2024年(令和6年)12月20日(金)
前回、紫野和久傳から合鴨すき焼きとかますと栗の炊き込みご飯を取り寄せたのが11月。アップしているときにふと気づいた実店舗の存在。送料1,155円いらんやん。
店舗で聞いてみると、3日前の予約(14時まで)で取り寄せ可能とのこと。相棒に商品券があるから使うといいよと言われたので、いくつかの候補のうち12月24日で終了する「京のひめ苞 あわ雪」を注文しました。京都でぐぢと呼ばれる甘鯛を、旬の京野菜と雪に見立てたおろし蕪、雲子でいただく初冬のお鍋。HPの画像にある車麩のインパクトがすごいわ。
仕事を終え、取りに向かいます。重いんだから送ってもらえばいいのにと相棒は言うのですが、交通費も送料も嫌だわ。店舗でサイズを聞くと、送ってきたのと同じ箱で渡されるらしい。え、ちょっと大きいかも。でも、一番大きいサイズの紙袋に入りますと言われたので、ちょっと重いぐらい平気よ。
待たされること数分、スタッフが奥から出してきた箱はそう大きくはありません。ただマチのある紙袋に入れる必要があるので、必然的に大荷物になってしまいます。肩から掛けて箱が歪まないように持ち手を括って渡されました。
電車で網棚に乗せられる重さだったので、道中はさほど問題なく運べました。これなら次回も大丈夫だわ。
箱は前回と同じく京のひめ苞シリーズなので、合鴨のすき焼きのものと同じ。
パッケージは紙で、広げれば平らになるので始末もエコです。
店頭で下段に保冷剤を入れてもらって帰宅しています。よく考えられたパッケージ。
保冷剤を外すとすべての内容物が見えます。
左端がおろし蕪。スーパーなどで大根おろしのパックなどを見ると、すりおろされたものなど美味しいわけがないと思ってしまうのに、料亭のものというだけで期待をかけてしまうのはなんたる矛盾かと思う。
さて。あわ雪のパッケージ。ワクワクするわ。
開けてみました。冬のシリーズから13,500円のあわ雪。ぐぢとおろし蕪の鍋です。
見るからに京野菜のオンパレード。京都でぐぢと呼ばれる甘鯛は大振りなのが一切れずつ、雲子と呼ばれる白子もひとつずつです。
その他の材料もチェックしましょう。甘鯛も鱈の白子も霜降りにしてあります。蕪はとろみがあると思ったら、長芋のおろしと合わせてあったのね。
湯がき堀川ごぼうの見事な太さ。丸大根煮もかなり大振りな切り方です。湯がきくわいはあまり好きではなかったので、子どものころ以来かも。今にして思えばあの苦みは好みのはず。ただ、このくわいは癖のない味でした。そして塩わかめ。
金時人参煮はさすが濃厚な味、大振りの海老芋旨煮は先日の茂幸さんでも感じたとおり抜群の美味しさ、車麩はすべての旨味を吸って最高の味になりました。隠れているどんこ椎茸の旨煮はさすがプロのお味、揚げ南瓜麩は初めていただきました。あとは茹でぎんなんと蓬餅。蓬の味がしっかり主張する美味しいお餅です。
春菊、ねぎ、湯葉。
具材を入れる順番は、ん?コールドスタートでおろし蕪と柚子以外は全入れ?そういえば取り寄せたものの中には、ときどきそれらしき記載があるのだけど、どうも抵抗があってお出汁が湧いてから入れてしまうのだけど、やっぱり書かれているのに従うべきなのかな。それでもやっぱり、お餅はあとよね。
このあとでおろし蕪を入れていただきました。とろみがあるためか、ほぼお出汁は使いきりであまり残りません。でもこのお出汁は絶対にいただきたいと思って、翌日お出汁を足して素麺を入れて〆に。前回も書いた母の遺したひねになってしまっている素麺、あともう少しで食べ切れそうです。
次回は1月の京のひめ苞からいのししのすき焼き(10,800円)か、季節の鍋の本鮪とめかじきの野菜鍋(15,120円)を検討中。でも本鮪の方は竹籠に入っているのが余分で邪魔(笑
これで今年の投稿は終了です。来年の開始は1月2日予定です。お付き合いいただきました方々、ありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。