2024年(令和6年)2月21日(水)購入
2月購入の2本目は2度目の登場「天壽」です。前回はちょうど1年前に購入。
同じラベルで同じブランドの同じ種類のお酒だけど、去年と今年とでは日本酒度と酸度が違っていました。先日、相棒が他の酒蔵の人に聞いたところでは、海外の人が日本酒を飲むようになってきたけれど、甘口が好まれる傾向にあるのだとか。それによって国内の日本酒のほとんどが甘口にシフトしていっていると教わったそうです。これもそれかな。
【天壽】初槽純米吟醸生酒
2024年(令和6年)2月14日(水)購入
前回は12月に購入したばかりというのに、なぜ再登場しているのかは謎。調べてみても特にお取り寄せをした形跡もないので、単に相棒の日本酒熱が高かった日なのかと。ぶっちぎりのトップ、10回目の登場です。
2023年(令和5年)9月23日(土)
前夜から北アルプスへの日帰り登山のため、安曇野を訪れました。前回は後泊で泊まった浅間温泉の「別邸 一花」について書きました。
早々に宿を出て、バスで松本駅へ向かいます。途中、ド派手な美術館を発見。むむ?これは知っている世界観だぞ。
松本市美術館です。草間彌生の常設展があるのでこの派手さ。思わずバスを降り、観に行くことにしました。
草間彌生はなにかと縁があります。まだブログなど始めていなかったころの話もあるので確かではない記憶もありますが、近年では香川県の直島や青森県の十和田市現代美術館などで見ています。
松本市が生まれ育った地元なので、ここにも多くの作品が残されているのでしょう。
外観の至るところに草間彌生の世界。
ベンチもゴミ箱も水玉模様。
よく見ると、缶も水玉模様で飾られています。
入館料は410円。館内は草間彌生コレクション展だけでなく他の常設もあります。企画展は別料金。
残念ながら草間彌生の作品は撮影が許されていません。でも、黄色かぼちゃだけは撮ることが出来ました。2017年大いなる巨大な南瓜です。そういえば、直島の南瓜は台風で流されたけど、その後、再設置も済んだようですね。姿はこれとそっくりだけどやっぱり違うので、見比べてみてください。
ぐるりと一周しながら撮っていると、サインを見つけました。
松本市美術館はど派手な外観だけでなく、こんな憩いの空間も。カフェもあって、地元の人がふらりと訪れられるようなそんな場所でした。
ランチは鰻丼!何度か鰻目当てに訪れた上諏訪駅まで行くのもOKでしたが、松本駅近辺にも鰻屋さんがいくつかあります。前にも一度覗いたことのある「うなぎ本間」に行ってみました。
前に入らなかったのは「井上百貨店」という名ばかりが百貨店のショボいビルの地下に持ち帰りと併設して店舗があり、そのくせそこそこのお値段を取るのでやめたのでした。
今回はすでに13時を過ぎていて、うろうろしているうちにランチの時間が終わってしまうので入ってみました。ビールがあるならOKと思っていたら「お隣の酒売り場で買って持ち込んでください」と。えーっそんなお得な方法がありなの?
