2017年(平成29年)10月8日(日)
バスを待つならあと1時間後でしたが、徒歩なら宿から25分とありました。暑い日だったのでちょっと無謀かもと思いつつ、まだ早い時間帯だしボチボチ歩き始めました。
別荘地の地理は難しく、スマホの地図が頼りです。斜度30度はあろうかという急な上り坂、ここを上りきればもうすぐ。
のはずが。
そこには「私有地につき進入禁止」とありました。大室山の向かいにある、シャボテン公園の車用の出口でした。たぶん、入っても抜けられるはず。でも、ダメだったらやっぱり引き返すしかありません。試しに進むわけには・・・いかないよね。
超不機嫌な相棒。タクシーが来るまで動かないと仁王立ち。シャボテン公園へ送迎したタクシーが、何度か通っていたので可能性はあります。でも、もはや大室山へはいかないだろう様子から考えると、どの駅へ行けば?
バス停まではひとまず歩こうとお願いして、数百メートル。
あと2駅で大室山。バス停から見える大室山。行きたかったなぁ・・・
すり鉢型で眺望も抜群。関西人には大室山はまったく馴染みがないのですが、伊豆高原の観光地で1番人気の場所ということは、関東圏の人には有名なんでしょうか。
不機嫌になった相棒を連れて行くのは難しそうでしたが、向かい側にシャボテン公園行きのバスが通りました。そうか、バスで行けばいいんだ。シャボテン公園から立て続けに来るということは、シャボテン公園へ向かうバスも立て続けにやってくるはず。向かい側のバス停へ行ってみると、2分後にまた通過するとわかりました。
バスに乗ってみると、たった2駅でしたがなかなかの距離がありました。歩かなくて良かったよ。
大室山バス停に到着。大室山は山全体が国立公園で、徒歩での登山は禁止されています。
往復500円のリフトを利用するのみ。せっかく無事に来られたんだもの、是非行って見ましょう。リフトは5分ほど待って乗れました。愛犬もだっこすれば乗れるようです。
すごい日差し。ススキがキラキラ陽を浴びています。
所要時間は10分ほど。降車近くなると、写真撮影があります。
降りたところに売店がありました。みたらし団子や、草餅なども売られています。
注文後、順番に札をもらって待つようになっていました。
でもまずは、ぐるっとまわりましょう。1周1km20分だそうです。カルデラ部分はアーチェリー場で、それ以外の人が降りてはいけません。
向こうに目をやると、小室山が見えます。その背後は、すぐ相模湾なのですが、靄で見えません。
ああ、嫌な予感。 そうなんです。当然ここから富士山が見えるはずなんですけど、私、晴れ女ではありますが、富士山には縁がありません。江の島に行っても、芦ノ湖へ行っても、とにかく富士山を拝めないんです。
目的がそれではないときは見えるんです。新幹線から見る確率もかなり高いし、他の用事で通過するときはたいてい見えます。でも、ここで富士山が見えたらさぞキレイだろうなぁという場所では、ダメ。
富士山の方角は、きっとどこかに書いてあるはず。とにもかくにも一番高い場所まで歩くことにしましょう。
海側は眩しく輝きながらも、海岸線を見せてくれています。きのう行った城ヶ崎海岸の方角です。
こちら側から見える景色には、伊豆諸島をはじめ房総半島まで書かれてありました。でも今日は、曇っていたきのうでさえ見えた大島さえ見えません。こんなにお天気なのに。
リフトの降り口を正面に、一番高いところまでやってきました。かすかに左側が入り組んで見えるでしょうか。そのあたりが伊東です。
もうちょっとズームすればわかるかな?
案内板と見比べてみると、真鶴半島までは見えているようですね。でも、近いはずの初島も見えずでした。
で、富士山なんですが。すこーしだけ、見えたんです。ど真ん中の雲の上に、ちょこんと・・・
雲の隙間から左側の裾野がちらりと見えていますが、ほんと片鱗のみ。どどーんと富士山を拝みたかったなぁ。そしてその姿はやっぱり、雪を頂いていてほしい。
大室山の記念撮影スポットは、富士山とともに写せるところにありました。この大きさの写真だと、雲に紛れて見えないですよね。あまりにも微かだったので、〇印もうすーく入れました。拡大すれば、わかるのかなぁ。
なんてことない場所ですが、車のない我が家ではここへ来るのはなかなか難しい。相棒も大満足してくれました。
いつも、ランチにしかお邪魔できない近所のお寿司屋さんが、いかに優秀かということがわかってしまいました。
美味しかったのが ねりものや 武 のかまぼこ。金目鯛のかまぼこと、ほたてベーコンを買いましたが、ふわっふわ。もっと買って帰ればよかった~
次回は、下田まで行きたいのだけれど、遠いなぁ・・・
魚はなかなか満足いくものに出会えないので、お肉を求めて出掛けるかなぁ・・・
【完】