英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【奈良】古都を巡る旅 釣られて入った「天丼まきの」は大失敗

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。

前回は、懐かしの大阪のベタな観光地を少し歩いた話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

さて、近鉄奈良駅へ降り立って見ると、やっぱりここへは何度も来ているということに気づきます。だって、どっちへ行けば何があるかおおよその見当がつくから。

行基の像がある近鉄奈良駅

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今回は、たぶん小学校の遠足以来となる東大寺の大仏を見る予定にしています。できればあとは、二月堂、正倉院春日大社など主なところを回りたい。

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人波に釣られて商店街へ入りました。広範囲に点在する寺院を見るので、時間を決めてランチを予約するのは難しかったので、雰囲気のいいお店を見つけて入ることにしていました。多く見かけたのがすき焼きのお店。でも、ひときわ大行列のお店を見つけました。それがこちら、天丼まきの

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ちょうど11時の開店直前だったこともあるのでしょう。その大行列に釣られて、つい並んでしまいました。揚げ物は好きじゃないのに。

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グループで奈良を訪れていた大学生と思しき男女のグループも、やっぱり釣られてお弁当の持ち帰りを頼んでいました。行列の威力ってすごい。

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私たちの直前で席が埋まってしまったようで、店内に入るまでに40分ぐらいかかりました。普段であれば、その時点で諦めていたことでしょう。でも、逆に12時近くになっていたので、他へ行ってもまた並ぶこと必須だろうと留まってしまいました。

大きな銅の鍋に入った油で、黙々と天ぷらを揚げ続けるスタッフ。表に出ているスタッフはすべて若い女性で、それもウリのひとつかもしれないけれどちょっと嫌な予感。失礼ながら、プロなんだろうか?

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11:50になってようやくカウンターに通されました。

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さて。メニューはどうしよう?定食メニューは悪くないけど、天丼屋さんだったらやっぱり天丼かな?

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ランチメニューはリーズナブルだし、看板メニューの天丼を食べるのがいいかも。

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でも、最後に目に留まったのは天丼 ロ!待っているあいだにさんざん揚げているのを見た、丸ごと入る穴子が気になったのです。大穴子、海老、イカと小柱のかき揚げ、玉子、海苔、野菜二品。

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テーブルに置いてある生姜は甘さ控えめで美味しい。ビールの肴にしていただきます。

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そうしてやってきた天丼 ロがこちら。ド迫力!!!両横にはみ出た大穴子

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蓋は取り皿に使ってくださいとのこと。なるほど。このボリュームだもんね。

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卵は半熟卵なので、胡椒とお醤油で味付けして食べてくださいと説明がありました。まずはここから攻めてみましょう。

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待ちわびて、やっと出てきた天丼 ロ。でも、出だしの卵の時点ですでに勝負はあったのでした。衣がまずくて食べられないのです。突然無口になる私たち。黙々と食べて、言葉なく立ち去りました。完敗。

 

あとで調べて見ると、丸亀製麺などを手掛ける㈱トリドールホールディングスのお店でした。たぶんスタッフもアルバイト。手際もいいし彼女たちの働きは決して悪くありませんが、それでもプロの作る料理とはいかないでしょう。そもそも素材から、与えられた精一杯のパフォーマンスでこれなんだと思います。

 

一食を無駄に食べてしまった後悔がどっと押し寄せる中、観光を開始します。帰りはプレミアムクラスにアップグレードできたので、もうここ奈良では何も食べることができません(涙