英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【チェスキー・クロムロフ】4日目-1 チェスキー・クロムロフへバスで向かう!

 
プラハ4日目は、チェスキークロムロフへの日帰り旅行です。
 
チェスキークロムロフへは、オプショナルツアーでしか行けないと思っていました。
電車も調べたのですが、かなり時間もかかるし本数も少ないし、電車の駅からの徒歩はなんとなく心細い感じで。
 
「自力で行く=電車」とインプットされていましたが、調べていくとバスがかなり便利だとわかりました。だったら、わざわざチェスキークロムロフへ行っても雨だったら最悪だし、出発間際の天気予報が出るころまで待とうと思っていました。
ところが、久しぶりにSTUDENT AGENCY予約サイト を覗いてみると、すっかり座席が埋まっているではないですか。
 
予約するのに一番都合がいいのは元旦でした。
お店も閉まっているし、年末年始の旅行ではこの日は移動に充てるのが最良。
でも、予約サイトでの空き状況は以下のとおりでした。

往路 7:00発 → 9:55着  復路 14:00発 → 16:55着

 
現地滞在時間、わずか4時間。
これを逃すと18時発もありましたが、到着が20:55になってしまいます。
そこからホテルへ荷物を取りに戻って空港はちょっと遅い。
それよりも、日没が16時、しかも元日なので18時発はちょっと遅い。
 
4時間あればいいだろうということになり、予約日10日前になって予約しました。
往復たった 400CZK≒1,846 で行けます。
 

 
朝、ランチボックスを用意しておいてくれるということだったので、6時にチェックアウトしました。
これは、「申し出ておけばランチボックスを用意してくれる」と旅行記でよく見かけるので、今回試しに聞いてみたのです。
結果、快くOKをもらったのですが、相棒の予測は、
 
日本じゃあるまいし、そんな約束を守ってくれるとは思えない
 
フロントの人は時間もメモして、申し送りしておくと言ってくれていたので、4ツ星半のこのホテルを期待せずとも信じることにしました。でも、チェコでは不親切にさんざんぐったりさせられていたその勘は、果たして大当たりとなってしまいました。
 
フロントに尋ねてみても???
 
ただ、そのフロントのお姉さんはそこから無人の食堂へ行き、みかん、キーウィ、リンゴ、バナナと、2枚入りクッキーの袋をそれぞれ3つ、紙袋へ入れて用意してくれました。
チェスキークロムロフまではバスで3時間もの道のり。キーウィはどうやって食べろというの?という感じですが、ないよりはあったほうがマシ。
さぁ、とにもかくにも出発です。
 
ホテルを出て、地下鉄B線Náměstí Republikyへ向かいました。
ここからチェスキークロムロフ行のバスが出るAndělまでは、乗り換えなしの4駅5分です。
 
プラハの地下鉄は、乗車券を有効にする刻印機があるだけで改札口がありません。
私たちはきのう一日券を購入したとき6時から有効にしたので、切符を出す必要すらありません。
延々長いエスカレーターで降りるとホームに到着します。
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もうホームなんですけど、殺風景ですよね。

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乗るのは、1番線Zličín行きです。

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まだ、6時過ぎ。車内もすいています。
特に危険な雰囲気もありません。

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Andělへ到着しました。
ここが改札なのですが、歩いているおにーさんの左に、小さい黄色い箱が3つ並んでいるのが見えるでしょうか。刻印機です。 

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出るとすぐにバス停の表示があります。

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まだ6時20分。バスの発車時刻は7時なので、ちょっと早く着きすぎ。 
まだ夜明けの気配すら感じられないバス停ですが、かなり多くの発着があるバス停ですね。
もし、事前にバスのチケットを取っていなかったら、ブースは閉まっていました。
空きがあれば直接運転手から買えたのでしょうか。 

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チェスキークロムロフ行のバス停にはすでに多くの人が待っていました。
やっぱり、初めての場所は心配ですもんね。

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バスは、すでに少し離れたところで停車していました。
寒いのに、やってきたのは10分前。
しかもここから運転手自ら予約確認をしていくのですが、まぁ長くかかったことと言ったら。
 
そもそも、このStudent Agencyのバスのインターネット予約の予約票って
なーんか心許ないものなんです。 

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これ、このとおりのすごく小さい字なんですよ。
チケットナンバーさえわかれば、プリントアウトする必要もないとQ&Aに載っていましたが、自分の座席を確認するのさえ、難しいほど。
で、運転手のおじさんは、どこかに電話しながら予約確認をしているようでした。
 
この番号の予約ある?
 
ってな感じで、全員分ずーっと電話しながら確認していくわけですね。
 
ようやく、出発。

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それぞれ映画も見られるようでしたが、音声はどこから?
ヘッドフォン持参でなければダメって話?
wi-fiもフリーで、いろいろ整っていそうなのによくわからないバスでした。
が、このなぞは復路で解明されます。
 
バスの途中停車駅は、

8:20 Písek

9:20 České Budějovice

 ↓

9:50 Český Krumlov, Špičák

 
最初の停車駅だったPísekに到着したときは、あまりに閑散とした駅でびっくりしました。こんなところで降りてどこへ行くのだろう?
でも、かなり多くの人が降りて行きました。
 
なんていったって外の景色はこんな感じ。 

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濃霧に霧氷。
それはそれは、凍てつく大地といった景色が延々続く道中。 

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このままチェスキークロムロフへ到着したところで、いったいどうなっているのかと心配になるほどでした。
 
次のČeské Budějoviceは、ビルの上がバス停。
大きな電車の駅の傍で、こちらは大きな街のようでした。
 
チェスキークロムロフ城へはČeský Krumlov, Špičákからも歩いて行けますが、5分後に到着する終点のČeský Krumlov, ANのほうが近いようでした。
でも、私は先のバス停で降りて、ビール醸造所なども通れたらと思っていました。
停車するバス停の数がわかっていなかった、迷った末に私は降り損なってしまい、またもや運転手に、
 
「終点だ!降りろ!」
 
と怒鳴られていまいました。
これってば、プラハ空港からのバスとおんなじ状況じゃないの(涙
 
無事に到着したものの、なーんとなく不穏な雰囲気は、ばっちり当たってしまったのでした。