2023年(令和5年)4月
毎月訪れている安曇野。4月もまた足を運んでいます。前回は3度目となる安曇野穂高ビューホテルの和洋室と、森の中に佇むアウトドアホテルのご紹介をしました。
さて。2泊するので1泊目をフレンチ、2泊目を和食で予約しました。ホテルの近くには何もないので、足がない私たちは食事の予約が必須です。
前回とはメニューも変わっています。取り立てて期待はできないけど、裏切られることもないという安心感があります。
前菜 松本一本葱のテリーヌ・桜風味の信州サーモン豆腐 グリーンソース
地元産の野菜を使って春の装い。
ワインは前回と同じ。ワインの価格はホテル仕様。4,180円のこれを逃すと次は5,500円になってしまうのです。元の価格が想像つくし、どれも特筆するほどのものではないことを知っているので気が進まず、またしても安価なものに落ち着きます。
今回のスープは、特製ミネストローネスープ。こういうスタンダードなメニューって、なかなか今は出会わないので逆に新鮮。
パンは結構おいしい。バターではなくてヘルシーにオリーブオイルで。
メイン 牛フィレ肉と長野県産福味鶏のロティー 春野菜を添えて
新ジャガイモ・姫人参・竹の子・エスパニョールソース
牛フィレ肉はソースでいただきます。
福味鶏は粒マスタードで。このあたりがもう少し創意工夫があってもいいような気がするのですが、逆にこのスタンダードさが新鮮で悪くありません。
季節のサラダ
プティング イチゴのソースとプチシュー
特筆することが何もないというのは、ご覧いただいたお料理でご理解いただけるかと思います。でも、これだとわかっていればがっかりすることもないの。フルコースが食べられるなんてなんたる贅沢という時代を彷彿させてくれて、これはこれで満足。
一方、懸念材料は翌日の和食でした。初の和食、どうだろうと思っていたら、テーブルにセットされた一人用のコンロを見て、既に撃沈の予感がありました。
期待をかけてはいけない気配を感じ、飲み物は控えめにすることにしました。
地酒お手頃ボトルから酔園を選びます。ほんとは大信州も続けるはずでしたが、さっさと退散して部屋飲みしました。
前菜 卯月の宴 旬菜盛り合わせ
ホタルイカ にしんの昆布巻き 粽 海老真丈
粽を開けたところ。粽といえば、子どものころに七五三でもらった粽が、笹を巻いただけのものだったことを強烈に覚えています。そう、中身がないの。食べ物の恨みは恐ろしいのよ。粽がなにかわからず、どんなものか知りたくて、長い年月恋焦がれていました。今でも、中身が入っている粽かどうか、開ける前は常に心配になります・・・
造り 信州サーモン 鰹のタタキ
長野県で美味しいお造りに出会うのは難しいと思っていましたが、信州サーモンは優秀なはず。でも、ここのはいまひとつだったかな。
炊き合わせ 桜海老春キャベツ巻き 銀庵掛け
このあたりで、鍋に行き着かなくてももう退散した雰囲気になりました。なんというか、レンチンの食事みたいな感じ(といっても食べたことはないんだけど、食べる前から期待できないイメージ)。
焼物 鰆菜種焼き 焼き大根
一昔前の結婚式に出てきそうなメニュー。ほとんど半泣き。
鍋 豚肉と浅利春野菜鍋
ましてやこちら。豚肉はほとんど紙。ワンランク上の料理もあったようだけど、食材がグレードアップするだけ。だったらもうこれでいいよ。
酢物 春衣こはだ酢
むりやり品数増やさなくていいから。朝ご飯のバイキングはそう悪くないのに、このレベルっていったい何だろう?いや、朝は自分でチョイスするから選んでないってだけなのかな。
食事 安曇野米 味噌汁 漬物
ご飯は美味しく炊けていました。
水物 季節の果物 和菓子
オレンジとイチゴのわらび餅でした。
フレンチと同じく、昔ながらのスタイルと言えるのかもしれません。以前に比べ、食事するところのレベルを上げているせいで、このところ泊まりに行ってもがっかりすることが増えてきたようにも思います。でも、安曇野へはまだまだ訪れる必要があるので、今後は対策を練ろうかと思っています。