肝吸い付きで2切れ入り3,960円。ビールも日本酒も持ち込めることを考えると、まぁいいんじゃないかと思います。しかもグラスは出してもらえます。
駅へ戻り、毎度のことながらMIDORI松本で野菜を買っています。地元のにんにく1,200円、りんご780円、トマト380円、きゅうり150円。
黒姫高原ソフトクリームもいただきました。
甘いものはとりあえず買って帰らないと、何もなーい、とあとになって不満になるのでふたつ購入。開運堂の徳本峠くるみもちと竹風堂の栗ようかん。
安曇野方面へは年内さらに2度訪れています。2月購入の日本酒備忘録2本の後に続けます。
2023年(令和5年)9月22-23日(金-土)
前夜から北アルプスへの日帰り登山のため、安曇野を訪れています。早朝から登り、下って来たのは17時。かなり緊張を強いられる下山を終え、くたくたです。
たまには安曇野を離れた宿にしようと選んだのが、浅間温泉「別邸 一花」。浅間温泉と聞いたら群馬を連想する人もいるんじゃないでしょうか。群馬には浅間山も浅間高原もあるけど、その名での温泉はありません。浅間温泉は松本駅からバスで20分の長野県にあります。
相棒は別行動だったので、とっくに寛ぎ中。私の到着が19時近くなっており、夕食開始のラスト時刻が迫っていて焦っていたようでした。だから外観や部屋の画像を撮ることも出来ず、シャワーもままならず、着の身着のままで夕食会場です。個室が用意されていました。お飲み物はとりあえず、ビールでしょ。エビスビール(900円)です。
登山では途中にエネルギー切れを起こすと危険なので相当のカロリーを取る必要があり、登りながら体力維持のため歩きながら少しずつ食べます。消費カロリーも多いけど、摂取カロリーも相当。そこへこの食事量。帰宅するとかなりの体重増でした。
先付 小柱ぬた和え 鱧南蛮漬け
お造り 石川真鯛 沖縄赤烏賊 鮪 妻一式
台の物 信州牛プレミアムステーキ 野菜彩々
林檎を食べて育ったプレミアム牛を、脂身ではなく牛肉本来の味をご賞味頂く為、敢えて赤身肉をご用意いたしました。
「敢えて赤身」と書かれているけど、それでもじゅうぶんサシが入っているよね。お塩やなめこの入った大根おろし、お味噌でいただきます。
ハウスワイン(2,700円)もボトルでいっちゃいましょう。良心的な価格です。
お椀はメニューに載っていません。でも、このタイミングで提供されています。
焼き物 鱒 幽庵焼き サラダ仕立て
揚物 穴子 海老 舞茸 天婦羅
見た目どおりいまひとつ(笑
食事 浅利 長葱 窯炊き御飯 味噌汁 香の物
取り忘れなのか、このときのお味噌汁が画像に残っていません。浅利のお味はいまひとつだったから、たぶん生じゃないね。
水菓子 抹茶プリン 巨峰添え
全体に「そこそこ」というのがこの宿の印象。これまで私が多用してきた1泊朝食付18,000円/人クラスの宿であれば、満足だったと思います。でも、ここはもう少しお高い。
さらに温泉も見てみましょう。翌朝の貸切露天風呂です。
家族で入るなら内風呂でも申し分のないサイズ。
続く露天風呂から景色は望めないけれど、気持ちよく入れます。
カランはふたつ。家族で交代に使うなら問題なし。
洗面所にはアメニティも揃っています。
サービスドリンクが置いてありました。コカ・コーラの冷蔵庫だけど中味はサントリーで、ザ・プレミアムソーダ FROM YAMAZAKIが置いてありました。貸切風呂は悪くないと思います。
朝食はどこでいただいてもさほど感激することはないので、まったく問題なし。
工夫が見られるのは、ご飯を各自の釜で炊き上げるところ。このごろこういうのが増えてきましたね。
小鉢も取り敢えず充実しています。干物は金目鯛かな。
湯豆腐はセルフで。
がんもは温かいものを持ってきていただけたと記憶しています。
感想がほぼなくてすみません。悪くはないけど良くもないといった印象でした。部屋は畳敷きにベットを置いた和洋室のスタイルでしたが、きれいに改装されていて居心地は悪くない。でも、一見良さそうに仕上げたありきたりの部屋は心に響かなかったのかと思います。とりあえず女子会というなら、たぶんいい。この界隈は星野リゾート「界 松本」や「ホテル玉ノ湯」のほうが格上のはずなので、それを追うといった位置付けだと考えるとわかりやすいかと思います。
1泊2食47,600円/2名(入湯税込み)
浅間温泉全体が高めの設定のように思います。これだったら先の穂高駅へ行って「お宿 なごみ野」や「にし屋別荘」に泊まる方を俄然お勧めするかな。昨今の物価高で18,000円クラスの宿が値上がりして、この価格になっていっただけというほうが合点がいきます。お泊まりの満足度を価格に見合わせて得るのは、なかなか難しくなりました。
2023年(令和5年)9月21-22日(木-金)
昨年は登山にチャレンジしました。登山口までは何度か訪れたもののその先へは自信が持てなかったところ、お誘いをいただきました。幸いに登山道具のレクチャーまで受けたことでとりあえず装備は万端。前泊してまずは日帰りで行ってきました。
仕事を終え、特急あずさに乗ります。夕食に用意したのは赤坂有職(ゆうしょく)の彩肴弁当(1,458円)。
赤坂有職は、茶巾寿司とちまき寿司発祥のお店だそうです。お供は毎度おなじみモンデ酒造のスパークリングワイン。
茶巾寿司といえば京樽の茶きん鮨だと思っていたのだけど、違ったのね。
お弁当の中身はその茶巾寿司と太巻。
野菜の炊き合わせと出汁巻き玉子、魚は鱈の西京漬けかな?
