英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【秋田】なまはげに会いに念願の男鹿半島へ

2024年(令和6年)2月3日(土)

 

急にどこかへ行きたい!と思うことって、ありませんか。思い立ったらすぐに出掛けたい。そんなある日、タイミングよくANAの特典航空券が取れたうえ、念願の男鹿半島の旅館が取れたので早速行ってきました。

 

ラウンジに持ち込んANA FESTAで購入したえんがわ押し寿司(1,500円)。初めて見ました。新潟の老舗駅弁メーカー「神尾弁当」のもののようです。美味しいです。また見かけたら絶対リピ。

 

ラウンジには期間限定でチョコレートがありました。味はいまひとつだったけどね。


それよりなにより、いつもついギリギリになってしまう登場ですが、今回は勝手が違っていました。バスラウンジであることは理解していたのですが、そこから直接機体へ連れて行ってもらうのではなく、まずはサテライトラウンジへ行くというものだったのです。

 

10:15が出発時刻。バスは既にガラガラで事態に気づいた今となっては、バスの定刻出発10:10を待つのがもどかしい。地上係員が2名乗っていたので、まもなく出発予定の飛行機に搭乗予定であることを告げました。遅れているのは私たちと、もう一組の家族連れ。本当に失礼致しました。

 

今回ばかりは猛省しました。定時出発にご協力いただきまして、という機内でおアナウンスを当たり前に聞いていましたが、肝を冷やしました。10:35離陸直後の眼下は、江戸川のそばに都立水元公園が見え、翼の下がちょうど柴又帝釈天矢切の渡しがあるあたり。

 

秋田空港に近づくにつれお天気は悪くなり、地上が雪で覆われているのが見えてきました。

 

到着後は空港リムジンバスで秋田駅へ向かいます。950円の運賃は交通系ICカードで支払えるので便利です。

 

秋田空港を出てすぐにある秋田県立中央公園芝生広場には、なにやらストーンヘンジのようなオブジェが見えます。空港周辺には就職率が高いと評判の公立大学国際教養大学」や、県立のスポーツ施設などが整備されています。

 

秋田駅前に到着。帰りに買って帰るお土産を物色しに行きます。

 

秋田駅周辺にある観光スポット、千秋公園などは既に観光済み。2年余り前に五能線の旅で訪れて以来の秋田です。

fuwari-x.hatenablog.com

 

えんがわ押し寿司を食べたのが9時ごろ。中途半端な昼食は旅館での食事に差し障るだろうかと気になりますが、食べないままもどうだろう?と覗く駅弁コーナー。ほしいものは、ない。

 

それよりも隣の駅コンビニの「地酒」に目を奪われました。ここで?

 

ええ。強いんというには少し量が多いのかな、300円で飲めるようになっていました。さすが酒豪の多そうな都道府県ランキング4位の秋田県(ちなみに、1位鹿児島、2位高知、3位沖縄です)

 

秋田県産品プラザへやってきました。今回はバター餅ぎばさなど、気になる名産品も調べてきています。

 

ええ。もちろん日本酒も。左上の大仙市の奥田酒造店「千代緑」(1,188円)を持込み用購入しました。

 

一乃穂は日曜日が定休日なのでここもこの日しか買えません。

 

しとぎ餅が有名。日持ちが3日しかないのですが、外せない美味しさです。「「粢(しとぎ)」とは、「水に浸して柔らかくした生の米をついて粉にし、それを水でこねて丸めた食べ物」のことで、お餅の原型と言われています。

 

しとぎ味噌がき(90円)、しとぎ餅(100円)。前回も買ったった覚えがあるのだけど、これは毎度欲しい。福岡でいう梅が枝餅みたいな位置づけかしら。

 

さて、13:46JR男鹿線に乗って終着駅の男鹿へ向かいます。乗車時間は1時間弱。

 

男鹿までの770円の運賃は交通系ICカードが使えるのも嬉しい。

 

前回はリゾートしらかみに乗って47都道府県訪問最後の県となった青森五所川原立佞武多館へ行ったな~ コロナ禍でとても空いていたけれど、今はどうなっているのかしら。いい旅だったな。

 

JR男鹿線は、リゾートしらかみと同じホームの向かい側から出発します。なまはげの架かれた赤い車体と、青い車体の2両連結ごくふつうの座席なので駅弁を買わなくてよかったわ。

 

乗客は秋田駅では概ね座席が埋まるぐらい、到着時には1/10以下だったでしょうか。案外少ないのだなという印象です。

 

積雪量はそう多くありません。今回は送迎バスがあったので、チョイスした旅館です。乗客は私たちだけで、男鹿半島の北側の海岸沿い「おが潮風街道」を回って連れて行ってくれるという案内でした。嬉しい!!!

 

男鹿半島の北側に連なる鵜ノ崎海岸は干潮時に海底の岩肌が露出するくらいの浅瀬が連なり、200mほど沖まで岩の上を歩いていくことができるという海岸線です。穏やかな天気の日には、鏡のような水面に反射した風景が美しく「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれて近年人気を上げているようです。

 

海岸線の天気は刻々と変わっていきます。塩瀬埼灯台のそばを通りました。ゴジラと呼ばれる奇岩がある場所です。これだ!と思って撮ったのですが、ハズレでした(汗

 

もう少し車を走らせたところに、門前のなまはげ立像があります。

 

でも、気になるのは中腹に見える長楽寺の先にあるという赤神神社五社堂。この立像の近くには五社堂へ続く999段の階段があり、崩れかけたその石段がなんとも魅力的。歩いて登らなくても車で通過すると言われたのですが、地元の人にはその風情ある佇まいの魅力がわからないのかな。

 

なまはげ立像は9.99mの巨大な像で、迫力満点です。

 

おが潮風街道の天気は本当に気紛れなものでした。海岸沿いから中腹に登っていくと積雪量が増え、事前に確認したというドライバーさんの予想を超えていたように思います。かなり慎重な運転が必要になっていました。


男鹿半島の観光は、1日数本走る相乗りタクシーのなまはげシャトルなどを利用して、時間をかけて回らなければならないので、なまはげ立像をはじめとしたミニ観光をさせていただけて本当に感謝でした。本日のお宿「海と入り陽の宿 帝水」に到着です。