2019年(平成31年)1月1日(火)
このセビリアでの滞在は、思い返すとどこもここも悔いの残る観光になりました。
というのも、元旦はほとんどの観光施設が閉まっており、この日は入場観光なし。
翌日に見学すればよかったものを、近郊都市に出掛けてしまって、3泊もしながら、ほとんど何も見ていないのです。
朝、7時から朝食でした。
元旦だったので、この Hotel Pasarela だけは朝食を付けました。
安ビジネスホテルっぽいこのホテルの朝食にはまったく期待していませんでしたが、意外にも満足できるものとなりました。
なぜなら、スパークリングワインがあるんですよ~
これだけでこの安ホテル、許しちゃう~
品揃えはたいしたことはありませんが、パンにチーズをのせてトーストしたりして、結構満足の行く食事ができました。
この時期のセビリアの日の出は8時半ごろ。
でも、それより少し前、朝の散歩にホテルを出ました。
外見から安っぽいホテルの外観、夜に到着したときすら気づいてがっかりでした。
ホテルからすぐ見えるこの建物がスペイン広場のはずなんだけどなぁ。
少し左手に歩いて行くと、なんか中に入れそうだけど・・・ 入っていいのか?
おそるおそる重厚な階段を上がってみました。
すると、おおおぉぉぉぉ~!
スペイン広場に出たではありませんか。
スペイン広場は1929年の万博会場として建てられたので、まだ築後90年だそう。
全景をパノラマで挑戦してみました。
半円を描いているはずの雰囲気が、まったく出ていませんね。
右手から陽が昇ってきて美しい空を染めはじめました。
え~ ステキ~
正面には噴水があって、重厚な構えの建物が対峙しています。
真正面から見るとこんな感じ。
壮大なスケールで、思っていたよりもずっとステキな場所でした。
しかも朝早い時間で、人もあまりいません。
好きに写真撮り放題 。
朝陽が建物を赤く染めています。
橋の欄干は陶器で、これもまた美しい。
塔がどんどん染まっていきます。
ムデハル様式で建てられているそうです。
今は州政府のオフィスだそうですが、こんなところに通勤って気分が上がるでしょうね。回廊もステキです。
2階へも上がれるようです。
吹き抜けになっていて、重厚だけど開放的。
この運河、ボートに乗れるようでしたよ。
建物の前まで漕いでくるって、ちょっと楽しそうですよね。
回廊の外側には、スペイン各県それぞれのタイル画が描かれています。
各県の歴史的出来事を描写した壁面と、その都市の位置を示した地図が有名です。
大満足のスペイン広場、心おきなく回って40分。
観光客がいなかったおかげですよね。
セビリア大聖堂のある旧市街地へ向かいましょう。
途中通ったのは、ロペ・デ・ベガ劇場。
4階までバルコニー型の客席があって、内装がゴージャスだそうですが、それを隠してあるってことなんでしょうかね?
ガラス張りなので、防犯上の問題なんでしょうか。
続いて通ったのが州政府事務所なんですけど、これ、建物の側面でした。
正面はもっと立派。
でも、この像は側面にしかありません。
なにを表しているんでしょうね? 子どもを抱いた像もありました。
わかりますか? 上の写真の右から3体目です。
腰に剣が下がっているので、兵士なんでしょうか。
ここまで来たら、セビリア大聖堂はすぐそこです。
でも、ここで大失敗しています。