2019年(令和元年)8月12日(月)
バルト三国からの帰り、トランジットでフランクフルト市街地へ繰り出そうと目論んでいます。でも、観光に取れる時間は1時間半ほど。ちょっとドキドキです。
フランクフルト空港に到着し、ひたすら駅を目指して歩きます。
ここを下りれば駅っぽい。以前に一度だけ乗ったはずだけど、あのときは飛行機に乗り遅れてパニック状態だったから、記憶も曖昧です。
ええ、実生活では恥ずかし過ぎて明かしたことのない大失敗です。↓
Bahnhöfe S と確かに書いてあります。私が乗るのはSバーンの8番か9番。
これは違う駅で撮りましたが、下へ降りると券売機があります。
調べたことはしっかり覚えていますよ。左側の上から2番目、Day ticketを購入します。
片道4.95EUR。Day ticketを購入すると若干安くなるようです。どこにもその金額がのっていなかったのですが、実際に行って購入してみると9.65EURでした。0.25EUR(30円)安い(笑
と笑っていますが・・・どうも思っている運賃と違う。
バルト三国について調べるのに手いっぱいで、フランクフルトについては記憶が曖昧でしたが、往復で4.95EURと思い込んでいました。手持ちの資料はプリントアウトしたグーグルマップだけで、ネットが繋がらなければせっかく事前に調べてアップしておいたことも確認もできません。完全にたかだか数時間のトランジットと舐めていました。
Day ticket のほかに Group Day ticket もあるというも覚えていましたが、9.65EURと出ているなら、これがそれにあたるんじゃないか?グループチケットは5人のはずだけど、隣に書かれているPrice group 04 がその意味なんじゃないか?と勝手な解釈をし、この1枚だけを購入しました。
えぇ、間違っています。Day ticket は1人9.65EUR(1,167円)です。たぶん、空港からの移動を含まない運賃と勘違いしていたんじゃないかと推測します。頼りにならんなぁ、私。
もし検札に遭っていたら、いかなる理由があろうとも罰金60EURです。ほんと、何事もなく戻って来られてよかった・・・交通費嫌いだからといって決してケチったわけではありません。ただでさえ英語もできないのに、海外で警察のお世話になるようなことには絶対になりたくありませんから。ハイ、警察に連れて行かれることもあるようですから要注意です。
ホームに降りて電車の到着を待ちます。次の電車はS9と表示されているので、これに乗ればOK。
ホームの壁には、近郊列車の路線図が載っています。
拡大して撮っておきました。これ、大正解でした。
電車もきれいだねぇなんて話をしながら、無事に乗れたことにホッとしていました。一駅が長く、これで15分ほどで中心部まで到着するんだろうかと疑問が頭をもたげたところで、ふと先に撮った路線図を見て発覚。反対行きに乗ってる~!!!
なーんとなく、空港って終点だという思い込みがあったんですよね。方向なんて考えもしていませんでした。しかも、次の一駅もこれまた長い。1時間半しかないフランクフルトでの時間がこれ以上短くなったら、もう無理なんじゃないの?
空港から2駅向こうのRaunheim駅で降りました。でも、向かい側のホームへ行く方法がわかりません。わーん。どこ?線路を渡るわけ・・・ないよね?
本数も少なそうだし、絶対に次の電車に乗らなくちゃ間に合わなくなるので、歩いていた人に聞いてみたら、その人もなぜか知らなくて調べてくれました。地元民じゃなかったのかな?
すると、舗装されていない道をホームに沿って歩いていくと、まさかの地下道があり潜り抜けられるようになっていました。遠目にはまったくわからない。
そうして無事にホームに辿り着き、さらに5分ほど待って今度こそHauptwache(ハフトヴァッフェ)駅へ向かいます。電車には親切にこうして行先案内も出ているというのに、なぜ間違えるか?
よくよく見ると遅延案内が出ています・・・下から2番目のFrankfurt Hauptwache駅への到着は 8:33。え~っ!!!現地出発予定は9時半じゃなかったっけ?ますます時間は減って現地では1時間を切っちゃう。
でも、相棒にはおくびにも出さず、こっそりと焦る私。だってそれこそ交通費を払ったのに、もう諦めて空港にいようよって話になっちゃうもん。
駅に到着して外に出たら、まず方角確認。あ!あれは、エッシェンハイマー塔だ。15世紀初めに建造された城壁の一部の見張り塔で、今は1階がカフェになっているらしい歴史的建造物。
あれは北に位置していたので、これでもう迷子にならずに行けるはず。
ただいまの時刻、8:37。帰りの電車は 9:28 か 9:43が目標。
バタバタするのが嫌いな相棒は当然憮然としていますが、所要時間はまったく把握していないので、あとはのんびりを装って無事フランクフルトの街を観光を完遂すべし!頑張れふわり!(笑