

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でもたぶん、ぐるっと回ったからこそ滝をあちこちから見られたんじゃないかなと思います。このルートからいったら、左手に吊り橋、右手にケーブルカーなので、もしかすると吊り橋を渡るだけで終わらせていたかもしれません。

 

バスでダウンタウンへ戻ります。途中の家はかわいらしい建物が多かったです。そして、庭先にはまだ雪が残っていました。

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バスは、スーパーmetroの前で降りました。新市街で寄ったスーパーはこじんまりとしているので、ここでお土産を物色しようと思ったからです。そして、レジは回数券売場の説明をしてくれたおばさんのところで会計を済ませました。「モンモランシーへ行ってきたよ、ありがとう」と伝えると、すんごいコワい顔立ちのそのおばさんもとても喜んでくれて、私たちの買ったメープルクッキーを「これ、おいしいよ」などなど話してくれたのでした。

 

バス停の前の橋脚には壁画があります。

そうそう、旧市街にも有名な壁画があるのですが、それを見損ねています。傍を通ったはずなのに。いったんホテルへ戻ってから、最後のケベックシティ観光でそれを見つけましょう。

翌日にはオタワへ移動します。

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