緊張を和らげるにはお酒だろうと、相棒が用意してくれていたのは倉敷の菊池酒造「燦然」。いつもほど飲むわけにはいかないので、指定されたホテルに到着後は、翌日の打ち合わせをして早々に就寝です。
翌朝は5時に出発しました。いつもは歩いて登山口へ行く林道は、真っ暗。反射板を頼りにそろそろと進むしかない漆黒の闇。車の運転は相当慎重を期す必要があったことでしょう。少し間違えると谷底へ落ちかねない道です。
登山口へ到着すると天候は雨。レインウェア着用で蒸し暑く、かなりスローペースになりました。記録によると、5:37一ノ沢登山口に到着 ⇒ 登山届を出して5:51から登り始め ⇒ 常念乗越11:04着となっています。連れられて行っているので画像はほぼナシです。
関西には高い山はあまりなく、大阪最高峰の金剛山で1,125m、小学生の遠足で行くことの多い生駒山は642m。何度か登った六甲山でも900mぐらいだったはず。ハイキングはよく行きましたがこんなに高い山は初めてで、かなり緊張しました。行動食を食べてエネルギー補給をしながら黙々と登ります。
この分岐点までで2,460mもあるのですが、登山口も既に標高が高いので、高低差はそんなにないからと聞いて登ることを決めました。でも改めて確認すると1,100m以上!後ろには常念小屋の赤い屋根が見えています。
登頂したころに雨が上がりましたが、安曇野方面はほとんど見えません。
反対側は槍ヶ岳の方角。こんなにガスがかかっているのに、ご褒美のように姿を現してくれています。三角に尖って突き出しているのがそれ。本当に槍だよね。まさかこんなところまで来られるとは。誘っていただいたときはかなりビビりましたが、感謝です。
ちょうどそこへ常念小屋への物資を積んだヘリが到着しました。荷物を下ろしているところです。
間もなく踵を返すように去っていきました。カッコイイ。優れた操縦技術を感じます。天候が安定したわずかな隙に荷揚げして、山小屋の運営を支えているのですね。
左へ登ると標高2,857mの常念岳。なだらかに見えますが、既に2,430mまで登って来た身からすると、うんざりするほど長い上りに見えました。
でも、私たちは槍ヶ岳を横目に右手の横通岳の方へ向かいます。
この横通岳(2,767m)を登頂するルートも検討しましたが、帰りの体力を残しておくために中腹を横切るトラバース道を選びました。この先は東天井岳、大天井岳(おてんしょうだけ)を越え、燕岳(つばくろだけ)へと続く人気ルートです。
これまでハイキングしかしてこなかった私には、かなりハードな道でした。登りはガラガラと石だらけの道を登り、川を渡り、急な階段を上り、このトラバース道へ来ても滑る岩の上を神経を使って歩かなければなりませんでした。慣れている人にはわかりやすいルートだそうですが、初心者の私には連れて来てもらっていなければ、足元にだけに気を取られてどれが登山道かもわからなかったと思います。
とりあえず、今回は様子見だけだったのでここで引き返しています。地元中学生であれば遠足でも登ると聞いていましたが、私にはじゅうぶん緊張を強いられる難しいルートでした。すでに槍ヶ岳は姿を隠していますが、こんな天候下で見られる瞬間があっただけでも良かったです。
常念小屋へ戻り、昼食を食べて下山しました。このあと安曇野へは年内2度訪れており、そのうち一度は山小屋泊でこのルートに再挑戦しています。
13:49 常念乗越から下山開始 ⇒ 16:55 一ノ沢登山口通過 ⇒ 17:13 駐車場着
帰りは3時間余りで下山していますが、疲れているのでストックがなかったら危なかったと何度も思いました。レインウェアや登山靴などの装備から教われて本当に良かったです。あとは、一ノ沢登山口付近でいつも猿の集団に出会うのが恐怖。いつも目を合わさないようにそうっと通るのですが、それにもかかわらず今回は後ろから襲われかけそうになりました。子どものころに大阪北部の箕面の滝で野猿に叩かれたことがあるので、本当に怖いです。
このあと、温泉泊です。