サーキュラーキーからロックス地区を抜け、シドニー天文台へ上って景色を堪能したあと、ダーリングハーバーを回って中心部へ到着しました。
UGGの入っているビルを出ると、クイーン・ビクトリア・ビルディングのある通りに出てきました。突き当りにはタウンホールが見えます。
このビルは、1898年当時の英国国王ビクトリア女王の即位50年を記念して建てられました。外壁は玄武岩、中の階段は大理石のモザイクタイルを使用した豪華なビルです。
入り口の上につけられているステンドグラスも美しい。
反対側の階段の踊り場にあるステンドグラスも美しい。どこをとっても細部までこだわって作られていることがよくわかります。
前回はUGGが1階にあったので探してみましたがなかったので上へあがってみると、3階に移動していました。こちらにあったブーツの方が、先に購入したものより気に入ったのはちょっと残念。
天井から高さ10m重さ4tの時計が2ヶ所で吊り下げられていますが、初めてのときはロクに建物の中も見ず、前回はとりあえず写真に撮ったものの、みんなが何を見ているのかよくわかっていませんでした。
今回、3階に上がってこの時計を見たときに、なぜ観光客がこの時計を見に来ているのかが、やっとわかりました。特にこちらの時計。
もっとじっくり見て細部まで撮ればよかったと悔やまれますが、上の部分は開拓時代のジオラマです。この物語を楽しみたかったな~
なぜじっくり見なかったかというと、時計の動きに気づいて興奮してしまったのです。

まず、数字は曜日や日を告げているのだと思います。そしてなにより、数字の28の下に帆船が見えますよね。この帆船はこの時計の周囲をぐるりと回っており、秒針になっていることに気づいたんです。なんと精巧な!
南北に吊り下げられている2種類の時計は毎時どちらの仕掛けが動き出すようになっているそうですが、どちらの時計が奇数時刻か偶数時刻かわかりません。なにより、この時はそのことを知らなかったので、見損ねてしまいました。たぶん、こちらの時計が鳴ったので、なにか動いていたんだろうなぁ・・・残念。
また来るとは思えないけど、その後2度も来ているシドニー、また縁があるかもしれません。そのときこそ見たい!
クイーン・ビクトリア・ビルディングを反対側に出ると、トラムらしき線路が見えましたが、どうやらまだ工事中。
思い出しました!前回も線路があったのですが歩行者天国状態で、昔、路面電車が走っていたんだろうか?と思っていたのです。そして、この中心部で道路を掘り返しており、大胆な工事をしているなぁと話したことも思い出しました。そうか、トラムの工事をしているんですね!でも、通ってもいない線路上に係員がいるのはなぜなんだろう?
その謎は、後で解けました。
なるほど、プラットホームもできています。こんなにいい場所にトラムが通ったら、観光客もますます便利になります。
信号を渡ると手前がタウンホール、奥がクイーン・ビクトリア・ビルディング。まさに観光の中心部にトラムを走らせるなんて、なんと大胆な発想!中心部に車を乗り入れるのを減らす役割も果たそうとしているのかもしれません。
タウンホール駅のプラットホームもできています。シドニーはこれ以上、そんなに興味を持てる場所もないのですが、やっぱり出来上がってからもう一度来てみたいなぁ。
前回はタウンホールの前でAirportLinkの乗り場がわからなくなって慌てたのですが、タウンホールの脇から階段で下りられました。上の写真で見られるように、車道がなくなって全体にすっきりした気がします。

いずれにせよ、タウンホールに面した道にも、こんなにわかりやすく駅の表示がありました。目の前にはオーストラリアの大手スーパーWoolworths(ウールワース)があります。
前回、まわりのビルは地下でつながっていることに下りてから気づきました。地下街はどこも難しいですが、クイーン・ビクトリア・ビルディングもその他のビルも、覚えれば地上を通らずに行けるようになっています。
まだ13時でしたが、空港に到着すればフライト2時間前にはなるでしょう。国内線なのでちょっと早いですが、戻ることにしました。
サーキュラーキー駅あたりのAirportLinkは地上を通るので、車窓からオペラハウスとハーバーブリッジが見えました。
空港と市内の運賃が値上がりしていて、35AUDチャージしたOpal Cardではどっちみち足りないので、わずか1AUDのために駅で10AUD追加してあります。雲もだいぶ晴れていたので、ここで降りてもう少し観光しようかとも思いましたが、買ったUGGの靴もかさばるのでやっぱりそのまま空港へ向かいました。
セントラル駅では少し長い停車時間がありますが、こちらにもトラム駅ができていました。
そしてなんと、停車時間の間にトラムが到着!!!先頭車両に乗っているのはすべて工事の人だったので、試運転かこの先の工事がまだ残っているかだったのでしょう。だから、ちらほら係員が立っていたのかもしれません。でも、間違いなくもうすぐ開通ですね!
調べてみると、この新型トラム、正式名称メトロライトレールはサーキュラーキーからセントラルを通り、シドニー空港の東側に位置するランドウィック(Randwick)へ2019年12月、そしてその先のキングズフォード(Kingsford)は2020年3月に開通予定なのだそうです。
新トラムの列車は全長が67mあり、トラムとしては世界最長。また、乗客定員は450人で市バス9台分の輸送能力を持つということなので、市内観光がより便利になりますね。
さて。せっかく早くに空港へ戻りましたが、出発が40分遅れの16時になっていました。なんだ~ それだけあるなら、もう少し計画的に出掛けられたのになぁ。
ポケットwi-fiも持っておらず臨機応変な対応がしにくいので、やっぱり事前準備を入念にしておくのは大切だと痛感。もったいないことをしました。
それから、Opal Cardは行きが18AUD帰りが17.39AUD差し引かれていました。どちらも平日9:00~16:00のオフピーク時間だったのになぜだろうと思って調べてみると、国際線発は18AUD、国内線発は17.39AUDだということが判明。
さらに調べると、国際線から17.39AUDで行けるのはCentral駅まででした。
【Opal Card まとめ】
- 空港駅を利用する場合、空港駅利用料として14.87AUDが加算される
- Opal Card の最低 top up(チャージ)料金は35AUD
- 国際線からAirportLinkで市内へ向かうとCentral駅までは17.39AUD、次のMuseum駅から先は18AUDになる(空港駅利用料加算後の運賃)
- 国内線からの場合はいずれも17.39AUD
off peak (6:00-8:00と16:00-18:30以外の時間帯) に市内へ行く場合、無料のT-BUSで国内線へ移動してからAirportLinkに乗ると最低チャージ金額35AUDで往復できる。
交通費嫌いの私が、たった0.39AUD足りなかったばっかりに、10AUDチャージするハメになりました(泣
この残額9.61AUDを使うためにまたシドニーへ出掛けてたら、本末転倒だよね。でも、しちゃいそう(笑
時刻表や料金の検索はこちらから ↓
シドニー空港のチョコレートショップ。フードコートがかなり充実していました。でも私は、アデレードに着いてから食べたかったのでパス。
初のジェットスター、結局45分遅れで16:05に離陸しました。乗り継いだ便だからいいけど、帰国時だと別切りは焦りますよね。帰りは3時間あるけど国際線。無事に乗り継げますように。
アデレード17時到着予定が、かなり遅れることになってしまいました。パースからやってくる相棒と娘のとの合流は23時近くなので、次回はひとりで過ごす夜のアデレードです。