英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【クロアチア】ブレクの作り方

 
日本で唯一のクロアチア料理店でも、クロアチアのパンには出会えませんでした。
もう、日本での再会は絶望。
自分で再現するほかありません。
 
かくいう私、2年ほどパン教室に通っていました。
メインの教室1ヶ所と、さらに5~6ケ所、短期のコースや単発などに行っています。
しかし、自分にはまったくパン作りの才能がないことがわかって断念。
自家製酵母なども起こしましたが、酵母の頃合もそうだし、パンの発酵具合の見極めもさっぱりわからなかったのです。
 
それ以来、目下ホームベーカリー一辺倒。
手ごねなんて10年近くしていないし、ロールパンですら記憶に残っていません。
でも、あのしっとりもっちりパンの再現は無理でも、ブレクならできるかも。
調べてみました。
 

 
ブレクと言えば、メジャーなのはひき肉入りなのだそう。
私はチーズ好きなので、チーズ入りばかり選んでしまったので、本場のブレクの味はさっぱりわかりません。
 
私が食べたチーズのブレクの場合、パリッパリの生地にカッテージチーズとクリームチーズを混ぜたようなチーズが巻き込んでありました。 
                              (画像はお借りしました)
 
パリッパリというのは、なんとなくわかるでしょうか?
これ、調べてみると、トルコ発祥だとか。
セルビア料理と書かれているのもありました。
 
作り方を見ると、生地にはイーストが含まれていません。
小麦粉(中力粉あたりが妥当らしい)と塩と水だけ。
 
それで気がつきました。
台湾へ行かれたことがある方なら、葱油餅を食べたことがおありでしょうか。
この生地が同じ作り方なのです。
 
私も永康街のこの店で食べています。 

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                       (画像はお借りしました)
 
 
20年近く前、中国人の友人に作ってもらったことがあります。
そのときも、あのパリパリ感がすごく好きで、再現を試みたことがありました。
今よりネットも発達してなくてうまくできませんでした。
好きなものは、形を変えてもどの国で出会ってもわかるということですね。
台湾でも、この店で食べたときには再会がとても嬉しかったです。
 
 
ブレクの場合のコツは、寝かせた生地をひたすら薄く薄く伸ばすこと。
動画によると、透けるほど薄く大きく伸ばして、チーズを巻き込むようでした。
その伸ばし具合たるや作業台いっぱい、もう伸ばせるだけ伸ばす感じで。
(ちなみにレシピは、違うものを使いました、動画は新しく発見)
 
 
ただ、今回私がチャレンジしたのは、もっと簡易版。
春巻きの皮にフェタチーズを巻き込んで、オーブンで25分ほど焼くだけ。
なーんとなく雰囲気はOKでした。
かなり塩気の強いチーズなので、他の薄味のチーズを混ぜるほうがいいかも。
生地は春巻きのほか、フィロシートというのがネットでも買えるようです。
 
もうひとつ作ったのが、夕食として食卓にのせられるもの。
春巻きの皮を1枚敷いて、その上に下記のひき肉バージョンの具を乗せ、さらに皮を1枚敷いて、フェタチーズを散らし、また皮を敷いて、ひき肉を乗せ・・・皮を乗せて、バターを塗って焼きあげる。
 
簡単ですが、とても美味しく出来上がりました。
 
【ひき肉バージョン】
① 合挽きミンチ300g+玉ねぎのみじん切り1/2個を炒める
② あればVegeta(ボスニア料理の香辛料)、なければコンソメの粉末と
  塩コショウで濃い目に味付け
 
【チーズバージョン】
フェタチーズ(割と普通のスーパーでも200g480円ぐらいで売っています)
  なければカッテージチーズやクリームチーズ、リコッタチーズなどに塩を足す
② ブレクの場合はこのままでOKですが、卵1個とチーズ、パセリをよく混ぜる。
 
それぞれ、溶かしバターを塗って180℃に予熱したオーブンで25~30分。
 
これを、それぞれ単一の味でも、交互にのせてもOK。
ぎっちり乗せるというより、バラバラぐらいで大丈夫。