2025年(令和7年)6月14-15日(日-月)
毎月飛行機に乗ろう!というコンセプトで選んだ6月は足立美術館への再訪。前回は宿泊した足立美術館隣接のさぎの湯荘の施設について書きました。
さて。温泉へ向かいます。大浴場は部屋からもっとも離れた場所にあります。
館内を歩いていて気づきました。ここも甲府の常磐ホテルと同じく棋戦が行われていたんですね。
2017年囲碁の棋聖戦で井山裕太VS河野臨の対戦が行われています。河野臨はこれが最後のタイトル戦。以後は挑戦まで辿り着けていません。
将棋はそれより前に2度。2015年(平成)27年、市制後2度の合併が行われ今の安来市となって10年の記念事業としての王将戦が開催されています。渡邊明VS郷田真隆のタイトル戦は、最終の7戦まで争って郷田真隆が奪取しています。
翌年の王将戦も開催され、羽生善治の挑戦を受けた郷田真隆が防衛を果たしています。郷田真隆は翌年に失冠し、以後タイトル戦には登場していません。
その他、館内を歩いているとこんなものも見つけました。窓越しになにやら飛び交うのが見えたので窓を開けるとツバメの巣を発見。歴代のものがいくつもありました。彼らも逃げません。
さらに先へ進み、宴会場でもあるだろう広間のそばを抜けると、ようやく大浴場です。ここは翌日の朝食会場でした。
その向かいには、休憩スペースがあります。チェックイン時、温泉は貸切風呂もあると説明を受けたのですが、有料と勘違いしたので入っていません。残念。予約していなくても、22時以降は空いていれば入れたようだったのに。
温泉の男女入替はありません。日帰り入浴もでき、それらしき人に2度遭遇していますが、それ以外はほとんど貸し切り状態だったので、気になりませんでした。
脱衣所は鍵がついているのとオープンの棚がありますが、鍵が壊れている箇所もありました。日曜日泊ということもあってか、空いていたのでそれも気になりません。ただ、洗面所との仕切りがあるところは狭いので、人が多ければちょっと窮屈です。
クレンジングやピーリング、雪肌精の基礎化粧品などが置いてあります。ドライヤーはPanasonicのナノイーが2台。
温泉は53.8度の源泉かけ流し。無色透明、無味無臭と書かれています。
カランは5ヶ所。自動停止するタイプではありません。シャワーヘッドの向きが少し悪いので、周りに人がいるときには気をつけて使いましょう。アロエ塩のマッサージソルトが気に入りました。パックもあります。
温泉は内風呂と露天風呂がそれぞれ1ヶ所です。あれこれなくても、これでじゅうぶん。お風呂は大満足です。
なんといっても借景の里山の緑が美しい。雪の時期もいいだろうな。
ここの温泉はかなり気に入りました。なんといっても深さがちょうどいいの。置き石に座らなくてもちょうど首まで浸かるようになっていて無理なく長風呂ができるし、置き石の数も多いので複数人いても半身浴する場所に困りません。
周りは田んぼでちょうどいい時期だったとも思います。稲穂が垂れる時期もまた趣きがありそうな風景。右側に建物があるのですが、さぎの湯荘の別邸になるのでうまく視界から外してあります。
露天風呂にはほぼ屋根がないので、雨の日は入れないと思います。夕方、夜、早朝、朝といろいろな時間帯に入りましたが、日差しは気にならなかったかな。
53.8度の源泉かけ流し。初めに入ったときはちょうど湯温を調整しているところでした。外は少し低めの温度。
改装されてそんなに年月は経っていないように思いますが、しっかり年月を感じさせるようになっていました。いい設計だったな。
ところで6月は蛍のシーズン。話は前後しますが、食後に旅館開催の蛍ツアーに参加しました。1週間しかチャンスがないそうです。当初の天気予報は100%雨だったのにこの幸運。私、蛍を見るのは初めてです。ピークは2日前だったそうですが、それでもかなりの数の蛍が見られました。これじゃ、参考にならないけど(笑
蛍ツアー参加後に、もう一度温泉に入りに行きました。夜だとこんな感じ。趣きはあるけど周りはまったく見えません。これもまたよしです。
ちなみに、私にとっては見てもわかりにくい館内図だったのですが、右奥が大浴場、左手前が部屋の場所です。ど真ん中に貸切風呂の説明がしっかり書いてありました。公式HPも熟読しておけば、無料ということも書いてあったんだよね。足立美術館に気を取られ、つくづくリサーチ不足でした。
続く 【鳥取/島根】足立美術館隣接 鷺の湯温泉「さぎの湯荘」食事編